鬼怒電ものがたり-元西武+運輸省規格型の工作(下回り→完成)2023年09月02日 12:50

鬼怒電の元西武+運輸省規格型電車電車を仕上げます。

台車。
元西武のクハは手持ちパーツの有効活用を目指し、台車はのグレーのDT11を履かせました(本当はDT10の方が良いのですが)。
運輸省規格型のモハは、そこそこ古めの外観をした鉄道コレクション付属の台車(形式失念)を履かせ、「近代化された釣り掛け駆動車」の雰囲気が出るようにしました。
写真は台車の取付状況

床下機器。
運輸省規格型は将来の動力化を考えて製品の床下のままとしました。
一方、西武中古は最近発売されたグリーンマックスの旧型国電床下機器を奢りました。ブレーキシリンダーが立体的でいい感じです。
写真は床下機器の取り付け中の状況
西武時代の実車は発電機とコンプレッサーはクハ・サハに分散配置されていますが、「鬼怒電」ではこれらの補助機械はモハに集中搭載されているという設定なので、模型でも取り付けていません。
写真は台車・床下機器の取付完了状況

ここまで来て屋根の追加工作。
私鉄といえばL字型無線アンテナ。という訳で我が家に大量にストックがあるトミックスレッドアロー用のL字型無線アンテナを「鬼怒電」の電車達に付けてみました。
私鉄感マシマシでいい感じです。
写真は無線アンテナの取付状

最後に、ライト周りに色入れ(ラッカー系塗料のシルバー+テールライトはエナメル系塗料のクリアレッド)をし、前面窓裏に方向幕を貼り(103系キットの「取手」を流用)、完成です。
写真は完成した鬼怒電旧型電車の前面

で、出来上がった鬼怒電の模型を肴にニヨニヨしながら一杯やっている時に思いついたのが、旧作の「大井川鐵道ベースのモハ+小田急ベースのクハ」と今回の2両とを組み替えてみては?というもの。
写真は完成した鬼怒電旧型電車。編成を旧作と組み合わせています
大井川鐵道ベースのモハは元々の出自が西武鉄道ということもあり、西武同士のモハ+クハで組み合わせた方が色々しっくり来ます。一方、運輸省規格型モハ+小田急クハの組み合わせも、私鉄定規(車両幅とかが国鉄よりも若干狭い)同士ということで、こちらもより私鉄電車らしく見えます。

【鬼怒電元西武+運輸省規格型 まとめ(2012.10-2023.9)】

EF80一次型の工作01-ジャンク箱からサルベージ2023年09月03日 01:54

次作に突入します。次作はEF80の一次型。常磐線には欠かせない機関車ですが、工作途中のままジャンクケースを占領しておりました。
これを完成させればジャンクケースが1個減らせる、もとい常磐線コレクションがさらに充実するので、今回着手します。
ベースはマイクロエースのEF80。一次型は素晴らしいKATOの完成品がありますが、2013年に竣工した二次型と色々バランスを取りたくて、敢えてマイクロエースの中古をベースに工作を始めました。
写真はジャンク箱から出してきたEF80の1次型

模型のナンバープレートはもう一世代(昭和50年代製)新しいブロック式のように見えますので、一旦ナンバーを埋めて平滑に削り出します。
合わせて、前面と側面のパーティングラインや別パーツ取付予定の前面手すりも平滑に削っておきます。
写真はナンバープレートを埋めて各部を平滑化した状況

EF80一次型の工作02-車体の塗装2023年09月06日 06:40

加工したところがきちんと仕上がっているか確認するため、いつもの通りピンクサーフェイサーを吹いてチェックします。
写真はピンクサーフェーサーを吹いた状況

いつもの通り仕上げ漏れ(穴埋めができていなかったり削りが足りなかったり)が複数発見されましたので、溶きパテを盛って削り出し、再度ピンクサーフェイサーを吹いてチェックします。
ピンクサーフェイサーの色味だと、交通博物館の模型で見た、ピンク色の交直流試験機ED46に見えてきます。
写真は表面仕上げをして再度ピンクサーフェイサーを吹いた状況

その後赤13号(モリタ)を塗装。イメージしていたよりも若干暗めの色調ですが、塗り終わってニヨニヨ。
しかし乾燥してから改めて見てみると、塗膜表面が結構ガタガタで気に食わないため、一旦塗装は剥離して再度塗り直すことにしました。
写真はEF80の塗装剥離状況

再度ピンクサフ→表面仕上げ→ピンクサフ→赤13号を塗装。
ザラザラ気味でちょっと表面のイメージが異なる気もしますが、写真で見る限りは問題ないので、これで行きます。
写真は赤13号に塗ったEF80

ネットで見た実機写真を参考に屋根を艶消しブラックに、前面の帯をメタリック塗料のステンレスに塗って磨きました。
塗装はこれで完成です。
写真は屋根と前面帯を塗ったEF80

宇都宮ライトレールの模型2023年09月09日 04:44

出張で都内に出たついでに、8月25日に発売になった宇都宮ライトレールHU300型の模型と動力ユニットをゲットしてきました。
写真は宇都宮ライトレールのNゲージ模型

開封します。ライトレールの電車だけでなくステッカーと停留所キットが付属。停留所キットは近代的な模型でいろいろ応用ができそうです。
写真は鉄道コレクション宇都宮ライトレールの同封品

で、早速動力化しました。別売の動力ユニットをポン付けするだけです。
1点気になる点が。他の新潟トランシス路面電車に比べ先頭が長いため運転席周りがスカスカになりますがキニシナイ (・з・)
写真は動力化したライトレール

アンテナ取付用に、説明書に従って製品に孔を明けます。
写真はアンテナ取付のための穿孔状況
別付パーツのアンテナは使用せず、ストックしていたトミックスレッドアロー用アンテナ(JA02)を使用しました。いい感じです。

合わせて、もう1個動力ユニットを買ってきて、先週組み上げたばかりの自由型鬼怒電モハ420(運輸省規格型・模型は富山地鉄の塗り替え)動力化しました。説明書をよく読まずに18m級動力を買ってきたため、ちょっと阪神電車のようなロングホイールベースになりました。
写真は鬼怒電の動力化。ちょっと台車間距離が長い

最後は、鬼怒電と宇都宮ライトレールとを合わせて、もしかしたらの時空を超えた宇都宮駅東口でのランデブーを。
写真は鬼怒電と宇都宮ライトレールのランデブー

宇都宮ライトレールの運転席周りをリアルに2023年09月10日 00:49

宇都宮ライトレールの模型、キニシナイ(・з・)だった運転席周りのスカスカ。前面窓が大きいこともあって、やっぱり気になってきます。

ディスプレイモデルの床下にあった室内運転台パーツ(写真の黒い奴。椅子とかも付いていて割とリアル)が、動力ユニットに嵌まらない設計になっているため、こんな事になっております。
写真は運転席回りのスカスカと運転台パーツ

そこで、捨てずに取っておいた(ここ大事)運転台パーツを加工し、動力ユニットの前に嵌め込むことにしました。
室内運転台パーツを床下から外し、運転席の椅子のところで、レザーソーを使って切断します。
写真は運転台パーツの切断状況
で、切断した運転台パーツのうち前側を、LRT車体の裏側に接着します。位置決めの微調整をする必要があるので、今回の接着にはゴム系接着剤を使用しました。
写真は運転台パーツの接着状況

車体を元通り組立。加工前(左)と加工後(右)を比較すると、運転席周りのスカスカが綺麗に解消されており、また動力ユニットを装着しても運転台のコンソールが前面窓から透けて見えるようになり、大変セクシーです。
写真は運転席回りの工作の前後比較