板キットから東武81105Fを作る27-床下の工作2020年10月07日 00:32

今まで車体工作で精一杯で放置していた、床下機器の工作です。

モハ8300の床板は、GMストアでバルク品が再販されていた、東武8000系車体一体キットの中間車用を使用することにしました。
床板と室内を再び塗装しましたが、ちょっと車内床の色が異なる色調に塗り上がってしまいました。

最初8月15日の記事で話題にしていた通り、床下はキット付属品のまま行けるか?と思い、最初キット付属品をそのまま接着しておりました。
しかし、モハ8200以外の床板ですが、ネットで実車のスリットカメラ写真などを見ているとやはり実車と異なる点がいろいろ不満に思えてきましたので、接着した床下機器を外して並べ替えることにしました。

床下機器は一旦全て外し、実車の写真とニラメッコしてして、使えそうなパーツをジャンクの床下機器からランナーごと拾って行きます。
床下機器の取り付け前に機器の塗装。床下機器の表面をタミヤTS-4ジャーマングレーで、裏面を艶消しブラックで塗装します。
この時台車も一緒に塗装しますが、台車は塗装前にメタルプライマーを吹いておきます。
その後、実車写真を見ながらランナーから切り離し、並べ替えて接着します。パズルみたいで楽しい作業です。
キーとなるのはモハ8300のC-2000コンプレッサーとブラシレスMG、クハ8100のバッテリー箱、両端クハの2連空気タンクです。
キーとなる床下機器以外は、それっぽいパーツを付けてごまかしたところも多々あります。。。

で、残る動力車モハ8200の床下機器、幅が広すぎて納まっていません。全面的に床下機器を幅薄く削る必要があって('A`)マンドクセですが、床下機器の裏面を削りました。
削るのに使ったのは、GMマニュアルでも「大き目のヤスリでザッと一削りで済ませた方が良いのです」と解説があった大きい金ヤスリで、ヤスリの上で床下機器裏面を滑らせてガリガリ削ります。
その結果、床下機器は現代のGM完成品と同等に薄くなり、コアレスモーター床下機器にもスンナリ納まるようになりました。

あと、前面スカート・ダミーカプラー・ジャンパ栓受けも、ランナーから切り離し、余計なジャンパ栓受けを削り(クハ8100・クハ8400どちらも海側)組み立てておきます。

板キットから東武81105Fを作る25-ナンバー入れ2020年10月03日 03:34

インレタ転写開始。
GMのインレタに81105Fそのものは収録されていませんので、81118Fのインレタから「社紋+8x1」を拾い、「0」「5」はバラ数字から拾います。
「0」の収録数が少なく、数字拾いはストレスのかかる仕事ですので、チマチマと進めていきます。
悩んだのが転写位置。車両中心ではなく、(方向幕とは反対側の)表示灯がある位置の直下に数字が来るように、社紋はその左側の窓柱の下に来るようにします。
以前に組んだ5050系のキットでは、その辺の位置関係を全く把握しないままインレタ貼りをしておりました。

1時間ほどの作業で側面の車番インレタが転写できましたので、引き続き靴ずりの表現をインレタで再現します。
今回使用したのはサザンライツのクツズリインレタ(1300mm幅「B」)です。
こちらも、1時間ほどの作業で、靴ずりの転写終了。側面が引き立って見えます。

問題は前面、オデコのナンバーの転写です。凸凹しており、そのままインレタを転写しても綺麗に数字がならばなさそうです。
一度クリアデカールに転写して、クリアデカールごとオデコにスライドする方法で再現しました。
81105はちょっと上の数字が剥げてしまい、ナンバーの数字が色褪せた風にも見えます。

インレタを転写してから、車体に半艶クリアーを吹いて保護します。
車体の艶の表現が均一化されました。ウットリ・・・

板キットから東武81105Fを作る24-前面周りのディティール2020年10月01日 02:14

早いもので激動の2020年ももう4分の3を廻ってしまいました。来年こそは良い年になりますように(その前にあと3ヶ月今年もいい年になるよう努力しよう)・・・などと能書きを垂れている今更ながら気がついてしまいました。

宇都宮線の8000ワンマン車ですが、越生線の8000ワンマン車と違って、ジャンパ栓が撤去されてステップ一体型のドアセンサーが追設されている・・・・YouTubeで実車動画を見ていて気がつきました。マイクロエースの東武8000宇都宮線の写真を見てもドアセンサーがちゃんと表現されております。

という訳で、前面ステップ部のドアセンサーを追加しました。
Plastructの1.6mm角H型鋼形プラ棒のリブを3辺削り(1辺は斜めに削る)、3mm弱の長さに切り出します。前面ジャンパ栓とステップを削って接着し、削り跡に自作ステップを接着します。

再度ホワイトのタッチアップ塗装を実施。それっぽいものが出来ましたが、やはりオーバースケールです。

ドアセンサーを取り付けて落ち着いたところで、ヘッドライト・テールライトを作ります。
東武10030系キットのヘッドライトパーツの裏面をクリアーレッド(テールライト部分)→銀色に塗り、ヘッドライト部分を0.8mmのドリルで凹状に座繰ります。
これでHID灯本体と周囲の反射板を表現、そのままヘッドライトの孔に収まる寸法に切り出し、車体のヘッドライト開口部に嵌め込みます。
点灯こそしませんが、なかなか実感的です。

と、ここまでは良かったのですが。
せっかく作ったヘッドライト・テールライトパーツを飛ばしてしまい1個紛失・・・
また東武10030系キットのヘッドライトパーツを買うところからやり直しです。。。

板キットから東武81105Fを作る23-クーラーの色入れ2020年09月27日 01:04

車体ヒビ割れ補修の間を縫って、屋上クーラーの仕上げをします。
まずは屋上クーラーメッシュへの墨入れ。
薄く溶いたエナメル系塗料の艶消しブラックを、クーラーメッシュの目に、少しずつ流し込んでいきます。ハミ出たところは綿棒にエナメル系溶剤を染み込ませて拭き取り。
32箇所あるメッシュの色入れに30分ほど要しました。

クーラー側面のルーバーは、古いペアーハンズ製のステッカーを貼って再現します。
ステッカー自体が硬くて台紙から剥がしにくいこともあり、作業には慣れが必要です。

眼鏡を外して1時間ぐらい集中して作業して、全部(4両分)の作業終了。
だいぶ屋上が賑やかになりました。
妻面ルーバーのディティールの「彫り」が浅く墨入れが難しいため、有難いステッカーです。

板キットから東武81105Fを作る22-車体に入ったヒビの補修2020年09月26日 09:40

マスキングテープを剥がしている際に、ドア窓から車体上部にかけて車体にヒビが入ってしまいました。
とりあえず表面は塗料を盛り上げるように筆塗りして誤魔化そうとしたけど、ヒビは隠し切れません。

ヒビを本格的に直そうとすると別の箇所にヒビが入ったりして車体の損傷を悪化させそうで怖いですが、このままではあんまりなので補修することにしました。
車体が割れた部分にプラ角帽で裏打ちし、車体表面はメタアクリル系接着剤を山盛り。接着剤が乾いてから、切断面にパテ盛りして電動ヤスリで平滑にしました。

補修箇所以外をマスキングをして、帯のブルー→車体色のホワイトの順にエアブラシでタッチアップ塗装します。
なんとか補修は完了。
なお、ドア部分のヒビは補修を諦めました。