駅モジュールの製作05-ホームの脚2008年04月09日 20:52

土台ができたところで、いよいよ工作開始。まずは、似たような形の製品が無く、流用が効かない増設ホームから手をつけました。

一番悩んだのがホームの脚。実物(写真下)は、メッキした鉄骨を組んだ簡素かつ見通しの良い構造です。このタイプのホームは製品化されておらず、また建物キットから似たようなもの(工場キットの櫓など)を流用しようとすると、この脚のためだけにキットをいくつも買わなければならず、あまり経済的ではありません。

考えた結果、「架線柱(トミックスの従来製品)の梁部分を、二つ互い違いに貼り合わせる」ようにすれば楽に量産できそう(部材は厚くなり、形状は正確ではないが、そこは目をつぶる)だと考え、早速試作してみました(写真上)。ちょうど斜材がX字状にクロスする形状となり、一応近いものができます。


引き続き今回の更新もネットカフェからお送りしております。

駅モジュールの製作06--バラスト撒き2008年04月10日 19:57

線路のバラスト撒きです。

通常であれば、複線の両側にバラストを撒くのが本来の工法ですが、今回は(も)複線の片方は線路の錆も落ちて一体化したような茶色に、もう片方は線路を増設したばかりのライトグレーとするため、片方の線路にのみバラストを撒きます。

まず線路に電源供給用のフィーダーを固定した後、バラストを撒きたくない部分(フィーダー、もう片方の線路が来る部分)をマスキングして、バラストを撒きます(写真左)。その後、霧吹きで全体を湿らせた後、木工ボンド水溶液を垂らして固着します(斜視hん右)。木工ボンド水溶液は、界面活性剤を含む台所洗剤を含ませておくとスッと流れます。


この作業は酒を呑みながらやっていたのですが、途中でアルコールの廻った作者は寝てしまった様子。でもその後、作者が大鼾をかいて寝ている横でも小人さんたちによって作業は進められた模様です。

  • (カミムラ)昔、鉄道の車両を人力で押す写真を見た事があるけど、まさか本当に自分が押す事になるとは思わなかったな。
  • (キクチ)その持ち方だと「押す」んじゃなくて「引く」んじゃないの?そもそも貨車脱線してるし。
  • (ヨコミ)はいはい押すでも引くでもいいから貨車はここでストップ。貨車の荷台を開けてバラストを落とすぞー。そこ突っ立ってないで手伝ってよ重いんだから。
  • (キクチ)絶対ヤダ。

超激安・塗装ブース2008年04月12日 19:10

今まではベランダで塗装を行っていましたが、今度の住まいはベランダが無く、塗装は室内で行わなければなりません。健康の事、財布の事を考えて、見よう見まねで塗装ブースを作ることにしました(市販しているものもありましたが、住んでいるところで手に入るものは1万3千円と結構高いので・・・)。

まず引っ越しで余った段ボール(無印良品の引き出し段ボールの片割れ)に孔を開け、100円ショップで買って来たハンディ扇風機を取り付けます。取り付ける土台はペットボトルで、固定はガムテープで済ませてしまいました。

丸孔の先は丸形のペットボトルを接続します。使うときには窓側にブースを置いて室外に排気されるようにします(写真した)。

しめて・・・300円くらいかな?

以上、すごいいい加減な塗装ブースですが、缶スプレーを使って動作試験したところ一応ちゃんと機能しました。使ってみて、もし排気能力が足りなければ、もう1つ扇風機とダクトを増設する予定です。


自宅のインターネット回線が復帰しました。やっぱり部屋からインターネットが出来るのはいいですね。

駅モジュールの製作07--バラストとホーム側面の塗装2008年04月13日 20:22

バラストとレール側面の塗装をします。使った塗料は、マホガニーとジャーマングレーの缶スプレー。

実際には鋳物のブレーキシューが飛び散った粉でホーム側面も錆色に染まっています。そこでホームも据え付けて塗装。塗装にあたっては塗料が廻ると困るフィーダー周りはマスキングしています。

で、こんな感じになりました。

今週の「週刊東洋経済」2008年04月15日 20:59

「週刊東洋経済」なんて読む顔ではないのですが、タイトルにつられて購入。

鉄道趣味誌とは根本的に異なる切り口(日本の商社が外国鉄道で利益を挙げていることなど今まで全く知らなかった)や、馴染みの深い話題(銚子電鉄の件など)などが網羅されており、鉄道ファンにとってもなかなか読み応えのある特集でした。

このブログ的には、「鉄道模型も売り上げ拡大」という記事を読んでみます。

現在の日本の鉄道模型の市場規模は約150億円(関水金属)。数年前に推計された「マニア消費者市場における鉄道趣味の市場規模は40億円」という数字とだいぶ開きがあります。また、市場での売り上げの伸びも「業界全体で4〜5%伸びているのでは(トミーテック)」という推計もあります。

Nゲージの市場シェアは、関水金属・トミーテック・マイクロエースの3社で市場の7割を占めておりますが、これにグリーンマックスやモデモが続いているものと思われます。

発展の方向でも「明らかにジオラマ志向が増えて来た(トミーテック)」とあり、ここ数年の建物などの製品アイテムの激増を裏打ちしています。

以外だったのが、「子供の母親の視点」。「ゲームやモデルガンなどと異なり、鉄道模型の方が安心して子供に勧められる」と言った事が堂々と雑誌に書かれているのは、正直に言うとカルチャーショックでした。