奥久慈セットキハ58・28の整備 ― 2023年03月22日 00:27
奥久慈セットの開封整備。
ジャンパケーブルをマジックで黒く塗った後、別パーツになったタイフォンとジャンパ栓を嵌め込みで取り付けます。
とにかく部品が細かく、何度も部品を飛ばしながらも1両1時間ほどかかって部品取り付けを施工します。
タイフォンは、ツイッターの記事を参考に、今回整備する3両全てシャッター式にしました。
格好いい顔になりましたが、疲れた・・・
引き続き車番インレタの転写。
車番は、上記ツイッターの記事を参考に、実車形態を再現可能なキハ28 2372とキハ58 1039を転写しました。合わせて旧製品も車番を付け替え、キハ28 370からキハ28 2371に変更しました(旧製品はテールライトが外ばめであるため、これも実車形態を詳細に再現可能となります)。
あとATS表記と所属表記(水ミト)を転写して、キハ28 0番台冷房改造車以外は完成。
で、残るはトミックスの奥久慈セット虎の子のキハ28 0番台冷房改造車。
これはJR時代の真岡線仕様に仕立てます。まず真岡支区に所属していたキハ28 83のインレタを貼ります。合わせて大事にストックしていたJRマークのインレタを転写。
最後に、10年以上前の水戸在勤時、水戸駅南口にあった模型店ATCハヤシで買った「水モウ」所属デカールを貼ります。
これで完成です。
モジュールでヨーロッパ旅行49-高架ホーム人形と屋根の接着 ― 2023年03月19日 16:12
いろいろあって、ケルンメッセ駅の工作が2週間空いてしまいました。
今日は何も予定を入れず、のんびり工作続行です。
まずは高架ホームに人形を固定します。
最近また値上がり傾向にあるトミーテックのジオコレシリーズで、一頃人形が結構安い値段で買えていた頃のストックです。列車を待っている乗客をかいつまんで瞬間接着剤で接着していきますが、そろそろストックが寂しくなってきました。
寂しくならない程度に、かつストックが尽きないようにチビチビと接着していきます。
そのあと、高架ホームの屋根を瞬間接着剤で接着します。
ホーム屋根はそのままだと左右に振れて安定しないため、接着剤が固まるまでテープで固定して養生します。
接着剤が乾いたのを見越して養生テープを外します。
やはり実物と違って高架ホームが1線しかないのと緑化されていない法面が淋しいですが、この角度から見ると実物の雰囲気が出てきたように思います。
キハ58系「奥久慈」セットを買いました ― 2023年03月18日 02:25
屋上の常磐無線アンテナが特徴の、トミックスのキハ58系「ときわ・奥久慈」セットが発売になりましたので、終業時間にいそいそと東京に出て購入してきました。
今回購入したのは「奥久慈」セットのみ。「ときわ」セットも気になったのですが、特に常磐線の急行「ときわ」には思い入れが無いので、こちらは購入しませんでした。
で、奥久慈セットの中身はこんな感じ。パッと見たところ同じような外観のキハ58・28が5両入っているだけ(グリーン車は無し)。全車ハイグレード・ライト取り付けとはいえ、これで定価25,000円近いので、Nゲージ鉄道模型もだいぶ値上がりしているような感を受けます。
そんな訳で、旧製品のキハ28(ハイグレードで量産された第1ロット)を出して比較します。
まず屋根。
今回の「ときわ・奥久慈」製品は、水戸機関区所属車の大きな特徴として、屋上の無線アンテナと、それを避けて不均等に配置されたクーラーとが挙げられます。この「ときわ・奥久慈」製品で一番のウリとあって、適正に再現されています。
(写真上が旧製品、写真下が今回製品)
続いて前面の比較。
写真左が旧製品、写真右が今回製品です。前面はジャンパ栓関係が全て別パーツとなっている他、テールライトもキハ28初期車の特徴である反射板取り付け可能な構造が再現されています。
引き続き2位側(運転席側)側面の比較。
写真上が旧製品(キハ28 2300)、写真下が今回製品(キハ28 0冷房改造車)です。
今回大枚を叩いて「奥久慈」セットを買った目的が、国鉄末期からJR最初期に真岡区に配置となったキハ28 0冷房改造車。冷房改造されたものの発電ユニットは持っていないことから単独では冷房が使用できない異端車。真岡線・水戸線ではキハ20や45と一緒に使用されていたことから、クーラーはあるものの冷房が使用できない曲者でした。
ちゃんと発電ユニットが省略されて原型のままの床下機器が表現されています。
こちらは1位側(助手席側)側面の比較。
写真上が旧製品(キハ28 2300)、写真下が今回製品(キハ28 0冷房改造車)です。
キハ28 0冷房改造車は、床下を原型にするだけではなく、1位側車体側面の発電ユニット用ルーバーもちゃんと省略されています。
旧製品の床下には、発電ユニットを切除しようとして切れ込みを入れたカッター痕が残っておりました。昔の涙ぐましい努力の痕跡です。
最後に妻面の比較。
写真左が旧製品(キハ28 2300)、写真右が今回製品(キハ28 0冷房改造車)です。
メーカーでもキハ28 0冷房改造車の配電盤のディティールが分からず発売直前にようやく発電ユニットを持たないキハ58と同等ということが分かった、と証言している部分です。
ちゃんと発電ユニットの有無での差分が表現されております。
大変良い買い物をさせていただきました。
仲間の訃報 ― 2023年03月15日 18:46
2月13日、倶楽部の仲間があの世への橋を渡ってしまいました。
1月の泊まりがけの新年会では元気な姿を見せていたのに・・・あまりに早すぎます。
合掌。
1月の泊まりがけの新年会では元気な姿を見せていたのに・・・あまりに早すぎます。
合掌。
年度末に103系を追う(2)ー興奮の明石支所103系見学ツアー ― 2023年03月12日 16:50
さて、翌朝。今回の旅行の主目的、明石支所103系見学ツアーに行ってきました。
和田岬線103系も今月18日のダイヤ改正での引退が発表され、いよいよ原型のスタイルを残す車両が全車引退することになります。そのような中で、103系の所属する車庫である網干総合車両センター明石支所で、車庫内で実車を細かく観察できるツアーが発売されました。
自分が物心ついた時から側におり、自分を鉄道趣味の世界に引き込んだ103系電車。その詳細が観察できるとあって、声がかかった時二つ返事で参加の希望を出しました。
神戸市内から電車で30分近く走った西明石。ここの車庫に103系がいます。
まずは車庫の片隅で103系を置き換えることになる207系6両編成に見送られながら車庫に入ります。
まずは事務所に入り、注意事項を聞き103系の紹介ビデオを見ます。
その後、研修庫内の103系電車とご対面。
実車は和田岬線電化記念のヘッドマークをつけ、塵一つなく磨き上げられていました。
電車を動かす電力を司どる主制御器。実車はモハ103-389とモハ103-397とで異なる機器が搭載されています。
モハ103-389は写真右側の制御部が原型のカム軸式になっているのに対し、モハ103-397は制御部が無接点制御になっている(後年換装された?)など、細かい点で異なっています。
こちらは103系電車が発車する時、ドアが閉まるのとほぼ同時に鳴る「バシュッ」という音。この音は応荷重装置といい乗客の量に関わらずブレーキ力を一定にする装置です。
他の通勤型電車は空気バネに付属する部品であるため、103系ならではの個性的な部品です。
その他、ここでは紹介できないくらい多くの部品の写真を撮りました。
車内には「103系が引退します」の広告ポスターが一面に貼られていました。
最近は引退時の混乱を避けることから事前の告知なく車両を引退させる「サイレント引退」が主流になっていますが、和田岬線の103系については事前に告知がなされ、103系ファンとしてもかの形式へのリスペクトが感じられる好印象な告知であるように思われます。
最後に下り側先頭部で1枚公式記念写真をパチリ。
近頃この手の有料撮影会等のイベントが数多く開催されている状況ですが、初めてそのような有料撮影会に参加しました。しかしながらその感想は当初の想定を上回る感動的なものであり、自分の鉄道マニア人生にとっても大事な1ページとなりました。
興奮の明石支所103系ツアーを終え、昼食を摂って帰京。
帰りに乗ったひかり号はN700S系の第1編成でした。
今回イベントを主催したJR西日本明石支所の皆様、日本旅行の皆様、遠路はるばる誘っていただいたK氏、同じく遠路はるばる同行いただいたT氏の皆様、本日は素敵な体験をありがとうございました!
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