京王6000系の動力スワップ2026年06月14日 08:09

CKCモデラーズ倶楽部の新年会に持参したものの、パーミル私鉄線の坂を登らなかった京王6000系。後日の検証でも、やはり10両編成では荷が重く登り坂を走破できませんでした。
検証の結果、原因はトミーテックの鉄道コレクション用動力ユニット(以下「鉄コレ動力」)のパワー不足と考えられます。この鉄コレ動力、安価なのに加えてフライホイールが付いており集電不安定箇所の走破性も良さそうなことから、様々なシーンで多用したいところでしたが、上記の理由で長編成での使用は諦めました。

で、どうするか?とは言っても昨今いろいろモノイリなのでこれ以上鉄道模型関連にお金はかけたくない・・・
と思いながらジャンク箱を漁っていると、使っていないグリーンマックス動力ユニット(以下「GM動力」)を発見。これを活用することにします。
まずは最大10両の長編成を組むデハ6104に仕込んである鉄コレ動力を外し、ストックしていた第二世代(1980年代より製造された製品で、ウェイト中央部が凸状になっている)のGM動力に差し替えます。
写真は京王デハ6104の動力ユニット差し替え状況
この第二世代のGM動力ですが、大きなデメリットとして「床下機器が床板と一体成形」となっており、床下機器配置の融通が全く効かない点が挙げられます。しかし、このとき組んだ京王6000系の床下機器は並べ替え等はせずキット付属品のままとしていたことから、一体成形の床下機器のままでも無問題。一番大きなデメリットはクリアしました。
写真は動力ユニットのスワップ状況
動力ユニットの動作確認をし、カプラーをKATOカプラー密連型に交換し、両面テープで動力ユニットを止めます。

で、鉄コレ動力が1個余りますが、これは最大4両でしか運転しない(短編成なら鉄コレ動力でも無問題です)クハ6866に転用し、元々使っていた第三世代(所謂「文鎮動力」)のGM動力を玉突きで捻出します。この動力ユニットは、今後京王8000系の鉄コレ動力も今回同様にGM動力へのスワップによる改善を予定しているためストックしておきます。
写真は京王クハ6866の動力ユニット差し替え状況
デハからクハに流用する鉄コレ動力は、床下機器の並べ替えが必要です。鉄コレ動力からデハ用の床下機器を外して処分し、元々のGM動力から床下機器を外して1個1個切り離し瞬間接着剤で鉄コレ動力の床下に貼っていきます。
写真は鉄コレ動力への床下機器貼り付け状況

瞬間接着剤を十分に乾燥させてから、クハ6866の車体裏面のリブを削りその位置の両面テープを貼って、鉄コレ動力を取り付けます。鉄コレ動力は結構細身なので、プラ板等でスペーサーを作ってあげた方がいいかもしれません。
写真はクハ6866への鉄コレ動力の取付状況

そんな訳で、京王6000系の走行性能改善を目的とした動力スワップが完成しました。
写真は動力ユニットのスワップが完成した京王6000系の動力車
動力ユニット単体での試運転は済ませておりますが、時間があるときに坂道のあるお座敷レイアウトを組んで試運転したいところです。

京王8000系青帯の再塗装2026年03月29日 07:02

今年1月に塗装済キットを加工して作った京王8000系ですが、クリアー塗装に失敗してところどころ青帯が滲んだりピンクと青帯の間のシルバーが無くなったりしておりました。
「青帯は塗り直す」宣言をして一旦は完成させましたが、403系の塗装に合わせて京王8000系の青帯を塗り直すことにしました。

まずは青色のチョイス。京王8000系の青帯は「京王ブルー」と題する独特な青色で、近似色を探すところから始めます。手持ちの青色をジャンク車体に塗って、色味の確認をします。
写真は京王ブルーの近似色を探すためにジャンク車体にブルーをいろいろ塗った状況
塗装前の車体の青帯と見比べてみた結果、403系の時と同じくモリタの青20号が一番近い色と解釈しました。
写真は京王ブルーとモリタ青20号との比較状況

次に車体のマスキング。青帯とその上のステンレス素地とを再塗装しますので、ピンク帯と青帯下のステンレス素地、それと車端部とドア周囲をマスキングします。
写真は帯塗装部のマスキング状況
ドア部は塗料が滲まないよう、カッターで切り込みを入れて車体と密着させてからマスキングゾルを上塗りします。

マスキングが終わったら、青帯の塗装。モリタの青20号塗料を濃いめに希釈して、エアブラシで塗装します。
写真は青帯の塗装状況
塗料が乾いたら、0.4mm幅のマスキングテープで青帯部分をマスキング。青帯とピンク帯の間に、僅かにマスキングされていない部分が残されますが、ここにシルバーを濃いめに希釈してエアブラシで塗装。
写真はシルバーの塗装状況
塗料が乾いたらマスキングを外します。
何ヶ所か意図しない塗装になったので、再度マスキングしてからエアブラシでタッチアップ塗装。
その結果、こんな感じに仕上がりました。
写真は青帯の補修塗装完了状況
若干元より青帯が太くなった気がしますが、自分のマスキング能力では0.4mmより細いマスキングは出来ないためここは妥協。また一部青帯とピンク帯が車体色のシルバーを介さずに接続している箇所が出てしまいました。
それ以外は大分マシになったので、これで車体を元通り組み立てます。
写真は元通り組み立てた京王8000系
青帯を塗り直した京王8000系、あとは動力ユニットの換装が残っています。

新春!迎光!分割特急!京王8000系の工作10-とりあえず完成させました2026年01月17日 09:00

新年会に間に合わせるべく突貫工事で作ってきた京王8000系ですが、最後の仕上げに車体各所にステッカーを貼ります。

まずはライト関係を点灯させない中間封じ込めの先頭車2両。クリーム色の前面パーツを車体本体に接着する前に、裏貼りシールの種別幕と方向幕とを接着し、その後ろから両面テープで黒く印刷した紙を固定します。
写真は前面方向幕周りの工作状況
両面テープの色が目立ち、JRの211系・415系の一部で見られた「ブラックフェイスが日焼けでグレーになっている」色合いになってしまいました。

次に車体側面へのステッカー貼り。種別幕と方向幕、優先席と車椅子ステッカー(細かい・・・)と弱冷房車表示を貼っていきます。
写真はステッカー貼りの状況

最後のトドメに、中間車のパンタグラフ5基と先頭車のアンテナ4本(アンテナは製品付属のものではなく、強度を鑑みて軟質プラスチックのKATOの無線アンテナを使用)を取り付けます。
写真はパンタグラフとアンテナの取付状況
取り付けた後、パンタグラフ周囲に色入れします。

そんなこんなで、締切ギリギリでしたが、何とか京王8000系分割特急が完成しました。
写真は京王8000系の完成状況
キットと完成品とで仕上がりの差を少なくすることを目標に、素組ではなく色々アレンジして、シーズンダイヤの分割特急にこしらえました。
写真は今回製作した京王8000系の先頭車4両
側面の細い青帯が一部滲んでしまいましたので、青帯は近い将来塗り直します。よってブログのタイトルに「とりあえず」を付けました。
写真は京王8000系のケース収納状況

【新春!迎光!分割特急!京王8000系の工作 まとめ(2026.1)】
写真は京王8000系キットの中身

新春!迎光!分割特急!京王8000系の工作09-車体の組立2026年01月16日 06:00

車体の組立の前に、屋根を組み立てます。とは言っても、屋根板にクーラー・避雷器・ヒューズ箱を接着するだけです。
写真は屋根の組み立て状況
アンテナとパンタグラフの取付は、破損のおそれがあるので、最後に廻しました。

ライトユニットに方向幕を貼ります。下り側前面には、今回のモチーフになったシーズンダイヤ分割特急の「特急 京王八王子・高尾山口」を、上り側前面には「特急 新宿」を貼ります。いずれもデビュー当時の姿を再現するため、英字は入りません。
写真は方向幕シールの貼付状況
で、待ち切れずに完成品ベースの先頭車2両を先行して組み立てます。ライトユニットを取り付けたところで1枚写真を撮りましたが、すごくいいです。。。
写真はライトユニットの取付状況
車体が組み上がったら通電試験。ライトユニットからの導光量が多く、方向幕の文字が飛んでしまっています。
写真はライトユニットの通電試験状況

残るキットベースの8両も窓ガラスを固定して車体組立。
今回の車体組立には、将来の再塗装も意識して、分解できるように木工用ボンドを全面的に使用しました。手荒に扱うと部品が取れそうですが、そもそも鉄道模型なので、手荒に扱うシーンは想定しません。
写真は側面窓ガラスの固定状況
車体と屋根の固定も、将来の分解を想定して木工ボンドを使用します。
写真は車体と屋根の固定状況

動力車の車体と動力ユニットの固定。前作の鬼怒電1000系の時もそうでしたが、鉄道コレクションの動力ユニットは割と細身に作られており、そのまま実物車体幅2800mmの標準的な車体に当てがうと、左右に隙間が出来てしまいます。
そのため、プラ板でスペーサーを作って車体に接着し、車体と動力ユニットの固定には両面テープ(ある程度肉厚なので隙間を埋める一助になる)を使います。
写真は動力ユニットの固定状況

そんなこんなで10両が何とか組み上がりました。最後はステッカー貼り等フィニッシュワークです。
写真は10両箱組完了状況

新春!迎光!分割特急!京王8000系の工作08-床下と台車の工作2026年01月15日 06:16

ブログの更新日は「水・土・日・祝」と決めておりますが、京王8000系の工作が間に合わないため、朝早起きして工作を進め、それに合わせて臨時に更新します。

そんな訳で、突貫工事で床下を仕上げます。
まずはキット組の8両について、説明書通りに床板・床下機器・室内・ウェイトを組み上げます。クハ2両にはTNカプラーを取り付け、その上からスカートを瞬間接着剤で固定します。
写真は床下の組立状況

台車は、カプラーを製品付属のアーノルドカプラーからKATOカプラー密連型(下側の電気連結器で連結する奴)に交換します。連結の確実性・荒れた路面での安定性・取扱易さ・汎用性・コストを考えれば、固定編成を組むのには最適なカプラーと考えており、今後も安定供給を望みたいところです。
写真は台車の組立状況
合わせて、車輪と集電パーツ(完成品)を組み込んでおきます。

動力車。動力ユニットは、製品付属の所謂「文鎮動力」ではなく、新性能電車らしく唸り音があまりしない、一方でコストもそれほど高くない鉄道コレクション動力ユニットを使用します。
台車側面の取付孔は、鉄道コレクションとGMコアレスモーター用とで共通化されており、瞬間接着剤での固定等が必要になりますが、そのまま台車側面を取付できます。
写真は動力ユニットへの台車枠取付状況
合わせて、動力ユニットに床下機器を取り付けます。床下機器の取付枠が厚くそのまま動力ユニットにペタ付けすると床下機器がはみ出てしまうため、床下機器は取付枠から切断して1個1個動力ユニット側面に接着します。
写真は床下機器の取付状況

床下工作の締めは、走行安定性を確保するべくウェイトの増設。GM完成品はキットよりも軽いウェイトを使用しており、両者の車重を平均化も兼ねて、完成品には18m車キット用のウェイトを黒く塗って床下に、キットには18m車完成品用の小さいウェイトを黒く塗って室内に、それぞれ接着します。
写真はウェイトの増設状況