冬の長崎旅行1-1日目(国際線機材で福岡へ)2025年02月01日 20:47

今年は秋の旅行が出来なかったため、2月の1〜3日に長崎に行くことにしました。仕事は繁忙期ですが、2月3日の月曜日に限っては休めそうな予感がしましたので有給休暇を早々に申請です。
長崎までは飛行機の直行便が出ていますが、地方都市に直通する飛行機は値段が高めのため、飛行機は福岡までとし、福岡から長崎までは鉄道で移動することにしました。

そんな訳でまずは羽田空港まで移動。早速行きの電車で、今度の旅行の実り多きことを願って乾杯♪
写真は行きの電車内で早速一献を楽しんでいる状況
上野東京ライン沿線に住んでおりますので、羽田空港へは乗り換えの少ない京浜急行で移動することが多いです。ホームに元歌う電車のエアポート快特が入ってきました。羽田空港まで全駅通過です。
写真は京浜急行のエアポート快特

飛行機の時刻よりだいぶ早いですが、羽田空港到着。待ち時間の大半はカードラウンジの掛け心地の良いソファにもたれてハイボール飲んだくれて過ごしていました。
写真はカードラウンジでの一献の様子
1時間以上カードラウンジで過ごし、飛行機の時間が近くなったのを見極めて搭乗口に。乗る飛行機をよく見たら、日本航空の国内線から引退したはずのボーイング777。これは・・・国際線用機材、乗り物オタクとして嬉しくなってきます。
写真は今回乗ったJAL323便のボーイング777

リラックスできそうなファーストクラス・ビジネスクラスの座席を一瞥し(国際線で乗ろうとすると数十万〜百万単位の出費になるこの特別席に、国内線用料金に乗れるんです!)、国内線用飛行機より若干広いエコノミークラスの座席に収まり2時間のフライトです。
写真はビジネスクラスのフラットシート
写真はビジネスクラスのパーテーション付きフルフラットシートです。

福岡空港に着き、地下鉄を降りたら福岡の街は冬の雨。寒さで冷えた体に夕食の豚骨ラーメンを注ぎ込みます。
ラーメンは博多漁港で働く漁師たちに愛されてきた長浜ラーメン(博多ラーメンとは違うらしいです)。豚骨ラーメンといってもスッキリとした味わいでそんなにクドくありません。
写真は夕食の長浜ラーメン

夕食のラーメンで体を温め、博多駅に戻り、今晩の宿である鳥栖に普通電車で向かいました。
写真は鳥栖行きの普通列車

冬の長崎旅行2-2日目昼(長崎バイオパーク)2025年02月02日 23:59

さて旅行は2日目。本日は今回の旅行最大の目的である「長崎バイオパーク」を訪れるのが目的です。
なんで長崎バイオパークかというと、妻が希望したから、そして毎晩YouTubeチャンネルを見ていて動物たちと触れ合いたかったからです。
写真は鳥栖駅中央軒のホーム上売店
まずは朝食。鳥栖駅で構内販売をしている中央軒に立ち寄ります。昔ながらの駅構内売り。ここでかしわうどんと焼麦(シャオマイ・焼売)を注文しました。

ここから長崎県までは特急列車。車内は車両中央の出入口を境に左右に分かれた、他では見ない造りになっていました。
写真は特急みどり
早速車内で焼麦を肴に朝の一献♪
写真は特急みどりの車内での一献の様子
1時間強で佐世保市の早岐に到着。ここから1駅だけ普通列車に乗り換えてハウステンボス駅に行きます。
一大観光地のハウステンボスはスルーし、ハウステンボス駅付近から出るバイオパークのシャトルバスに乗り換えます。
写真は長崎バイオパークシャトルバス
バスは動物の図柄が描かれた楽しいマイクロバスでした。これに揺られて45分。

長崎バイオパークに入園します。園内のいろんな動物たちを見、そして一部とは触れ合ったり餌をやりながら奥まで。目当てにしていたカピバラ園に到着。
カピバラは、南米に暮らす大型の齧歯類で、アニメのキャラクターにもなったことから人気がある動物です。
写真はカピバラ
妻はカピバラに餌やりをしてご満悦です。

あとは暖かい地方の動物なので、冬の寒い日本では温泉が大好きです。
写真は温泉に浸かるカピバラ
ザボン湯に浸かって、気持ちよさそうです。

昼をだいぶ廻ってきましたので、昼食。昼食は佐世保バーガーをいただきました。
写真は佐世保バーガー

引き続き園内散策。アルパカの展示です。ここも餌やりができます。
写真はアルパカ

最後は、小動物園に行き、一番見たかったモルモットが一列に並んで移動する様子を見て楽しみました。
写真はモルモットが橋を渡って展示場から帰る状況
自分は、動物は特に好きでも嫌いでもなく興味がそんなにありませんでしたが、それでも大変展示が楽しい動物園でした。

冬の長崎旅行3-2日目夜(卓袱料理と長崎ランタンフェス)2025年02月03日 05:45

1日遊んで大満喫した長崎バイオパークから、路線バスで長崎市街に向かいます。
乗ったバスは昔ながらの2ステップの古いバスでした。
写真は長崎行きの路線バス
2ステップのバスはいまや貴重な存在です。
途中、バスの中から穏やかな大村湾が見えます。
写真はバス車内から見た西海
1時間大村湾に沿って走り、長崎市街に入ったら路面電車に乗り換えです。
写真は長崎の路面電車
路面電車は写真の古いタイプで、5分おきに出ています。

長崎市中心市街地に向けて緩い坂を下り、ぐるりと市街地を廻離、終点の1個手前で電車を降ります。
写真はしっぽく料理の店
夕食の店に到着。現在開催中の長崎ランタン祭りに合わせて、店にもランタンが飾られております。

夕食は長崎名物の卓袱料理を予約しておきました。本当の卓袱料理は、大皿に盛られた料理を各人で取り分けて食べるものらしいですが、妻と2人の旅行のため、コンパクトに収まる個人毎の盛り込みスタイルのものを注文。
写真はしっぽく料理
まずは乾杯の前に、尾鰭と呼ばれる吸い物からいただきます。この吸い物から戴くというスタイルは、中国の広東料理に由来するもので、最初に胃袋に物を入れておくことで悪酔いを防ぐ効果があるとされているものです。

料理は進み、最後の食事に。豚の角煮が出てきました。
写真はしっぽく料理の食事
ご飯でいただくとすごく美味しかったです。

大満足の卓袱料理を終え、帰りに現在開催中の長崎ランタンフェスティバルを見に行きます。
これは春節(旧正月)を祝うもので、市内を赤や黄色のランタンが彩っております。
写真はランタンフェス
写真のような電照の像も複数見られました。

川にランタンの光が反射し、大変綺麗です。
写真はランタンフェス

最後に、新地中華街のランタンを見て帰ります。街中は大変多くの観光客で溢れていました。
写真はランタンフェス

冬の長崎旅行4-3日目(長崎観光と西九州新幹線)2025年02月05日 07:10

さて、世の中は月曜日で平日の営みが始まりましたが、泥酔鉄道の中の人は土日の延長戦。長崎旅行最後の1日です。

長崎に訪れたのは、大学1年生の時の鉄道研究会の旅行以来、三十数年ぶりです。確か当時の旅行では長崎観光は碌にしていない記憶しかないため、学校の歴史の授業で学んだ箇所の復習を意識して観光地巡りをしました。

まずは出島。江戸時代の鎖国政策の中、唯一オランダとだけ許された対外貿易の舞台となった場所です。出島は歴史の教科書で見る限りは海に向かって突き出した島だったはずですが、今では周りの海はすっかり埋め立てられております。唯一、島の周りに水路が残っていることだけが出島の痕跡として残されています。
写真は長崎出島の風景
島の中は江戸時代の屋敷づくりが並んでおり、その中でもカピタン(キャプテン)と呼ばれるオランダ側総責任者の屋敷が2階造になっており、建物内から外を見ることができます。
写真は長崎出島の中の風景
カピタン屋敷から出島の建築物を見た状況。かなりの密集度合いです。

出島から路面電車に乗り、長崎平和公園へ。
長崎は1945年8月9日、広島に続いて原子爆弾が使用された土地で、一瞬にして7万人以上の市民の命が奪われた街でもあります。
平和公園の平和の像は、上に差した指が原子爆弾を示し、水平に伸ばした反対側の手が世界平和を示しております。
写真は長崎平和公園の平和の像
そのあと爆心地に近い浦上天主堂を見てから、爆心地のモニュメントを観察。
写真は長崎原爆爆心地のモニュメント
世界情勢が不安定で危なっかしいこと極まりない世の中ではありますが、長崎が原子爆弾が使用された最後の地になることを願って止みません。

ここから、今回の旅行のもう1つの楽しみ、西九州新幹線に乗ります。
西九州新幹線は、長崎と博多を結ぶ新幹線で、現在は長崎と武雄温泉(佐賀県)間の69.6kmが開業しております。
写真は西九州新幹線かもめ
JR九州あるあるの派手な外装装飾がなされたN700S系新幹線に乗車します。

車内はこんな感じ。お金をケチって自由席に乗車しましたので、車内は東海道新幹線の座席の色が変わっただけのシンプルな内装(指定席車は4列席の広々とした内装です)でした。
写真は西九州新幹線かもめの車内
有明海沿いに走る長崎本線とは異なり、新幹線は長崎から先は大村湾に沿って走り、途中から国道沿いに山を突っ切って走ります。
わずか30分強で武雄温泉駅に到着。ここではもう1つの目当て、新幹線と特急リレーかもめの対面乗り換えを体験します。
写真は武雄温泉駅での新在乗り換え状況
新幹線と在来線の対面乗り換えは、九州新幹線新八代駅暫定開業時でも実施されたもので、新幹線が暫定開業時、新幹線に接続する在来線特急を新幹線のホームの反対側に停車させ、乗り換えの負担を軽減させる施策です。西九州新幹線でも、武雄温泉以東の建設の目処が立っていないことから、当面はこのような乗り換えが発生しています。
乗り換えてみると、確かに半年前に体験した敦賀駅での乗り換えとは異なり、3分の乗り換え時間でも楽に乗り換えができました。

武雄温泉駅から博多駅までは、在来線特急で移動、JR九州ならではの主張の強い内装の車内で過ごします。
写真はリレーかもめ号の車内の状況
奇しくも乗車している787系特急は、九州新幹線開業時に新幹線の接続を受ける「リレーつばめ」として使用されていた車両で、車内にもその痕跡(リレーつばめの列車名がシールで隠されている)が残されておりました。
写真は以前の九州新幹線「リレーつばめ」で使われていた痕跡
シームレスで快適な新幹線・リレー特急の乗り継ぎを経て博多に到着。今回の旅行の締めに、博多名物もつ鍋をいただきました。
写真は長崎旅行の〆で戴いた博多のもつ鍋
そんなこんなで楽しかった3日間の長崎旅行も終わり、飛行機で東京に戻りました。

【冬の長崎旅行(2025.2/1〜3)まとめ】

415系電車の修繕06-モハ414トレーラーの床下2025年02月08日 00:00

さて、久々の工作ネタです。車体の工作を進める前に、気分転換で床下の工作。

昔の交直流近郊電車は、床下は直流電車のままというのが当たり前で興醒めです。過去には交直流特急・急行電車の床下機器をおゆまるで型取りしてパテで複製・・・という事もしてました。
しかしこの技法、前工程で直流型床下機器を撤去してフラットな床板を作るのが怠いです。そこで今回は、モーター車のトレーラー化に合わせて、同じトミックスの485系交直両用特急電車の床下を切り詰めて流用することにしました。
写真はモハ484の床下と旧作モハ414・402の床下
写真一番上がモハ484の床下で、旧作のモハ414の床下と比べると若干長いです。

床下をキーストンプレート1スパン分切除し長さを詰めます。
写真はモハ484の床下を切断して長さを詰めた状況
しかしこれですと詰め過ぎで長さが1mm強足りなくなります。
113系の室内パーツのネジを治具にして、1mm強の隙間を作ってプラ板を渡して接着します。
写真は床板接着の状況
その後、切り継ぎの隙間をプラ板で埋めます。
写真は床板の隙間を埋めた状況
合わせて台車・床板・室内パーツが元の製品のように嵌まるよう、床板・室内パーツ双方にあるネジ用突起を削ります。室内パーツ側のネジ用突起を削ると、室内パーツに固定される台車固定用のネジ山が舐めやすくなるため、瞬間接着剤を流して乾燥させた後、座ぐりドリルでネジ山を再度刻んで、ネジ山を再構築しました。
写真はネジ用突起の切除状況

かくしてモハ414もどきの床板生地完成。厳密にはモハ484とモハ414とでは床下機器の位置が違うはずですが、元の製品とは異なりちゃんと交流区間に入れるようになりましたので、これで良しとします。
写真は完成した床板