2022大糸線の旧型国電02-動力ユニットの問題2022年05月03日 16:55

ゴールデンウィーク後半の1日目。
209系電車のインレタ貼りをしようと思ったのですが、25年以上前の完成品に付属していたインレタが悉く劣化して転写できませんでしたので、工作は中止。後日新しいインレタを買ってくることにしました。

そんな訳で工作するネタが無くなり暇になった今日は、次に工作する予定の大糸線旧型国電の工作の準備として、ジャンク箱から動力ユニットを探していました。
旧型国電や気動車には、「文鎮動力」と通称されるグリーンマックスの旧型動力ユニットを愛用しています。多少高めに電圧をかけてあげないと起動しないのとメカニカルノイズが煩いのが難点ですが、旧型国電や気動車には逆にうってつけの動力だと思っています。

しかしながら動力ユニットの生産が終わってから時間が経ち、しかも手持ちの在庫も部品取りのドナーになったジャンクしか残っておらず、今回の旧型国電にそのまま使えません。

そこで、動力ユニットの1個だけでも再生できないか、ジャンク箱をひっくり返して使えそうな部品を総動員しました。
まず台車。GMの旧型国電にはピッタリのTR23(DT12)型台車を履いた製品はありませんが、ジャンク箱からこれと形状の似ているDT13型台車の動力台車枠が発掘されました。旧型国電用の軸距の長いフレームやギアも出てきたことから、これを組み立てて今回の作例に流用することにします。
ジャンク品を組み立て。動力車輪のゴムが切れていたりギアまわりの動きが渋かったりしますが、これは後日整備すれば何とかなりそうです。

次に床板と一体化した動力ユニット本体。
モーター周囲をスッポリ覆う鉄製のウェイトと床板とを固定するネジがありません。また、モーターと動力台車とを結ぶ20m車用シャフトもありません。さらに、1個はモーターを床板に固定するピンが折れてしまっていました。
手元には20m車用動力2個と18m車用動力1個が残っておりましたが、再生できたのは18m車用動力1個のみで、旧型国電に使うことはできません。

さらにジャンク箱を漁ってみたら、「文鎮動力」のさらに1世代前の動力ユニットのジャンク品が出てきました。1980年代に生産されたGM動力の模様です。
最悪、この動力を使用すればよさそうなところですが、床板と床下機器が一体整形で、床下機器を削らないと旧型国電の床下にならないのが悩みどころです。