クモハ52から優美な流線型気動車を捏造する2022年06月08日 17:19

処分するつもりだった、クモハ43810を錬成した「残り」のクモハ52側板。これをツラツラ見ていると、昔TMSで見た、クモハ52流線型によく似る流線型気動車が捏造できそうです。
窓割りが微妙ですが、この辺も機関室や荷物室が別づけであった、古典気動車ではお馴染みの形式「キハニ」を彷彿とさせ、かえって具合が良いです。

とりあえず窓1個詰めて、車体を切り継いでみました。
戦前製のキハニな雰囲気がしますが、派手な張り上げ屋根の影響か、どうもイマイチ「気動車」感がしません。
私鉄に仕上げるにも国鉄に仕上げるにも、これを気動車にするには、キハ17の寸法に近づけるような感じで各部を華奢に作る必要がありそうです。

ともあれ、構想が固まるまで、この側板はしばらくこの状態で「熟成」させます。

YS-11輸送用貨車-05 完成しました2016年12月19日 07:25

謎のYS-11構体輸送列車が完成しました。
まず、だいぶ昔に買ったものの、使い道のあまりなかったEF15に牽かせました。

時間は遡り土曜日午後、帰宅してから、塗装と艶消し処理の終わった車体に番号を入れます、
とは言っもインレタではなくもっと簡単な方法で、車両番号(ヒ900+チキ3900+シキ590)をエクセルで作り(MSPゴシック12ポイント+30%に縮小)、プリンターで打ち出して、車両に貼り付けます。
調子に乗って票差しまで一体で印刷しましたが、ベースプレートの寸法が適当でしたので、貼りきれませんでした。

最後は、風防を接着し、飛行機の胴体を両面テープで固定して完成です。

3両編成にするとこんな感じ。
後ろのシキは、本来なら翼を運ぶ用に作った(という設定)の車両ですが、編成にして考えてみると、胴体と翼とは別の場所で作った方が効率が良い(むしろ別の場所で作ったものを最終組立場に移送するために貨車の出番がある)ので、むしろオーバーハング部は2軸の貨車の方が合っているかもしれません。
とは言え、ウケ狙い一発芸的要素はありますが、インパクトある貨車が完成しました。

YS-11輸送用貨車-04 塗装しました2016年12月17日 14:37

塗装開始。

昨夜のうちに塗装前に車体を洗う際、自作した風防パーツが無くなっていて鬱。1個だけになってしまいました。
今回1個だけになった風防ですが、今回は無謀にも筆塗りします。(これだけのためにエアブラシ出すのも('A`)ですので)
西武イエローをよく撹拌して、面相筆にたっぷり垂らして筆塗り。
かなりの厚塗りになりましたが、思ったよりも普通に仕上がりましたので、そのまま作業続行です。
部材同士の接着部分に余計な塗料が流れてきてスミが丸くなりますが、まぁこれも溶接の表現に見えなくもないことから許せてしまいます。

フラットカーのデッキはマホガニーを吹いたつもりが別の色でした('A`)っ
改めて塗り直ししました。

数時間乾燥させた後、マスキングして、風防基礎と下回りは艶消し黒を吹きます。その後、台車を穿かせて缶スプレーのマホガニーと黒とをまぶすように吹いて、ウェザリング風に仕上げます。
完成は今日の夜くらいでしょうか。。。

YS-11輸送用貨車-03 近況報告2016年12月15日 00:17

夜、仕事から帰ってきてから、週末の運転会に持っていくネタを、ちょっとずつ工作しています。
今日は、建築限界の定規を兼ねる風防をプラ板細工で作りました。
真ん中部分に覗き穴を開けて、各部に骨組みや補強材を接着します。
同時に、夕張鉄道ベースの鹿島鉄道も、切り継ぎ部分のパテが乾いたのを確認して、少しずつパテをヤスリます。ヤスった後はマジックを塗って仕上がりの確認。この繰り返しをしばらく続けます。

また、飛行機が乗る貨車の台車を、貨車用から衝撃の少ない電車用のDT21やDT33に換装。
精密な荷物に易しい貨車になるだけでなく、特にフラットカーの場合は、車体にブレーキシリンダーの表現を省略する事が出来、モノグサさんには一石二鳥です。

車体番号と札刺しが付く板をつけ、建築限界用風防のヤスリ掛けをしました。
ここまで作ったところで、散らかっていたジャンク箱いっぱいのパーツを、必要なもの(鹿島鉄道改造用パーツとか台車とか)を出して再度収納。
年の瀬の大掃除に備えます。

YS-11輸送用貨車-02 控車の工作(部材切り出し編)2016年12月12日 07:23

日曜日は、大掃除の<strike>どさくさにまぎれて</strike>合間を縫って、自由形YS-11輸送用貨車の工作をしました。
この日は材料の切り出しが中心です。
まずは2軸控車の荷台を製作。
以前作ったボギーのフラットカーに合わせて、木が敷き詰められたデッキを再現するため、プラ板の表面をいい加減な間隔で筋彫り。
筋彫りにはPカッターを使用しますが、この技法は、大昔のGMカタログかマニュアルかに、小林信夫氏のイラストと共に載っていたものです。

プラ板製のデッキを接着した状態で、ボギーのフラットカーと並べてみます。
ボギーのフラットカーは、余っていたGM板キットの床板にデッキと側梁を貼り、プラ板で魚腹状の台枠を表現して、最後に車体中央をくり抜いたものです。
電車用のDT11台車を履いていることもあり少々オーバースケール気味。HOナローと言っても通じるような謎の存在感があります。

合わせて、機体を乗せた際の建築限界を示す板をプラ板から作ります。
実際のボーイング737機体輸送の動画にもありますが、建築限界内に支障物がある場合、機体よりも先にこの部材に当てて高価な機体の損傷を防ぐものです。
ボーイング737機体輸送の動画ではアングル材を組んだものが載っていたますが、今回は模型としての実用強度を出すため、プラ板から切り出した妻板状のものを自作しました。
補強の表現にプラ角棒を接着しましたが、塗装前のヤスリ仕上げがたいへんそうです。