レジェンド東武8111Fを作る02_初期車の客室窓周りの工作2026年06月03日 04:08

東武8000系8111F。1963年(昭和38年)製の8111,8211,8311,8411の4両は、側窓の上縁が当時の国鉄型電車のようなR状になっています。実車のディティール写真は友人のブログ記事をご参照いただくとして、このR成形、国鉄電車のそれに比べるとだいぶ半径が小さい(R自体が小さめ)模様です。
キットはこれが再現されておらず(のみならず完成品でもこれを再現した製品は出ていない模様)、せっかくの未塗装キットですので、このRを再現しようと思います。

本当ならプラ板をR状に切り出すなりピンバイスでR成形したりするべきところです。しかしRの半径が小さいことに甘え、今回は溶きパテを盛って表現、Rはパテの表面張力で自然成形されるようにしました。
写真は窓縁のR表現のための溶きパテ流し込み状況
具体の作業は上写真の通り、爪楊枝で少量のパテを窓上縁部に流し込み、流し込みが終わったらそのまま乾燥させます。

こんな感じで4両分の窓縁R表現をしました。なお、窓ガラスは特に加工せずども問題無く嵌まる模様です。
写真は窓縁R表現のためのパテ盛りをし、窓ガラスを仮に嵌めた状況
合わせて、成形痕が目立つ妻板・側板接合部にもパテを盛って乾燥させます。

なお、盛ったパテの削り込みは、後日説明する理由で、いずれも後回しにします。

富山ライトレールの整備2026年06月06日 04:38

全国で見直されている路面電車・LRT。
その起爆剤の一つとなった富山ライトレール。JRのローカル線(富山港線)をLRTとして再整備し、低床の路面電車車両を入れて復活させたものですが、さらに既存の市内電車網に接続・乗り入れをして大成功を納めています。
その路面電車の車両がTLR0600型。「ブレーメン型」と呼ばれる元Adtranz(現アルストム)のライセンス生産車で、2軸の電車が永久連結したものです。同型の車両は熊本を契機に、富山、高岡、福井、宇都宮と日本各所に普及しております。

以前何となく鉄道コレクションの富山ライトレールを買ってそのまま放置、一時はその流麗なデザインから富山地鉄風自由形特急車の改造種車にしようと思い様々検討しました(結局ボツになり、富山地鉄風自由形特急車は、静岡鉄道1000の前面を改造して当てがうことになります)。
写真は富山ライトレールTLR0600型の車体

動力ユニットが入手できず分解した状態でしばらく放置してきましたが、この度専用のLRT用動力ユニット(TM-LRT01)が入手できたので、サクッと動力化しました。
写真は動力ユニットを嵌め込んだ富山ライトレール
長年の放置と検討とで車体が若干傷になっていますが、大変スタイリッシュで好ましいです。早くレイアウトで走らせたくなってきます。

収納ですが、富山地鉄用の箱が一杯でしたので、その他各種私鉄電車収納箱に納めました。
写真は富山ライトレールの収納状況

レジェンド東武8111Fを作る03_増設貫通扉2026年06月07日 18:58

1986年より進められた東武8000系の更新工事では、モハ8200とモハ8800の妻面貫通路に貫通扉が増設されております(一部これが省略された車両もいます)。前面が原型の1986年更新車をモチーフにしているグリーンマックス東武8000系旧前面キットですが、原型で作ることを考慮したのか、この妻面貫通路の表現が省略されております。
そこを何とかしたい、と思いジャンク箱を物色したところ、ちょうどモハ8200とモハ8800に使える配管・貫通扉つき妻面貫通路パーツを発見。これはグリーンマックス東武8000系が板キットで生産されていた時代の製品を組んだものの余りパーツを捨てずに取っておいたものです。
写真は東武8000系の貫通扉つき妻面パーツ
現行の東武8000系キットの妻面は、この板キット時代の東武8000系の妻面の設計だか金型だかをまるっと流用していると言われているだけあって、「合い」もバッチリです。

早速モハ8200とモハ8800の妻面を切除します。この時注意しなければならないのがモハ8200。
モハ8800は片側にしかない配管モールド側の妻面を切除すれば良いのですが、モハ8200もモハ8800と同じ形をした(モハ8200は両側にパンタグラフが設けられていますが、妻面の配管モールドの形が左右で異なります)配管モールド側の妻面を切除します(編成で言うと、モハ8300と連結する方です)。
写真はモハ8200・モハ8800の妻面切除作業状況

で、切除面をヤスリで整え、歪みに注意しながら板キット時代の貫通路つき妻面パーツをプラ系接着剤でペタリ。接合作業時は、念のため屋根パーツを仮に嵌めておきます。
写真はモハ8200・モハ8800の貫通扉つき妻面パーツ取り付け状況
接合部にパテをたっぷり盛って、しばらく乾燥させます。

トミックス401系の整備2026年06月10日 06:16

先日発売になったトミックス401系旧塗装。
今回買ったのは動力が入っていない増結セットですが、編成構成を考えると4両単独で遊ぶことが多いと想定され、一方昨年購入した401系新色は他編成と混結して遊ぶことが多く新色は動力車が多数いることから、動力ユニットを旧塗装の方に入れ替えます。
写真は動力ユニットの入れ替え状況
作業は至って簡単、説明書に従って両者のモハ401床板を外し、スワップして再取付するだけです。

引き続き車番の転写。車番インレタは製品付属のものをそのまま使用。車番はクハ2両がJRに引き継がれたK17編成(クハ401-33+モハ401・400-17+クハ401-34)を選びました。
写真は車番の転写状況
今回は日和って戸当たりゴム・サボの色入れとクリア塗装は省略。。。

前面方向幕は添付のパーツを切除してはめ込み。片方は「普通」に、もう片方は白幕を選びました。合わせてライトユニットを分解し、貫通扉窓裏の運行番号表示器に製品付属の「2738M」(常磐線から水戸線に直通する列車番号)ステッカーを貼ります。
写真は前面方向幕パーツの取付状況

せっかく分解したので、各所の色入れをします。
室内は、床をエナメル系ニュートラルグレーに、実車には存在しない室内灯受けはエナメル系艶消ブラックに塗ります。
写真は室内灯の色入れ状況

引き続き、交直流電車の見せ場である屋上機器の色入れ。
碍子はエナメル系艶消ホワイトに、パンタグラフ擦り板と屋上ケーブルはエナメル系ダークコッパーを筆塗りします。屋上機器に書かれた編成番号表記は、国鉄時代はどうだったか分からなかったので省略しました。
写真は屋上機器の色入れ状況

かくして、401系旧塗装の整備が完了。水戸線・常磐線風でガンガン遊ぼうと思います。
写真は整備が完了した401系旧塗装

レジェンド東武8111Fを作る04_車体表面の研ぎ出し2026年06月13日 06:16

いま組んでいるグリーンマックスの東武8000系一体成形キット、困った事が1点あって、車体側面の表面が何故かザラザラの梨地仕上げになっております。
写真は東武8000系キット車体側面の表現
写真で見ると分かりにくいのですが、現物を手に取ってみると明らかに月面のような細かいザラザラが車体側面に表現されております。

このザラザラ、塗装をすれば隠れるのかもしれませんが、どうも好きになれないので、車体を仕上げる前に客室窓や車体端部に盛ったパテと一緒に、平滑に削っておきます。
写真は車体側面の削り込み状況

まずは400番のタイラーで水研ぎし、大まかに表面を仕上げます。この時に客室窓上部に盛ったパテも平滑に整形されるので、ちゃんとRが出ているか、目視で確認します。
写真は車体側面の削り込み後の確認状況
ここで一旦ピンクサーフェーサーを下塗りして、再度確認します。

思いのほか客室窓上部のRが目立たないため、実車のディティールから離れますが、Rが少ないところは国鉄電車のようにちょっとRを大きくなるようパテを盛り直し、「R成形している」のが一目で分かるようにしました。
写真は客室窓上部のR再加工状況

盛ったパテを再度平滑に削り、客室窓上部Rの形状を棒ヤスリで整えたら、800番→1000番の紙ヤスリで車体表面を水研ぎします。
写真は車体側面の水研ぎ状況
水研ぎすると微細なプラ屑が車体に溜まるため、歯ブラシと超音波洗浄機を使ってこれを取り除きます。

水研ぎが終わった車体。こんな感じに仕上がりました。
写真は車体表面の研ぎ出し完了状況