209系ウラ5編成の工作01-着工2022年04月01日 20:43

早いもので2022年度も明けてしまいました。
年度明け一発目の工作ネタは、ジャンクで買い集めた川重製209系です。
209系は以前持っていましたが、ひょんな事が理由で一旦手放したものの、日本の鉄道史に残る怪作というかエポックメイキングな車両を手元に残したいと思い、再びジャンク品をコツコツ集めてきました。

まずはジャンク品の塗装落としから。
3両ずつIPAに浸けて塗装を落としていきます。

扉枠周りの塗装ですが、かつてのジャンク再生品E501系は車体と同じシルバーに塗っており、実感味に欠けるので、今回のジャンク再生ではそのあたりにも拘ろうと思います。



209系ウラ5編成の工作02-スカイブルー帯の塗装2022年04月02日 10:37

3両分ずつ4回に分けて車体をIPAに浸け、12両分の車体の塗料を落としました。
ここから塗装開始です。

まずはスカイブルー帯(GM青22号)の吹き付けから。
帯の部分を中心に青色を吹いていきますが、結果的に大体車体全体を塗ってしまいました。
この状態だと103系リバイバルラッピングに見えそうです。

埃の噛み込みとか塗料の落とし残しとかが散見されるので、エアブラシ用の溶剤やファレホのブラシクリーナーを綿棒に染み込ませて拭き取ります。
ファレホのブラシクリーナー(以前Twitterで聞きました)は溶剤よりもマイルドで塗装面を傷めずに埃取りができますが、ゴシゴシ強く擦るとやはり塗装面を傷めてしまうため注意が必要です。

209系ウラ5編成の工作03-車体シルバーの塗装2022年04月03日 17:58

マスキング開始。まずはスカイブルーの帯を、1mmと2mmのマスキングテープで塞いでいきます。
とりあえずクハ3両だけマスキング。1両マスキングするのに15分くらいかかるのですが、急いでやっても綺麗に仕上がらないので、焦らずゆっくり作業を進めていきます。
青地に黄色帯の車体はウクライナ国旗のようでもあります。
途中マスキングテープの在庫切れも起こしましたが、無事マスキングが完了しました。

一晩明けて、シルバーを塗りました。

シルバーを十分乾燥させたら、扉枠を塗り分けるためのマスキングを進めます。
マスキングテープで扉枠周囲と扉の下半分をマスキングして、扉の上半分はマスキングゾルでマスキングします。
片側側面をマスキングするのに30分近くかかりますので、多分今日中に扉枠の塗装まで辿り着かず、面倒臭いです。

209系ウラ5編成の工作04-扉枠の塗装とマスキング剥がし2022年04月09日 12:25

1週間かけて、12両の扉枠のマスキングが終わりました。
マスキングの終わった扉枠にシルバー(クレオスのメタルカラーアルミ)を吹き付けます。車体をしっかり乾燥させてから扉枠部分を綿棒で磨いて艶出しをしてゆきます。
細い部分ですが、幅の広い靴ずり部分をしっかり磨くと艶が目立ちます。

満を持して緊張のマスキング剥がし。
マスキングを剥がしてみると、せっかくピカピカに塗り分けた扉枠がベースのシルバーと同化して全く目立たないほか、車体の青22号の帯も完成品(6扉のサハ208)と色調が異なります。
もっと言うと一部の車両では塗装が毛管現象でマスキングしたところに染み込んでしまい、見苦しくなってっしまいました。



209系ウラ5編成の工作05-スカイブルー帯の塗装やり直し2022年04月10日 01:06

いろいろ悩みましたが、塗装をやり直すことにしました。
IPAにドボンして塗装を剥離します。

今回はまず室内を塗装。室内は実車より明るめかもですが、隠蔽力が強いのに期待して、クレオス#97(灰色9号)に塗装します。
塗装後、塗料を乾燥させて室内をマスキングします。

問題の青帯ですが、青22号(GM#6)に塗っても、東武ライトブルー(GM#24)に塗っても、どうもしっくり来ません。思い切って両者を調色することにしました。

試行錯誤と官能検査(家族にサハ208完成品の帯色と調色塗料とを見比べてもらった)の結果、青22号:東武ライトブルー=概ね1:2の割合で調合した色が一番近い色になりましたので、これを車体に塗装。
完成品のサハ208と並べても青色の違いは分かりません。
この状態で一晩乾燥させます。