ドイツ風急行客車の整備01〜ベースは日本型2011年01月29日 20:40

ドイツ風急行客車の整備

ちょっと前に書きましたが、自分は大学の卒業旅行で行ったドイツの鉄道の事が忘れられず、Nゲージでも当時(1990年代後半)の車両をいくつか集めています。

しかし、彼らは結構な値段がします。なかなかオイソレと買い集める訳にはいきません。実際、ドイツに行ったお土産に、模型の機関車を買ってきましたが、彼に牽かせる客車まで買う資金は残ってませんでした。。。


で、日本に帰ってから、TMS誌で10系客車をヨーロッパ風に改造する作例が紹介されていた(側面にステンレスのコルゲートを貼ってフランス風にしていました)のを思いだし、以前自分も10系客車をベースにドイツ風の車両を作りました。安価に車両を増備できたものの、いろいろ出来に不満があり、作り直そうと思い車体をバラして、増備車も作ろうと工作を始めたものの・・・・そのまま数年間放り投げてしまう事になります。(写真上)

で、ドイツ型の客車を増備した事から、ドイツ熱が再発。しばらく塩漬けにしていた客車を完成させる事にしました。


ベースは、グリーンマックスのナハ10系軽量客車。昭和30年代に増備が進んだ、スッキリした外観を持つ客車ですが、この車両はドイツの隣スイスの技術で製造されたものです。

作った当初は、日本型と同じ20m級としました。しかし、ドイツ型客車の完成品(実車は26mあります)と並べてみると、20m級だと日本型丸出しのようで、どうもスマートさがが足りません。
しかしながら、実車どおりの長さにするのも冗長と思い、実車の窓数にあわせて車体長を延長することにしました。3両分の車体と、増備しようとして途中まで工作した3両分の車体を切り継ぎ、合計4両分の車体にします(写真中)。

今回は、今は種別ごと無くなってしまったInterRegio(地域間列車=日本の「急行」に相当)を作る事にしましたので、4両中3両は2等車、1両は1等・ビストロ車とします。1等室部分は、以前工作していましたが、オロネ11の窓部分のみを切り継いで側面に嵌め込んでいます。
何も考えずに適当な寸法で箱組し、隙間にパテを流し込んで固化を待ちます。(写真下)