バスコレクションの再生'24-09_方向幕の表現、そして完成 ― 2024年11月13日 05:42
バスコレの工作もそろそろ最終章。関東バスと東武バスに方向幕を付けました。
関東バスは映える長距離路線を付属ステッカーから選んだ結果、「56 日光東照宮」に、東武バスはテプラで一番小さい文字を選んで「真岡・下館駅(昔の東武バスは下館・水戸など水戸線沿いにも路線網を持っていたんです)」を貼りました。
方向幕の続き。最近のクルマに見られるLED表示ですが、ちょっと考えた結果、橙色のテプラに文字を反転印刷することを思いつきました。これで簡単に黒字に橙文字のLED幕が再現できます。
自由形バスなので、行き先も自由に。
最後に、バスコレのディティールで表現されていないルーバーの追加表現。塗装だと上手く表現できそうになく悩んでいましたが、これも透明テプラに網掛け(濃いめ)を印刷し、車体に貼ることで表現しました。
これで、富士重工5Eのモダンな車体にいすゞの名器DH100Hエンジンを搭載した、都営バスいすゞK-CLM(昭和57・58年度予算車)がバッチリ再現できます。
東武バスのリアも、ルーバーが網になっているのを同じ技法で表現。
こちらはオレンジのデカールに隠れて控えめの網表現になりました。
かくして今年度のバスコレクションの再生が完成。
写真は都営バスいすゞK-CLMの公式側側面です。窓ガラスに若干ヒビが入ってしまいましたが、ワンツーマン仕様も再現しております。
こちらは、LED方向幕もモダンな、自由形バス譲受車の2台。川崎市交通局から買った三菱ふそうエアロスターKと京成バスから買ったいすゞエルガノンステップバスです。
こちらは、自由形バス自社発注車の3台。微妙な仕様差が目立つ長距離路線用のトップドア車2台と小粒ながら存在感のある日野レインボー中型バスが並んでいます。
完成したバス8台を俯瞰で眺めてみます。
バス8台を出入口側から眺めてみます。
最後に、バス8台を非常口側から眺めてみます。
各車個性を主張しており、大変満足です。
【バスコレクションの再生'24 まとめ(2024.10-11)】
バスコレクションの再生'24-08_クリアー吹きと窓ガラスの組み立て ― 2024年11月09日 10:43
バス8台の工作ですが、ウインカー等各所に色入れを行います。
その後、表面保護と塗色の調整を兼ねて、艶ありクリアー(バス車両は鉄道車両に比べて洗車など塗装系の維持が出来ているという想定)を吹きます。
クリアーが乾いたら、バラバラにバラしていたバス8台の組立です。ごっちゃになっていた窓ガラスを車両別に再仕分けします。
また、塗替え前の行先を表記していた方向幕は薄め液で消します。中途半端に消したところ、使われていない白幕みたいな感じになりました。
窓ガラスの縦桟・横桟も必要なところはマジックで黒く塗ります。
これのおかげでP-排気ガス規制キュービック(1984〜1989)がU-排気ガス規制キュービック(1990〜1995)に化けました。
かくして、バス8台を再度組み立て。
いい感じに仕上がりました。あとは方向幕やルーバーを仕上げて、完成です。
バスコレクションの再生'24-07_各種バスの色入れとデカール貼り ― 2024年11月03日 12:30
工作中のバス。塗装も終わったので色入れします。
バンパーに艶消しブラックを色入れします。
その後にライト類にシルバーを色入れします。
バス8台の前面に色入れが完了しました。
その後、関東バスと東武バスに、KOIDE BUS&STRUCTUREのデカールを貼ります。
十数年ストックしていたものですが、デカールの劣化もなく綺麗に貼れました。
余計なデカールは、乾燥してから買ったーで切り込みを入れて剥がします。
もう1台、東武の3扉車に過去買っておいてストックしていた某社のデカールを貼ろうとしたのですが、こちらは劣化していて断念。。。3扉車の工作はしばらくお預けです。
最初に車体塗装のデカールを貼って乾燥させてから、会社名表記、出入口等細かい表記を貼って仕上げていきます。その結果、こんな感じに仕上がりました。
バスコレクションの再生'24-06_各種バスの塗装 ― 2024年10月30日 00:30
自由形バスが塗り終わったところで、引き続き東武バスと関東バスの塗装、都営バスのタッチアップに移行します。
まず都営バスはごく僅かな緑色のナックルラインが欠けているところに、自家調色したグリーンをタッチアップします。
その後ナックルラインをマスキングし、自家調色(GMクリーム1号:GMクリーム10号:クレオスホワイト=約1:1:2)したアイボリー色を車体全体に吹きます。ちょうどいい感じのアイボリーになりました。
その後、車体裾を除いてマスキングし、ベージュ(タミヤ#44タン)を吹きます。
マスキングを剥がしたところ、元のグリーン部分に文字が集中して描かれていたのは塗り替えなかったこともあり、市販品に混ぜても違和感なく仕上がりました。
次に関東バス。「三筋」と呼ばれる赤ラインはデカールで再現することとしましたので、地色の白とベージュとグレーをマスキングで塗っていきます。
まずホワイト(クレオス#1)を塗り、窓周りと前面をマスキングしてからタン(タミヤ#44)を吹きます。
その後、車体裾を残してマスキングし、ねずみ色1号(GM#9)を吹きます。
最後は東武バス2台。オレンジの塗り分けはデカールを使用しますので、地色のアイボリー(先の都営バスに塗ったアイボリーと同じ調色をした塗料)を塗り、マスキングをして窓周りにブラックを塗ります。
バスコレクションの再生'24-05_自由形バスの塗装〜普遍的な塗色を求めて〜 ― 2024年10月23日 19:33
自由型バスの塗装です。
どこにでもいる平凡なバスを再現したく、昔からある「普遍的なバスの色」ってどんな感じなんだろうか?としばらく考えていました。
戦後航空機塗料の放出で在庫がダブついた銀色+色帯?
タイヤ部分を波を巻くような塗り分け?
色々考え、文献やネットでも調べた結果(「80s岩手県のバスその頃」が参考になりました)、「銀色に青帯(西肥バス、静岡鉄道、新潟交通、臨港バスの旧塗装)」が一番普遍的な塗装だろうという結論に至りました。
そんな訳で自由形バスの塗装は「銀色に青帯」とし、まずは車体に青帯となるブルー(タミヤX-4)を吹きます。この時点では国鉄バスを作っているようにも見えます。
その後2mmのマスキングテープで青帯をマスキングし、車体色のシルバーを吹きます。
試しに1台窓ガラスを嵌めて仮組み。
窓下の帯が太く先に挙げた実例とはイメージがちょっと異なっており「どこにでもいる平凡なバス」にしては若干自己主張をするようになりましたが、逆に太帯の方が企業ロゴが入らなくてもそれっぽい感じになるので満足です。
試しに1台、ガラスをはめてみましたが、いい感じです。
自由形バスの塗装の仕上げに前扉を艶消しブラックに塗装。前扉は黒く塗った方がモダンな感じがして好ましいです。
その結果、こんな感じに仕上がりました。
写真いちばん後ろの、前扉後ろの「段」が少ないノンステップバスは、他とはちょっと雰囲気が異なって見えます。
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