結婚記念日記念ドライブ2023〜神山鮮魚店と中伊豆〜2023年11月25日 22:12

我が家では、毎年夏休みの時期の夏と結婚記念日の晩秋に旅行に行くのが習慣となっていますが、今年は資金難から秋の旅行は見合わせ・・・では寂しいので、妻を伊豆方面のドライブに誘いました。

リニューアル工事中の東名高速を避けて小田原厚木道路から箱根新道に抜ける下道ルートで迂回。途中箱根山は、坂道を登るほどに紅葉が緑葉→紅葉→枯木と進行していく様子がわかります。
写真は箱根新道から見た紅葉
(写真は助手席から撮ったものです)

そのまま箱根の国道1号を下り、三島から有料道路を通って大仁へ。ここにある「神山鮮魚店」が今回のドライブの最大の目的です。
写真は伊豆の国市大仁の神山鮮魚店
ここはホームセンターの居抜きの建物の中に、鮮魚店と厨房と食堂が一緒くたに入っている、ちょっと変わった鮮魚店です。11時10分に到着し40分ほど待たされましたが、結論から先に言うと待った価値のあるお店でした。

ここは前金で料金を払って、セルフサービスのご飯と味噌汁+カウンターから魚料理を受け取る形式ですが、とにかく安くてボリューム満点。この盛り、この鮮度で刺身が850円。
写真は神山鮮魚店の刺身
刺身以外にも金目鯛煮付けと鯵セット(刺身、フライ、干物)をつけて、これで一人1,000円。
写真は神山鮮魚店の金目鯛と鯵セット
大満足の昼食を食べ、汗を流しに土肥温泉に。
土肥温泉は浸かったことがないので初めてです。
写真は土肥温泉の公衆浴場
熱めのお湯に少しずつ浸かり、体がホカホカしたところで運転を妻に代わってもらいちょっと昼寝。これが気持ちよかったです。

伊豆半島の観光は演歌でお馴染みの浄蓮の滝に行きました。
写真は浄蓮の滝
夏でも16度前後にしかならない涼しい場所で、マイナスイオンをたっぷり浴びてきました。

この時点で日暮れになりましたので、途中道の駅に寄りながら帰宅。
1日で500km近く走り、自分にしては割と長距離を走ったドライブになりました。

来年の秋は泊まりで旅行に行きたいところです。

大学祭に行ってきました2023年11月03日 18:26

今日は文化の日、ということで八王子にある母校に行ってきました。
写真は京王線の特急並び
京王線も最優等種別が特急から座席指定の京王ライナー・MtTAKAO号に変わり、沿線では笹塚〜仙川間で連続立体交差化工事が進み、旧5000系や6000系が活躍していた在学当時の京王線とは雰囲気が一変しております。

40分ほど揺られて着いた南大沢。南大沢のシンボルである東京都立大学の塔が見えます。
写真は東京都立大学
自分が大学にいた1990年代は駅前にあったビルはテナントの入れ替わりが激しく、駅と大学の間には何もなかったので、様相が一変しております。

大学祭まっただ中のキャンパスに入り、教室と管理棟をつなぐ大屋根を見上げます。
写真は大学祭の開催状況
ヨーロッパのターミナル駅のようでもあります。

小麦粉とソースの焼ける匂いが漂う屋台街を抜け、在籍していた鉄道研究会のブースに立ち寄ります。
写真は鉄道研究会の展示
前に行ったのがコロナ前ということで、鉄道研究会の皆様は今年も元気に展示をしていました。お客様の入りも上々、といったところです。
行った時間が早かったためOBには誰も会わず、今後の発展を祈りつつ差し入れを置いてそそくさと退散。

今日の戦利品。
写真は今日の入手品
鉄道研究会の統一研究冊子も、自分が大学生だった頃に比べてカラー装丁の立派な冊子になっておりました。後で読みます。
その他今後の工作で使いそうなものや切れてしまった塗料などを補充。

祝・芳賀宇都宮ライトレール開業〜早速初乗りしてきました2023年08月26日 20:13

今日は、人間ドックのついで(?)に、本日開業の芳賀宇都宮ライトレールの開業を見届けてきました。
宇都宮東部地区の交通機関整備ということで、マスタープラン制定から30年経過し、反対世論を説得して多大なる歓迎を受けて本日のLRT(ライトレール・トランジット〜軽鉄道)開業に漕ぎ着けました。
写真は本日開業したライトレールの電車

朝8時、一般営業開業日は乗車整理券が必要とのことで、人間ドック受診前に整理券だけ受け取ってきました。
徹夜組((・A・)イクナイ!! )含め、自分の前には500人以上の人が並んでいた模様で、割り当てられた整理券は一般営業開始5番目の15時35分発の便(結果的にこれが良かったので、どう世の中転ぶのか分かりません)。
写真は15時35分を指定された乗車整理券
それまでの長い長い待ち時間に人間ドックを受けてきます。

LRTが発着するのは宇都宮駅東側。反対側の駅西側にもLRT延伸計画はありますが、当面の間は従来通りバスが都市内輸送を担います。ちょうど入ってきた「三筋」こと旧塗装の関東バスを1枚パチリ。
写真は宇都宮の関東バスの旧塗装車

人間ドックを無事(???)終えて、昼食と時間潰しを経て午後2時45分過ぎ。
一般営業一番列車になる回送列車が駅東から静々と入ってきました。
写真は宇都宮LRT一般営業一番列車の回送列車
待つこと10分強、遠くのビルの谷間から電笛が聞こえ、一般営業一番列車が多くの人に見送られて、駅東口に新たに建てられたビル群の間を縫って出発しました。
写真は宇都宮駅東口のビル群を抜けるLRT一般営業一番列車
整理券乗車は、乗車時刻の30分前に来るように案内されていとことから、より早い時間だとこの一般営業一番列車の写真は撮れなかったので、結果的に15時35分の便でちょうど良かったです。

さて時間が来ましたので自分も乗車。乗って驚いたのが「静かで揺れない」こと。軌道法の制約から最高速度が時速40kmに制限されているのですが、これが効いているみたいです。この乗り味は経験したことがありません。
電車はトラブルなく順調に走り、専用軌道の鬼怒川を渡り稲穂が頭を垂れる田園地帯へ。稲穂の海に映る影がLRTの開業を雄弁に物語っております。
写真は田園地帯を行くLRTの影

途中、ゆいの杜付近の車窓はロードサイドの商店街。このままだったら無秩序にスプロールし、弛んで非効率な街並みになってしまうところですが、LRT開通により開発の道筋が引かれ、メリハリのある締まった街並みになることが期待されます。
写真はロードサイドを往く宇都宮LRT

電車は1時間近くかけて終点の芳賀・高根沢工業団地へ。ここはホンダの研究拠点がある工業団地のど真ん中。
ここから乗ってきた電車ですぐ折り返します。

帰りは途中で降り、バスと電車の乗り換え拠点である清原トランジットセンターに立ち寄りました。
写真は宇都宮LRT清原トランジットセンター
写真のようにLRTとバス・タクシー・パーク&ライドとがシームレスに乗り換え可能な構造になっております。交通機関の乗り換えには、計画者が考える以上のかなりの負担感がありますが、このような整備されたトランジットセンターがあれば負担感が軽減され効率的な交通ネットワークが構築できそうです。

ちょうど帰りの宇都宮駅東口行きの電車が入ってきました。前パンカコ(・∀・)イイ!! 
写真は帰りに乗ったLRT

まだ開業初日でこなれていない所もある(快速運転とか所要時間の最適化とかバス乗り換え案内とか)芳賀宇都宮LRTですが、今後緻密なチューニングを経て、隙のない交通ネットワークに発展することを願ってやみません。

義両親金婚式記念旅行&ダム巡りツアー2023年08月20日 14:47

義両親が結婚50周年になるというので、何か記念で家族旅行に行こうという話になりました。
最初は、1月の義両親の結婚記念日を合わせて決行しようと準備をしていたのですが、「暖かくなってからの方がいい」との先方の希望により、義兄一家が夏休みをとれる今の時期となりました。
写真は群馬県の太田強戸パーキングエリアとJR中之条駅
行き先は義父の出身地でもある群馬県です。高崎駅で義父母と合流し、四万温泉に向かいました。

天気はあいにくの雷雨ですが、四万温泉の宿に到着(写真は天気の回復した翌朝に撮ったものです)。
写真は今回宿泊した伊東園ホテル四万
まずは自慢の温泉で汗を流してサッパリします。その後、金婚式記念の花束贈呈をつつがなく終えて夕食を摂り、そのまま就寝しました。

翌日は自由行動となり、部屋でゆっくりする人、SAPへ向かう人といろいろいましたが、自分は兼ねてから行ってみたいと思っていた、同じ中之条町内の野反湖へ向かいました。
ここは発電のために作られたダムで堰き止められて出来たダム湖ですが、興味深いのは、関東地方の群馬県にありながら信濃川を経て日本海に流れ出ること。群馬県最北端ではないのですが、関東地方にあって関東地方でないような「地の果て」感があります。
ダム放流注意の看板も、ちゃんと「信濃川」となっており、この湖の特異性を物語っています。

以降の行動は、この流れで近くにあるダム巡りになりました。
次に行ったのは隣接する品木ダム。ダム自体は特徴のあるものではなく、ダム湖の色も人工的な緑色で大きな作業船も浮いており、あまり「映え」ないダムですが、このダムは地域にとって重要な役割を持っております。
湖の色が独特な品木ダム
というのは、このダムは草津温泉の下流にあるのですが、草津方面から出る水は酸性であり、そのまま流してしまうと飲料水や農業用水として使えません。そのためアルカリ性の石灰を混ぜて水を中性にしています。中和した石灰石混じりの水は一旦品木ダムで堰き止めて、混ざり物を沈殿・浚渫して綺麗になった上澄みを下流に流しております。

道の駅六合で小休止し、四万温泉に戻り、最後は宿のすぐ近くにある四万川ダムに向かいました。
四万川ダムと奥四万湖
ここはコバルトブルーのダム湖が有名ですが、ダム湖の水は緑がかっており、それよりもかなり水位が下がっており、今年の渇水を物語っているようでした。

そんな訳でダムツアーは終わり。宿に戻り、引き続き義両親・義兄一家とかけがえのない時間を過ごしました。

東武博物館に行ってきました2023年08月12日 00:28

先日の飲み会の公約通り、一端の東武ファン(模型車両保有数:44両)として逝っておかねばならぬ聖地、東武博物館に参拝してきました。
写真は東武博物館のシンボルであるデラックスロマンスカーのカットモデル

まず博物館の中に入ると、明治期の蒸気機関車と木造電車とが鎮座しております。蒸気機関車はちょうど動輪作動の実演中で人だかりしていましたので、木造電車「デハ5」の方に寄って行きました。1924年(大正13年)製です。
写真は東武鉄道初の木造電車デハ5
大きなパンタグラフもさることながら、木造の車内からは古き良き時代の電車の雰囲気が存分に味わえます。

一方こちらは博物館一推しの展示物、1898年(明治31年)、英国米やーピーコック製の5号蒸気機関車です。
写真は5号蒸気機関車

さらに館内を入っていくと、戦後長くにわたって東武鉄道のエースとして活躍した5700系電車がいます。こちらは残念ながら外観のみの展示となっておりますが、エースの風格が未だ衰えることなく感じられます。
写真は5700系電車

こちらは写真でもお馴染みの、東武鉄道の電気機関車ED5015と並ぶキャブオーバーバス977号です。
写真はキャブオーバーバス
ボンネットバスのボンネット部分にも客室を広げたタイプのこのバス、ボンネットバスの保存は全国各地で行われておりますが、それ以降のキャブオーバーバスの保存は大変珍しい事例です。
こちらは車内に入れますので、狭い車内で昔のバス旅の雰囲気を味わえます。

ここからは自分が惹かれた展示の紹介。
写真は東武8000系の使用機器展示
こちらは私鉄最大712両の大量生産を誇り、今なお支線区で主力として活躍している8000系電車の下回りモデルです。モーターがセットされたミンデン台車が鎮座しており、奇しくも実車登場から60年を経てこうして博物館入りすることに感慨を覚えます。

もう1つ。こちらはバスのシミュレータですが、シミュレータの運転席部分に注目。
写真は富士重工R13型バスボディの残存
現行のオレンジ色で騙されそうになりますが、これは間違いなく富士重工R13型ボディの生き残りではないかと思われます。錆1つない状態で活用されているのはここだけだと思われます。

小一時間の訪問となりましたが、やはり東武博物館は只者ではなかった。これが見れただけでも行って良かったです。