答え合わせの時間です(ケルン・メッセ・ドイツ駅とモジュール) ― 2023年12月10日 03:07
「世界一のカーブした駅」ことケルン・メッセ・ドイツ駅風モジュールを作っていた今年の冬〜春にかけては、まさか同じ年の9月に自分がそのケルン・メッセ・ドイツ駅に降り立つなんて事は考えにくかった訳で(考えてもいなかった、とまでは言えないです・・・)。
帰国して落ち着いたところで、「答え合わせ」の時間です(旅行に行ってから今までは自宅の修繕工事の都合でモジュールが出せなかった)。
まずは高架ホーム地下からケルン・メッセ・ドイツ駅11番地上ホームの先端を見た時の様子。以下、写真上が実物、写真下が模型です。
模型では曲線半径が実物と比べ物にならないくらいきついのは仕方ないとして、実物に比べてオーバースケール気味に取っている複線中心間隔がケルン・メッセ駅の実物に比べてきついのは仕方ないところです。あとホーム照明と駅名標が足りません。
12番ホームから他のホームに移る連絡通路。
模型ではバリアフリーの事はあまり考えずにホーム経由の上に行く階段で12番ホームと他ホームとを連絡しているのですが・・・
実物はもっと鬼畜でした。12番ホームと他のホームとは地下通路で一旦地下に降りて連絡する構造。
12番ホームに降り立った乗客は、ケルン中央駅方面に行こうとする場合、重いスーツケースを持って一旦下がって上がって、さらに高架方ーむに上がるのを強いらレます。
ケルン中央駅での方向転換とそれに伴うロスを避ける、という意図がケルン・メッセ・ドイツ駅の地上ホームにはあるのは分かるのですが、もう少し何とかできないものだったのでしょうか。
写真は高架ホーム下の様子。模型はカメラが入らず曲がってしまっています。
柱が模型の方は華奢です。もう少し太い柱を奢りたかったところですが、建築限界の都合で叶わなかったところです。
地上ホームから高架ホームを見てみます。
カーブがきつく玩具的な見た目にはなっていますが、このアングルから見れば「当たらずとも遠からず」な感じに見えるのではないでしょうか。
あと模型ですっかり再現漏れしていたのが、地上の11番ホームから直接道路に出られるこの通路です。
12番ホームのバリアフリー対応がアレなところですが、対向する11番ホームは結構バリアフリーの点で行き届いているように見えます。
「答え合わせ」はこんな感じ。やはり実物に比べて玩具的なくらい妥協を迫られている鉄道模型周りのカーブ規格で左右される点はあります。
あとやはりGoogleストリートビューという便利なものがあっても、実物を取材しないとそれなりに実感的なものは出来ないことを痛感しました。
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