415系電車の修繕24-窓ガラスへのインレタ貼り2025年05月14日 06:44

車体の工作があらかた終わったところで、組み立て前に窓へのインレタ貼りを進めます。

戸袋窓に関東の国電名物、緑色の広告シールを表現します。
くろま屋のインレタを使ってサクサク転写します。
写真は窓に緑色の広告シールを貼った状況


引き続き、今回作成中の模型は2000年前の床下がグレーになる直前の姿を作っているため、扉窓にトレジャータウンの駆け込み防止用シールインレタを疎に転写します。
写真は駆け込み防止シールを貼った状況
ちなみに、優先席シールは貼りません。

そんな訳で窓ガラスへのインレタ類転写完了。トミックスの車両は、元々窓ガラスにスモーク色が入っており室内が暗いのが表現されているのですが、窓ガラスへのインレタを貼るとそれが顕著に分かり、逆にオーバーな表現が少々興醒めです(トミックス製品の製造が始まった1970年代、まさか実車がスモーク付き窓ガラスになることまでは予想できなかったでしょうけど・・・)。
写真は窓ガラスへのインレタ貼り完了状況

415系電車の修繕23-アイボリーの調整と半艶クリアーによる表面保護2025年05月10日 07:19

先頭車2両に比べ、中間車のアイボリーに「暖かみ」が少ないように感じられます。GMアイボリーAの重ね塗りが足りない模様で、車体の上半分にその傾向が強く見られました。
写真はアイボリーの色味の比較状況
考えた結果、アイボリーAを重ね塗りすることにしました。まず、青帯から下を再度マスキングします。インレタを貼り付け済みですので、マスキングはテープと裏紙を併用し、インレタ貼付部にテープがかからないようにします。
写真は車体下半分のマスキング状況
その後、車体上半分にごく薄くエアブラシでGMアイボリーAを重ね塗りします。
写真は車体上半分への塗装状況

マスキングを剥がし、再度先頭車と比較して問題ないのを確認して、インレタ類の表面保護のための半艶クリアーを吹きます。
写真は半艶クリアーの塗装状況
クリアーはどれだけ塗ったかが大変分かりにくいです。ダレないように注意しながら重ね塗りし、光にかざして塗り上がり状況を都度確認します。

415系電車の修繕22-戸当たりゴムの色入れとインレタの転写2025年05月07日 19:52

白車体に目立つグレーの戸当たりゴム。今まではエナメル系塗料やポスカで再現していましたが、もっと楽な表現方法はないものかと思案していたところ、シャープペンシルで戸当たりゴム部分をなぞる方法を見つけました。
試してみたところ、精度と施工性は抜群です。
写真はシャープペンシルによる戸当たりゴムの色入れ試験状況

試験施工の結果が良好だったので、早速415系の7両にシャープペンシルで戸当たりゴムの色入れを施工。
ちょっとグレーが濃いですが、いい感じに色入れができました。
黒ゴムの時は、シャープペンシルの芯の硬さをB寄りにすればOKそうです。
写真はシャープペンシルで色入れした415系の戸当たりゴム

引続き靴ズリの色入れ。いつもは靴ズリインレタを使って表現していますが、模型屋さんの在庫がメタルインレタしか無かったので、やむなくそれを使用します。
メタルインレタは115系電車の模型化で使用しようとしてうまくいかなかった苦い思い出があります。とどのつまり転写性が悪くなかなか車体に貼り付きません。
そこで色々試行錯誤し、まずは車体に普通にインレタを擦り付けます。
写真はメタルインレタを車体に擦り付けている状況
次にインレタの転写したい部分を台紙の上から押さえて、台紙を曲げて台紙から剥離します。
写真はメタルインレタの台紙からの剥離状況
このようにして、7両すべての転写を行いました。

転写系作業の最後に、ナンバー他車両表記のインレタを転写しました。
インレタは妻面の検査表記はくろま屋、側面の各種表記と100番台の車番はレボリューションファクトリー、700番台の車番はスローハンド、JRマークはトミックス旧製品を使用しました。
写真はナンバーの転写状況
車番は100番台の4両は元のK515編成、700番台の3両は今後の工作の展開を見越してK903編成(700番台トップナンバー)としました。ズバリの車番がありましたので、1個1個の数字拾いはしなくても大丈夫でした。
写真はナンバーの転写完了状況

415系電車の修繕21-アイボリーの再塗装2025年05月03日 09:38

「A君の作った小田急とB君の作った小田急は色が違っていて当たり前なのです」らしいですが、同一人物が作った小田急カラーの電車で、ロットによってアイボリーの色が全然違うのは流石に考えものだと思うのです。。。
悩んだ末、以前から使っていたもののクリーム味が強いと思い今回敬遠した、グリーンマックス#21のアイボリーA(クリーム10号の代用)を重ね塗りすることにしました。
写真はクリーム10号の比較

塗膜が厚くなるのは好ましくありませんが、サーフェーサーの上からディティールのパーツを接着しているため、塗装剥離をしての塗り直しだと手戻りが大きくなりすぎる恐れがあると判断し、重ね塗りとしました。
写真は帯の再マスキング状況
という訳で、帯を再度マスキングします。

色味の再確認で、グリーンマックス#21(旧製品)のアイボリーAを山スカのジャンク車体に試し塗り。
写真はアイボリーAの試し塗り状況
トミックス401系の色とは微妙に異なりますが、アイボリーに若干温かみが出てきたような気がします。

そんな訳でGMのアイボリーAを重ね塗りしました。
写真はアイボリーAの重ね塗り状況
合わせて、マスキングをし直して、塗料はみ出し箇所各所のタッチアップを行います。
写真は塗装完了状況
そんな訳で塗装が完了しました。

415系電車の修繕20-下回りと室内の塗装2025年04月27日 00:13

床下の塗装を進めます。

まずは台車を分解。台車も塗装するため車輪や集電パーツを外します。
写真は台車の分解状況
台車にプライマー(Mr.メタルプライマー)を塗って塗装の下地を作った後、床板と台車に艶消しブラックを塗り、色調を落ち着かせます。
写真は床板と台車への艶消しブラック塗装状況

塗料を乾かしている間に、綿棒で汚れた車輪を磨きます。車輪清掃にはMr.ツールクリーナーを使用しました。
写真は車輪の磨き状況
根がズボラなので、こういう時くらいしか車輪踏面の清掃をしません。。。

分解したついでに、室内の塗装。700番台の床板全体にクレオスのレッドブラウンを吹いてから、座席にレッド(晩年の実車は蘇枋色と呼ばれるアズキ色の座席モケットが使われていましたので、その代用)を、室内灯押さえやヘッドライト遮光部などに艶消ブラックを塗ります。
写真は室内の塗装状況
仕上がりはかなり雑ですが、車体を被せれば見えないところですので、イキオイで塗ってしまいました。
写真は室内の塗装完了状況