115系中間車の工作21-Hゴム・戸当たりゴムの色入れ2021年10月13日 21:17

車体の色も塗れて塗料が乾いたところで、各種ゴム類の色入れです。
まずHゴムの色入れ。グレーのHゴムは、ねずみ色1号のプラカラー塗料をカラス口を使って塗っていきます。カラス口は昔使われていた製図用品で、模型工作でも細い箇所の色入れに使うことができます。(写真上)
黒のHゴムは、安易に黒マジックで塗ります。モハ114-1000、モハ115-1000の扉窓は実車の写真を見ると金属縁が露出した金属押さえですので、KATO原型の銀色モールドのまま未着色で仕上げます。(写真下)

戸当たりゴムの色入れ。更新車のモハ114・115-0とサハ115-1000の一部の戸当たりゴムは黒色、それ以外はグレーの色を入れます。色入れに使ったのはエナメル系塗料。いずれもハミ出しを気にせずに戸当たりゴム周辺に塗ります。KATO完成品ベースのモハ114・115・サハ115-1000は、色入れ前に戸当たりゴムをカッターでなぞって筋彫りを深くしておいた方が色がよく乗ります(写真上)。塗料が乾いたら溶剤を綿棒に染み込ませて拭き取ります(写真下)。

グリーンマックスキット組のモハ114・115・サハ115-0は、はめ込み窓で完成品に比類する仕上がりになりますが、特に戸袋窓部分で窓ガラスの成形の厚さが不足しているようで、従来のGMキットよろしく車体断面が見えてしまいます。この部分を目立たなくするために、断面に艶消し黒をエナメル系塗料で色入れします(写真上)。
こちらも塗料が乾いたら溶剤を染み込ませた綿棒で窓周りをこすり、窓にハミ出した塗料を拭き取ります。(写真下)

かくして6両分の色入れが完了。
次は車体塗装の修整です。