JAM限定品を旧作と比較してみた2009年08月23日 23:11

マイクロエース103系京葉線とグリーンマックス組立品の比較

「限定品」を騙る煽りには割と鈍感な方ですが・・・

今回JAMで発売されたマイクロエースの103系京葉線は、もともと好きだった青い103系で、しかも最後まで華のある成東・勝浦行き分割快速運用に就いていたケヨ204編成がベースと言うことで、熟慮の末買ってしまいました。最末期の実車はこんな感じ。全車更新車で扉窓が金属押さえて統一された、美しい編成です。

(写真左上)まずは動作確認。ライトは白色LEDとのことでしたが、ちゃんとヘッドライトは電球色っぽくなっており、方向幕とは異なる色をしております。もうこれだけで大満足。

(写真右上)実はこの204編成、実車引退直前の2001年にグリーンマックスのキットを組んで作ったことがあります。当然現在の完成品と比べても仕方が無いのですが、敢えて比較w
このキット、101系キットをベースに同社の103系パーツやAU712クーラーパーツを使い、色はキット指定の青22号よりも更新車っぽいまったりした色合いのコーラルブルー(タミヤTS41)を吹いています。

(写真中)で、車体の比較。JAM限定品は、実車には存在しないサハ103-113の方向幕だけがすごく残念(実車には付いていなかった)ですが、各所の標記も細かく決まっており、なかなか満足できる仕上がりです。一方、ちょっと明るいコーラルブルーのキット組立品。各所のディティールはさすがに限定品に圧倒されていますが、これはこれで思い入れがあり手放せません。

(写真下左)前面の比較。限定品もキット組立品も、前面補強は再現されていません。限定品はスカートが表現されていますが、キット組立品ではスカートの連結器と干渉しない再現方法が思いつかずスカートは付けていません。窓上の方向幕は、実車が冷房化改造の時に位置・形状を微妙に弄っていますが、グリーンマックスの方がそれっぽい位置にあるような気がします。
車体表現をクモハで比較。さすがにマイクロエースのキットは窓が全て嵌め込み式でスッキリ仕上がっています。ただ戸袋窓・扉窓のRの表現はグリーンマックスのキットの方が近いような気もします(KATOの完成品とも寸法が微妙に違いますが、こうなってくると「何が正しいのか?」もう分からなくなってきました・・・・)。

すごい思い入れがあり、当時の技術なりに頑張って作ったキットを華麗に後追いされた形になりましたが、これはこれで大満足、どちらも大事にしたいと思います。