おかえり北斗星07-「北斗星乗車456回の記録」2015年10月27日 22:41

鈴木周作「北斗星乗車456回の記録」
勤め先で、これからの仕事の見通しの話をしました。仕事がいっぱい来て冬以降猛烈に忙しくなりそうです。
仕事に恵まれるのはありがたいですが、休日も仕事に出ることが多くなりそうで、冬から春にかけてしばらく「予定を立てて遊ぶ」、という遊び方が出来なさそうです。
実際に忙しくなったら、具体的な先の状況が見えてきますが、いまのところはあまり気楽な事は言えなさそうです。

そんなアンニュイな気持ちで、先日買ってきた鈴木周作「北斗星乗車456回の記録」を読んでいます。

鉄道好きのあるエンジニア氏が、激務に疲れたある日、偶然取れた北斗星のロイヤル個室に飛び乗ったところからこの寝台列車に嵌り、仕事を辞めて画家になっても乗り続けた記録が、水彩色鉛筆画を添えて描かれています。
まさに「一期一会」の列車の出会い、それから変わった人生と「北斗星」との付き合い。その馴れ初めから最後の年まで、添えられる絵のように、愛情に溢れる温かみのある筆で綴られています。
あるファンが見た「北斗星」の記録でもありますし、逆に「北斗星」を通して見たあるファンの半生記、としても読めます。

寝台列車。
自分には敷居が高くてあまり乗ることはなく、北斗星も乗らずじまいでした。
でも後悔はしていません。想いは想いのままで心にしまい、見ているだけで満足でした。
憧れだった「最後で最高のブルートレイン」は、憧れの姿を完全に保ったまま、数ヶ月待てば仕事で困憊しているであろう未来の自分のもとに帰ってきます。

鉄道ピクトリアル 115系特集2015年10月22日 07:06


鉄道ピクトリアル115系特集
今年はじめ、模型仲間の某氏と「俺たちには近郊形電車が足りない」とか言ったことを富士山を背に語り合いました。そのあと某氏は富士山をぐるりと廻る115系や313系といった近郊形の模型を着実にものにしていきましたが、自分は相変わらずでのまま。
湘南色の115系で東北線の15連とかやってみたいとおもうのですが、思い入れだけが強すぎて知識や技術が追いつかず、何をやっても満足出来なさそうで手が出ないです。

そんな悶々とした年度の締めで出たのが、写真の鉄道ピクトリアル115系特集。
しかも
充実のCD-ROM付き(全車の車歴表と当時の専門誌の復刻つき)です。

昔のGMマニュアルかカタログにあった「(資料図書の買い過ぎで)2階の床が抜けても責任は負いません」がトラウマになったせいか、家や本棚が狭いせいか、あまり鉄道関係の本は買わないですが、それでもこの2冊は特濃。読みものとしても模型作りの資料としても超ハイカロリーで、おすすめです。

で、115系の模型、いつから作り始めるべ。。。

阿川弘之「南蛮阿房列車」2015年08月07日 05:12

今月に入って、「山本五十六」「雲の墓標」などの著作の、阿川弘之氏が亡くなりました。

代表作とも呼べる上記の著作や、最近の旧仮名遣いの随筆等は読んでいないのですが、氏の著作である「南蛮阿房列車」「南蛮阿房第二列車」は、好きで何度も読み返していました。
内田百間の「阿房列車」の、汽車に乗ることだけが目的の旅行記のを継いで、「二代目阿房列車」の「運転」を世界レベルでで行ったものです。



写真など無くても、文字だけで窓外に広がる情景があたかも車窓を見ているように連続して浮かぶようで、「旅行記」っていいものだと思うようになりました。

阿川氏の「南蛮阿房列車」は2作で終わりましたが、、文庫版でその解説を書いた宮脇俊三氏が「写真などいらない。否、邪魔」と纏め、その宮脇氏自身、良文でのも鉄道旅行記を長く著していました。
しかし、以降、鉄道旅行記の世界はなかなか有名な人が現れなくなります。正直「宮脇俊三の後継者」と呼ばれる人の文章をみても「文字だけで窓の外の情景が浮かぶ」世界に連れて行ってくれないのです。最初のハードルが高すぎたのでしょうか。
自分も新しい鉄道旅行記はあまり読まなくなりました。



ところで、このブログは、「まず写真を出して、その解説として文字を書く」反文学な書き方をしています(それ以前に、そもそもの表現力が不足している・・・)。
世で見るすぐれた旅行記の多くも、上記の「写真」が主役の書き方をしているように思え、「写真なぞ邪魔」を志向していない気がします。
それはそれでたいへん楽しいのですが、どうしても「写真で切り取った瞬間」の「点」に焦点が集まってしまい、文字しかないからこそ車窓が連続して想像できる「異体験」は味わえないような気がします。
「写真なぞ邪魔」を志向し実現できている旅行記、はそういう意味で重要な存在であると考えています。



そういう意味でも、「南蛮阿房列車」は、読むだけで世界の鉄道旅行を追体験させてくれる、重要な一冊だと思います。

鉄道模型に費すリソース2015年04月30日 23:23

仕事帰りの絶賛飲み鉄中の帰り道、携帯の電池が心許なくなっていたので、ヒマ潰しにお酒と一緒に「鉄道員裏物語」をキオスクで購入。実話誌をそのまま文庫にしたような、手堅い本でした。
本の中で、鉄道学校を卒業して、鉄道ファンのまま鉄道会社に就職した職員さんの話が出ていました。妻子に恵まれた職員氏は、自宅に招かれ、「部屋一杯のNゲージ」を目の当たりにします。
そこに費やした金額、300万円以上。。。

笑えないです。。。
鉄道模型は「T(時間)M(お金)S(場所)」を浪費する趣味と言われています。場所は転勤族の悲哀で厳しく管理している自覚はあるのですが、鉄道模型に突っ込んだお金と時間は。。。

ちょっとちゃんと精査するのが怖くなってきました。。。。。

今日の呑み鉄2014年11月20日 23:00

今月は、相某の角田課長に「ヒマか?」と言われるくらいスローな日常でしたが、何やら仕事関係がぁゃしくなって来ました。
そんな訳で、終電1本前で呑み鉄しながらの帰宅です。

今月は工作に向けてのモチベーションも高く、「毎日更新」のイキオイで工作してましたが、少し厳しそうです。

それにしても天海タソが愛飲(?)したストロングゼロ、アルコール度数がうpしたこともあり、いろいろ濃厚で昇天しそうでつ…