横須賀線32系電車の工作(04)戦前製電車のリベットを表現してみた2009年08月15日 04:43

リベットの表現

世間はお盆休みですね。自分の勤め先では「盆休み」の考え方が無い(夏休みを自由に取れる)ので、カレンダー通りの出勤でした。幹部がこの時期にあわせて休暇を取るので、留守番をしなければならないのです。

もともとお盆は、祖先の霊がこの世に帰ってくるのを祝う風習で、もともとは旧暦の7月15日に行っていたものです。それが何故か分からないのですが、1ヶ月遅れた8月15日前後の「月遅れ盆」が定着し、先祖の墓参等のためこの時期に夏休みを取る風習が広まったと思われます。

あと月遅れ盆の期間中である今日「8月15日」が、多大な犠牲者を出してしまった第二次世界大戦の「終戦の日」であることも、この日が特別な日である理由を補っているのかもしれません。

異様に朝早く目覚めた今朝は、そんな思いに頭を馳せながら、その第二次世界大戦以前に活躍した電車の工作をしました。


戦前製のモハ32系ですが、当時の戦前製車両と同様、鋼製の車体はリベットで組み立てられており、車体外板にはリベットの突起が目立っていました。Nゲージのサイズだと細かいし煩いものなので省略しても問題ないと思います。現に鉄コレの旧型国電でもリベットは省略されていますが、これが問題になっているようには見えません。

ただし、編成を組むサロ45等のGMキットでは、律義にリベットが表現されているため、今回鉄コレを改造して作るモハ32でも釣り合いを取るためリベットを追加で表現することにしました。

リベット表現に使ったのはタヴァサのレタリベット(PN-9483)です(写真左上)。車両番号のインレタと同じで、台紙の上からこすって車体に転写してリベットを表現するものですが、その細かい事細かい事・・・。

早速、きれいにした車体に転写棒を使ってチマチマと転写(写真右上)。転写自体は糊がそこそこの強さで特に転写しづらい等は無かったのですが、細かい表現なのでなかなかキレイに仕上げるのは難しいです。

何度かやり直し、とりあえず窓下部分は転写しましたが、どこまで表現に拘るか・・・なかなか悩ましいです。転写した後はリベットをしっかり固定するためその都度サーフェイサーを吹いてきます(写真下)。

とりあえず今日の工作はここまで。一休みしたら実家に帰って墓参りしてきます。