さよならインプレッサ・ファイナル(長野・山梨編)2-横手山とビーナスライン2020年09月14日 17:10

旅行2日目。朝起きて窓の外を見ると、天気が回復しており晴れています。
朝ごはんを食べながら今日の予定を検討しているうちに、昨日天気が悪かった渋峠と横手山に再チャレンジしよう、という事になりました。

再び車を群馬県境方面に30分ほど走らせて渋峠到着。山頂の方はやはりガスが出ておりましたが、昨日よりは雲が薄く、一瞬だけチラリと峠下の様子が拝めました。森林限界を超えているようで、森はあまりなく淡緑色の草原が広がっておりました。
そのあと車を横手山に走らせます。横手山ドライブインのあたりでは雲が晴れて天気が回復しておりました。駐車場に車を止めて、山々と今まで走ってきた滋賀草津道路が見渡せます。
横手山ドライブインからは、スカイレーターと呼ばれるエスカレーターとリフトとを乗り継いで、標高2307mの横手山山頂に行きます。軽装のまま思いつきでできる「登山」ですが、吹きっさらしで風が強く寒いので、ウインドブレーカーは持参した方がいいかもしれません。
乗り物を乗り継いで15分、頂上で歩いて5分で渋峠周辺の最高峰の横手山山頂到着。しかし山頂はガスで何も見えません。
「下山」して車に戻り、志賀草津道路を降っているうちに天候が崩れ雨になってきました。いいタイミングで渋峠と横手山に再訪できました。

志賀高原の麓の湯田中の町をバイパスで抜け、信州中野インターチェンジから高速道路に乗り、長野を通過して上田を目指します。
上田でちょうど昼食時でしたので、給油をすると共に、市内の蕎麦屋「草笛」に立ち寄ります。
注文したくるみ蘇婆は、くるみタレが甘く、蕎麦も麺のコシが強く大変美味しくいただきました。

天気も回復してきたので、上田からビーナスライン(リンク)を目指します。
標高500m弱の上田から、一気に標高2000mの美ヶ原高原に上がります。ここまで登る県道は舗装はされているものの道幅も狭く、何より50以上のカーブを縫って標高差1000m以上を一気に駆け上がる道路です。

標高2000mの美ヶ原高原到着。ここは美術館になっており、屋外には彫刻やオブジェがいろいろと並んでおります。
しかし天気は悪くガス模様。時々ガスが晴れると目の前には雲海が広がっております。息を呑む絶景に思わず1枚パチリ。

美ヶ原高原から全長約76 kmの観光道路であるビーナスラインを白樺湖・蓼科方面に降っていきます。
沿道はやはりガスがかかっており、ガイドブックで見るような展望は楽しめず、霧の中をセンターラインを頼りに走る、ストレスのたまる運転が続きます。
それでも、ところどころ霧が晴れてきます。写真は霧ヶ峰高原のあたりで、周りを見渡すと、森林限界を超えた草原が広がっており、その中を一本道が伸びています。
美ヶ原高原から、霧ヶ峰高原・車山高原・白樺湖と2時間ほど、まだ来たことのない山岳ドライブを堪能します。テレビコマーシャルで有名だった白樺湖は、湖の真ん中に白樺が十数本生えている島が見えました。

途中、道の駅蓼科で小休止。ここの名物は「蓼科アイス」で、食べてみると濃厚で
美味しいアイスクリームでした。
ビーナスラインを終点まで走り、ここから20分ほど車を走らせ、御射鹿池に立ち寄ります。ここは奥蓼科温泉に行く途中にある農業用のため池ですが、池が水鏡になっており、静かな中木々が池に反射してたいへん幻想的な風景を織り成しています。
そんなこんなで長野県を横断するドライブが終了、遅くなりましたが、今晩は会社の保養所に入りました。