快楽園54-完成記念写真の撮影2025年05月05日 14:38

関東鉄道バスと当時モノの自動車を出して、この度仕上がった快楽園モジュールの記念写真を撮ります。
写真は快楽園モジュールの写真撮影状況
背景は、試しに実物の偕楽園の写真をA4の紙にプリントして使いました。

で、まずは思いっきりズームして、普通モードで撮影。
写真は普通モードで撮った写真
やはりピントが合う位置の関係か、写真右下の気動車の顔がピンボケしております。

そこで、TG-6自慢の深度合成機能ですよ奥さん。。。
同じアングルで深度合成してもう1枚。
写真は深度合成モードで撮った写真
気動車にもピントが合っていい感じ・・・と思いましたが、背景の林にモザイクがかかったような、不自然な感じに仕上がっています。あとはボヤけていていい背景のE531系の側面も合成されてくっきり写っています。最初は気のせいかと思いましたが、上の写真と見比べてみてもおかしい感じに仕上がっています。
どうも深度合成のイタズラみたいです。。。

そこで、凝った背景を使うのは諦め、深度合成でピントを合わせる対象を少なくするべく、背景はシンプルな単色にすることとしました。
早速100均に赴き、文字通り空色の大きな模造紙を購入。これを背景に使います。
写真は背景用の模造紙
しばらく紙を広げて、曲げ癖を直します。

いよいよ撮影日。室内撮影ですが、天候も高曇りでまずまず。
LEDスタンドを2個用意し、2方向から光を当てます。三脚でカメラを固定し、絞りを開け気味にし、シャッター時に手ブレがしないようオートタイマーでシャッターを切っていきます。今まで撮ったことのない写真のため大変緊張します。
写真はレイアウトモジュールの記念写真の撮影状況
現場からは以上です。

415系電車の修繕11-中間車の下塗りとエアブラシ塗装の留意点2025年03月08日 12:37

写真は再掲ですが、先頭車のピンクサーフェーサーを吹いたところがザラザラになってしまいました。
写真はアップにして判明した加工箇所の仕上げ漏らし
切り継ぎ部の仕上げを行った後、ザラザラ面を1500番の紙ヤスリで削り、平滑な側面になるようにしました。
写真は車体の塗装のザラザラ面削り

そもそもエアブラシ塗装でのザラザラを防ぐためにはどうしたら良いのでしょうか。インターネットで調べたところ、ザラザラの原因は「塗料が対象に到達するまでに乾いてしまい、ほぼ粉状になった塗料が付着する」ためとされており、これを防ぐには⚫︎塗料の稀釈度を上げる⚫︎ニードルを広げる⚫︎エアブラシを近接させて塗装する等の対策が挙げられています。

どうしても缶スプレーでの塗装の癖から、塗料が垂れないように塗装物とエアブラシの距離を取ってしまいがちでしたが、上記留意事項を心がけて塗装しました。塗料が薄くなることから、塗料のノリが悪く長時間吹き付けがちになりますが、これは垂れのもと。そうでなくても塗料を薄く溶いており垂れがちなので、垂れそうな時は塗装を中断し、一旦乾燥させてから複数回塗料を重ね吹きします。

以上の心がけをし、先頭車修復部と中間車の下塗りを行いました。使ったのはいつものピンクサーフェーサーです。
写真は中間車の下塗り状況
車体表面には洗浄後の拭き取り繊維が残ってしまいましたが、これは乾燥してから削ればよく、少なくともエアブラシ起因のザラザラは回避できたように思えます。
写真は中間車の塗装面
色が薄いですが、これは重ね塗りの回数を増やすことでしっかりとした着色ができそうです。

貨車の車番とコンテナの並べ方2024年12月18日 04:50

物価高騰のご時世、鉄道模型の世界でも比較的リーズナブルに楽しめるのが貨物列車ですが、個人的に妥協できないのが、特に旧製品に見られる「番号被り」。一手間かけてこれを解消していきます。
写真は鉄道模型の貨車の車番を消去している状況
KATOの車両は、車番の要らないところをファレホのブラシクリーナーを綿棒に染み込ませて擦ることで車番だけが消えてくれます。
写真は車番の一部消去で番号が変わったタンク車
貨車の「日石三菱」が時代を感じさせます。。。

一方、トミックスの貨車はファレホが効かないので、調色した塗料で要らない部分を塗り潰す必要があります。
車体色に合わせて調色した塗料(コキ104の場合仙石線ブルー)を薄め、消したい車番の上に少量垂らした後爪楊枝で擦って車番を消し、さらに薄めた塗料を重ね塗りします。
写真はコンテナ車の車番変更の状況
これらの技法を応用することで、コンテナ車の「JR貨物」「JRFマーク」を消して、現代の姿に変化させることも出来そうです。

ここまで工作して思い出したのが30両近くいるコンテナ車。今までコンテナは適当に積んでいたのですが、毎朝の通勤でコンテナ貨物列車を見るたびに、「もうちょっと実感的にできないか」と思うようになりました。
写真はコンテナを適当に積んでいたコンテナ車

実車を観察していると、あずき色のコンテナの中にも背が高い20D・20G型コンテナ(コンテナ上部に白線が引いてある)が適度に混ざっています。最近増備されているこれらのコンテナがコンテナ車列に適度に混ざることで、2020年代を走る現在の貨物列車っぽく見えます。
つまり「ある時代を代表するコンテナだけを積んだコンテナ車と、その時代と前の時代、次の時代のコンテナを混載したコンテナ車とで編成を統一すれば、特定時代のコンテナ列車を再現できるんじゃね?」ということ。当たり前のことかもしれませんが、これを意識してコンテナ車に積んであるコンテナを積み替えてみます。


写真はコキ50000系列
こちらは、とび色のコキ50000系列とコキ5500。その中でも、黒色台車の国鉄時代車には緑色の国鉄コンテナ(C30・C31系列)を、台車枠交換後のグレー台車の車両には水色のJRコンテナ(C35・18系列)だけを積んだコンテナ車を1〜2両ずつ作り、それらを混載したコンテナ車をさらに1〜2両作ります。
余ったグレー台車のコキ50000で、スローガンが書かれていないあずき色のJRコンテナ(19B系列)だけを積んだコンテナ車と、水色とあずき色のコンテナを混載したコンテナ車とを作ります。こちらはJR化後の1990年代〜2000年代のイメージです。


写真はコキ100系列
一方で現代的なコキ100系列。こちらはあずき色のJRコンテナ(19系列)だけを積んだコンテナ車と、各種コンテナを混載したコンテナ車、さらにJRFマークが消去されたコンテナ車を中心に背高コンテナ(20系列)を混載したコンテナ車とをを作ります。前者は2000〜2010年代、後者が混じると2020年代のイメージになります。

なお、編成にバラエティを与える海上コンテナですが、これは現在積載区間が限定(東京〜盛岡のみ?)されている模様ですので、闇雲にコンテナ列車に組み込まれないよう、コンテナ車の車列から外して、オプションで必要なときに別途フレームのみのコンテナ車に搭載できるようにしておきます。

宇都宮ライトレールの運転席周りをリアルに2023年09月10日 00:49

宇都宮ライトレールの模型、キニシナイ(・з・)だった運転席周りのスカスカ。前面窓が大きいこともあって、やっぱり気になってきます。

ディスプレイモデルの床下にあった室内運転台パーツ(写真の黒い奴。椅子とかも付いていて割とリアル)が、動力ユニットに嵌まらない設計になっているため、こんな事になっております。
写真は運転席回りのスカスカと運転台パーツ

そこで、捨てずに取っておいた(ここ大事)運転台パーツを加工し、動力ユニットの前に嵌め込むことにしました。
室内運転台パーツを床下から外し、運転席の椅子のところで、レザーソーを使って切断します。
写真は運転台パーツの切断状況
で、切断した運転台パーツのうち前側を、LRT車体の裏側に接着します。位置決めの微調整をする必要があるので、今回の接着にはゴム系接着剤を使用しました。
写真は運転台パーツの接着状況

車体を元通り組立。加工前(左)と加工後(右)を比較すると、運転席周りのスカスカが綺麗に解消されており、また動力ユニットを装着しても運転台のコンソールが前面窓から透けて見えるようになり、大変セクシーです。
写真は運転席回りの工作の前後比較

シャコタン☆ブギ(漫画の話ではありません)2023年08月06日 00:15

某氏のブログ記事に、現在の完成品に比べ車高が高いグリーンマックスのキット(昔の、動力機構の都合から機関車の大きさが今より若干大きい時代はこれで丁度よかったのかもしれません)を組んだ車両の車高ダウンに、Bトレインショーティ用の車輪を使った例が載っていました。
なるほどと思い、早速自分も試してみました。
写真はBトレインショーティ用車輪

開封して見てみると、確かに写真左のBトレインショーティ用車輪は、右の通常車輪に比べて一回り小さいです(ノギスが無いので寸法は測れませんでした)。
写真左はBトレインショーティ用車輪、右は通常車輪
車軸ベースでは車輪径の半分だけ車高を下げられることから、あまり車高ダウン効果は得られなさそう(尤も車輪径が小さ過ぎると台車に嵌りませんしカプラー高さも揃わなくなってしまいますが)です。

しかしモノは試し、小径車輪を使ったシャコタン(今はローダウンと言うみたいですね)を試みます。試供に使ったのは、GMキットの中でも特に車高が高いと言われるマニ44。15年前の2007年の作で、当時から車両内側のリブを削ったり台車を削ったりと車高ダウンに苦労して組んでいました。
写真手前からKATOスニ41、GMマニ44、GMマニ60
車高テスト用に仕立てた編成は、マニ44と同じパレット積み荷物車のスニ41(KATO)、車輪を交換するマニ44(GM)、比較のためのマニ61(GM)の3両編成です。

で、加工前の写真が写真上で、マニ44の車輪を小径車輪に交換したのが写真下。比較のため極力大きさや位置関係を揃えました。
写真はGMキット組みの車輪交換状況
微妙ですね。
しかしながら、写真をよくみると写真左のシルバーのスニ41と雨樋の高さが揃ったようにも見え、一定の効果はありそうです。

カプラーの高さも大きく変わっておらず、連結・走行には支障は無さそうな感じから、コスト・調達面の課題(小径車輪だけで分売してくれないモノですかねぇ・・・)が解決すれば、これに統一するのも1つの方法かもしれません。