2022大糸線の旧型国電08-クモハ43810の工作その12022年06月04日 11:18

大糸線旧型国電では一番の目玉、クモハ43810を作ります。
流電クモハ52をベースにしますが、この工作は、GMマニュアルでも星が一杯付いた難易度の高いものです。
しかし「この部分自作した方が早い」の名台詞で有名な出た運転台後ろの部分の窓も、クモハ42のバルクパーツをもう1個使うことで星1個分は難易度が下がる気がします。

取り急ぎ適当な長さに切って窓を切り継ぎ。
長さが足りないところはプラ板を縦に切りついで、こんな感じでクモハ43810の側板を作りました。

ベースとなるクモハ52は張り上げ屋根のため、普通屋根に換装するべく工作します。
車体裏面肩部のリブを切除してから、車体裾から15.5ミリの位置で屋根R部を切断します。

その後表面仕上げに入ります。側面の凸ディティール全てを棒ヤスリ→400番紙ヤスリ→800番→1500番で削って平らにしました。

合わせて前面の工作を進めます。旧作クモハ51の前面をベースに、前面窓上下のウインドシルとヘッダーを削って表現します。
かつての拙い工作痕が残っていて、ちょっと恥ずかしいです。

2022大糸線の旧型国電09-クモハ43810の工作その22022年06月05日 17:23

引き続き、クモハ43810の屋根の工作を続けます。
実車は800番台の名前が示す通り低屋根車ですが、そのまま流用できるパーツも無いため、旧作のクハ68の屋根にクモハユニ44800の全面低屋根パーツをニコイチに切り継いで作りました。
当然、屋根には隙間が出ますが、この隙間はエポキシパテで埋め込みました。パテ乾燥後、削って整形します。

クモハ43810の車体をハコに組みました。旧作のクハ68の前面等を再用しますので、組み立てで隙間がどうしても出来てしまいます。この隙間はエポキシパテや溶きパテで埋め立てます。
パテと接着剤ですごい形相になってしまいましたが、パテが乾燥したら車体を削って整形します。

整形が終わったら、一旦削った雨樋類を復活します。雨樋と扉下のステップを、Plastructの極細プラ棒(雨樋は0.3mm×0.5mm、ステップは0.3mm四方)で復元しました。

クモハ52から優美な流線型気動車を捏造する2022年06月08日 17:19

処分するつもりだった、クモハ43810を錬成した「残り」のクモハ52側板。これをツラツラ見ていると、昔TMSで見た、クモハ52流線型によく似る流線型気動車が捏造できそうです。
窓割りが微妙ですが、この辺も機関室や荷物室が別づけであった、古典気動車ではお馴染みの形式「キハニ」を彷彿とさせ、かえって具合が良いです。

とりあえず窓1個詰めて、車体を切り継いでみました。
戦前製のキハニな雰囲気がしますが、派手な張り上げ屋根の影響か、どうもイマイチ「気動車」感がしません。
私鉄に仕上げるにも国鉄に仕上げるにも、これを気動車にするには、キハ17の寸法に近づけるような感じで各部を華奢に作る必要がありそうです。

ともあれ、構想が固まるまで、この側板はしばらくこの状態で「熟成」させます。

2022大糸線の旧型国電10-クハ55435の工作その12022年06月11日 17:24

大糸線では多数を占めていたクハ55400。名物のサハ57改造車ですが、いかにも中間妻面にそのまま運転台を付けましたといった感じの前面造形が好きになれないので、原型に似た前面を持つ車両の中からクハ55435を選びました。
まずはパーツを切り出し、バリ取りをしてから側面窓上下のウインドシル・ヘッダーをカッターとヤスリで削ります。

トイレの窓。実車は客室窓より一段狭い窓に改造されていました。
そこで、窓部分のみサハ48の窓を切り継いで表現します。

客用扉の一部は中桟付きプレスドアになっております。これもプラディティールで再現するべくPlastructの極細プラ棒を切り出して中桟風に接着し、四隅をパテ盛りします。

その後、側面全体をペーパー掛けして仕上げます。
側板はこれで完成。ノーシルノーヘッダーの一味違うクハ55の側板が出来ました。

半年ぶりの帰省その他2022年06月12日 20:57

コロナ禍で親から「帰ってくるな」と言われていたとはいえ、正月以来実感に帰省するのが半年ぶりという時点で親不孝全開なのですが、コロナの感染状況がある程度落ち着いたのを見計らって帰省してきました。
流石に実家を晒すのはアレなので、代わりにいつもの実家最寄りの真岡鐵道折本駅。いつ帰っても実家のような安心感です。
写真の画角とか切り位置とかがあまりにアレですが、帰りにSL列車の帰りの6103列車を撮ることができました。
ある意味SL以上に貴重な、ディーゼル機関車牽引の客車列車です。独身時代はよくこの列車を選んで帰省していたものです。

で、実家からの帰り道は、筑波山を眺めつつ、
つくば市のコストコに寄り道して買い物をしました。
ここのコストコは全面平面駐車場のため、こうして見るとアメリカ大陸に旅行しているような錯覚を受けます。

プチ海外旅行感覚を楽しみつつ、夏休みの計画を練成。。。
コロナが落ち着いているとはいえ、まだ海外渡航は勇気がいる昨今の事情を鑑み、今年の夏は沖縄の離島に飛ぶことにしました。