レイアウト向きの上越国際スキー場前駅2018年01月15日 06:00

上越国際スキー場前駅。
1997年に臨時駅として開業した駅ですが、本当にスキー場の前にある駅です。
今回スキーで初めて訪れましたが、色々と模型的で大変魅力的な駅でしたので、ブログで紹介します。

駅のホームは下り5両、上り4両分しかなく、ポイント等もないシンプルな構成です。
しかし路線は天下の上越線ですのでホーム有効長を無視して特急や貨物列車が行き交うのがこの駅の日常。
しかも、「シュプール号」と言い張ってホームにはみ出して優等列車を停めても、何らおかしくありません。
これこそ模型にしても実感性を全く損なわない、「模型的な駅」の真骨頂です。
駅のホームはメッキ漬け鉄骨の柱と柵、変色したアスファルト舗装と若干の付属設備しかなく、大変シンプルです。
駅のホームは、Nゲージでそのまま使用できる既製品が無く自作しなければなりませんが、例えば真岡鐵道折本駅も同じ鉄骨製ホームですので、自作とは言ってもそれほど難しくはない工作になると思われます。
上越国際スキー場前は1997年、真岡鐵道折本駅下りホームが2001年使用開始と、当時の駅ホーム新設手法としては標準的なものかもしれません。

次に立地。
駅前は、上越国際スキー場のアネックス(分館)が駅前にあり、スキー場近くの民宿街にど真ん中。
アネックスが出来たのが1982年、駅が出来たのが1997年で15年のタイムラグがありますが、アネックスをあえて駅前(線路前)に作ったことで、当時の国鉄(JR)に駅の設置を強く促したものと思われます。

スキーや民宿以外は、駅前は蒲野沢の集落が十数軒しかなく、この点もレイアウト的です。
駅前の建物も、民宿として使用されているものが多く、原色主体のポップなものでOK。
日本型レイアウトの佳作に多い「渋い」感じでは無く、お子様も喜びそうな「明るい」感じのレイアウトになりそうです。
駅のホームは4〜5両分しか無く、このままエンドレス付きのホームレイアウトに再現しても、長さ方向が1200〜1300ミリに納まるコンパクトなレイアウトになります。この点もまさに「レイアウト向き」。

ちょうど夕暮れ。上越線ならではの緑色の架線柱をくぐって、清水トンネルを超えて水上までいくE129系電車が雪を纏って入線してきました。
すれ違いにはほくほく線の電車が快速運転で通過。

ホームレイアウトを持ちたい人間として、まさにホームレイアウト向きの題材を見つけてしまい、「いいもの見させていただきました」と満ち足りた気持ちで一杯です。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
ひらがなで以下の8文字を入力してください
でいすいてつどう

コメント:

トラックバック