北東北"鈍行"読書紀行(行き編)2011年05月04日 23:07

現在、友人のお見舞いに来た青森市内のホテルこのブログ記事を書いています。
北東北"鈍行"読書紀行

いきなりビーンボールですが、出発は実家のある茨城からです。
連休初日はまず自宅から実家に向かい、実家・親戚の農作業の手伝いをしました。去年と全く同じですね。で、その晩は親戚宅で会食。
明けて4日の朝に出発です。

1ヶ月ぶりの宇都宮
まずは宇都宮着。つい1ヶ月前まではここに住んでいました。
3年間とはいえいろいろ思い出のある土地です。いつもだったら出掛ける時間の筈の午前中に着いたことを、なんだか密入国をしているような、くすぐったい気分です。

気を取り直して、ここから再出発。東北線で北に向かいます。新幹線じゃないのは・・・・今日はまるごと時間があるので、積ん読状態の本を読みながらのんびり青森に向かおうと思ったためです。家だとネット動画見たり工作したりで、なかなか落ち着いて本が読めません。こういう風に外に出て読書すると、たぐるページが捗ります。
通勤で乗り慣れた東北線に乗り込み、いつも降りていた駅を素通りし、黒磯到着。ここから先は地震の復旧で開通が遅れた区間。線路に撒かれた砂利(復旧個所は新しいライトグレーの色です)でその痕跡が分かります。

快速仙台シティラビット号
行程は順調。列車自体はそんなに遅れる事もなく、てっきり運休しているものと思っていた仙台行きの快速電車も運行しています。午後3時前には仙台到着。この間に2冊の本を読み切りました。(読んだ本の感想は後日アップします)

東北線が海に近づくところ
車窓で見る限り、損傷している建物は仙台に付くまで地震での損傷は多くはみられませんでした。茨城・栃木では瓦屋根の損傷が多く見られましたが、東北地方は瓦屋根が少ないせいかもしれません。
ただ、海から離れているところを走る東北線ですが、(仙石線)陸前浜田の駅あたりは海に近接しており、泥をかぶった線路やトンネルを抜けて漂流して打ち上げられた漁船、水たまりに半分津婚だ軽自動車を見かけたのは、やはりショックでした。

2011年5月の盛岡駅
おおよそ半日、いろいろ持ち込んだ本を取っ換え引っ換え読みつつ普通列車に揺られ続けて、予定より2時間早い午後6時に盛岡到着。
いつもの鈍行列車の旅ですとアルコール片手の「飲み鉄」になるのですが、今回は図書の世界に没頭しつつ時々車窓に目を遣る、頭にも心にも体にも健康的な鈍行列車の旅となりました。
盛岡は、大学時代散々岩手県交通のバスを追いかけに来た、個人的に馴染の深い土地です。新幹線の指定時間まではまだ余裕があるため、ここで夕食を摂ることにしました。

盛岡じゃじゃ麺
盛岡といえば麺類が有名ですが、冷麺の店もわんこそばの店もどこも行列。待っているうちに新幹線が出てしまいそうです。どこで夕食にしようか大通りを歩きながら物色していると、「じゃじゃ麺専門店」を発見。盛岡じゃじゃ麺は食べた事ないな〜と思いつつ入ってみたら大当たりで、客はそこそこ入っていて適度に混んでおり、味も満足、なにより安価(じゃじゃ麺並1杯500円)。
ここで今日はじめての一盞をたしなみ、最後のチータンタンまでお腹一杯味わい、適度に酔ったところで新幹線に乗り込みます。