泥酔鉄道三都物語2017-03 2日目AM「阪神間私鉄乗り比べ」2017年11月25日 07:37

関西旅行2日目。
今日は神戸方面に向かいます。
まずは阪神電車に乗車。
乗った車両はそろそろ引退が始まる普通専用の「青胴車」、それも昔ながらの抵抗制御の5001型です。
優等列車の邪魔にならないよう待避線のある駅まで逃げ切ることをコンセプトにした、日本一の高加速を誇る普通列車専用の車両です。運転席後ろで左手のコントローラーをみていると、時速40キロ付近で最終段に入れた際、押し出されるような、昔の車で言うところの「ドッカンターボ」のような、ダメ押しの加速があるのがわかります。

今津で阪急に乗り換え。
阪急は車体の整備が行き届いており、古い車両でも全く古く見えないのが特徴です。
その整備には原型をとどめない大幅なリニューアルも含まれており、写真の7000型も左右同じ形式です。全くそうは見えないのですが。

神戸に着いたら、有馬温泉方面に行くために神戸電鉄に乗り換え。
写真左の3000型より、写真右側の1500型の方が10年以上新しい車両だったりします。

神戸電鉄は、神戸の街中まで直通する都市鉄道ですが、六甲山の山の中を通って、山浦の街中に伸びるため、始発してすぐ、50%(1キロ走って50m登る)の急勾配を抱えています。
登山鉄道そのものと言ってもよく、全国登山鉄道‰会の会員でもあります。
休止になった秘境駅の菊水山駅を通過。

有馬温泉からの帰りは、約7kmのトンネルを抜けて、新神戸・三宮に直通する北神急行電鉄に乗車。
トンネル効果もあり、神戸電鉄から三宮までわずか2駅10分で到着します。
しかしながら運賃は結構高額で、有馬温泉から三宮まで930円かかりました。

そのあと、和田岬線の運行が始まる時間を待って兵庫駅に。
スカイブルーの103系に会いにきました。テカテカの車体が眩しいです、

兵庫と和田岬の間だけを往復する列車の外装。

車内。広告が無くたいへんさっぱりしています。

和田岬からの上り列車。冬なのですっかり日が落ちています。
夕方の帰りの時間帯のため、そこそこ乗客を見送ります。
これが最後の見送りになっても悔いがないように、103系電車の発車をしっかりと見届けてきました。