安中貨物の工作08(タキ15600をハンダ付けで組む:細かい部品いろいろ)2012年04月07日 01:59


車体裾への配管の取付
さて、車体の大まかなところが組み上がったところで、今度は細かい部品を付けて行きます。
金属キットの場合、1枚のエッチング板からしかるべき部品を切り出し、山折り谷折りでいろいろ折って車体に組み付けて行く、そんな工程が多いです。どうしてもエッチング板からの切り出しですので、配管であるべき丸い部品も矩形断面になってしまい宇野ですが・・・・そこは目をつぶるところでしょう。

まず車体裾の材料取り出し用の空気配管を取り付けます。最初にエッチングパーツからしかるべき部品を切断(写真上)、折り目の凹が上になるようエッチングパーツを「箱」に組み立てて行きます(写真中)。で、最後に車体に配管系と取付(写真下)。
どうしようもなく配管が歪んでますが・・・これが自分の限界です。

車体へのパーツ取付
で、次は車体パーツの取付です。屋根端部デッキおよび区名札は、細かいところのハンダ付けが苦手なため、昔のTMSで見た「ハンダメッキ」と呼ばれる方法(予めハンダ接合する面の片側にハンダを盛っておく事で、もう片方は熱するだけでハンダ付けが可能)で仕上げます。。
やり方は、接合面の片側にフラックスを最初にたっぷり塗り(垂らし?)、ハンダをそこに垂らします(写真上)。その後、もう片方の接合部品をハンダを垂らした面に押さえつけつつ、ハンダゴテを充てます(写真下)。
悪い見本のようですが、思ったよりも簡単です。

はみ出たハンダは、キサゲ刷毛で削っておきます。

安中貨物の工作07(タキ15600をハンダ付けで組む:余計なハンダの削り取り)2012年04月05日 23:50

実に3ヶ月振りの安中貨物の工作です。言い方を変えれば2012年も既に4分の1が終わってしまったンですね・・・

確か前回は、余計なハンダを削ろうとしたらハンダを削るキサゲ刷毛が駄目になってしまったところで更新が終わっていました。キサゲ刷毛は1本2000円以上と高価なうえに都内の模型店まで出ないと売っていません。代わりにホムセンで買う代用キサゲ刷毛も試してみましたが、あまり良くなかったです。
結局代わりのキサゲ刷毛を購入しましたが、そこでタイムアウト。2月・3月は全く工作できませんでした。

年度も明けて、ようやく工作する体力・気力が残るようになった4月、タンクに歩み板を取り付ける際、盛りすぎたハンダをキサゲ刷毛で落とします。4両工作をしているうち、先行してタンク体を組み上げた1両(写真一番下)の他2両は何とか削り切れましたが、残り1両(一番上)はどうしても削り切れなかったり、逆にランボードの脚まで削りすぎてしまったりでいま一つです。

タンク体の取付も歪みがあるこの1両は、残念ながらここで工作を放棄。残り3両を全力で仕上げることにしました。
今日はここまで。。。。

安中貨物の工作05(タキ15600をハンダ付けで組む:床下ホッパー)2011年12月31日 14:30

さて大晦日。限りある休みを有効に使うべく家事をいろいろしてたらあまり工作の時間が取れなくなってしまいました。
とりあえず掃除とかやることやって、いざ工作開始。

まずは床下を仮に嵌めてみて様子を見てみます。
床下を嵌めて実車写真と見比べてみる
若干実車よりもタンク体が高いような気もするのですが、雰囲気は悪くないですね〜。
しかしながら、タンク体の下半分はどこまで丸めればいいのでしょうか。あと丸める作業で当たってしまう突起の処理は?説明書を読んでもあまり詳しくかいてありませんので、考えながら組み立てなければなりません。

タキ15600キット(ペアーハンズ)タンク下部の工作
ネットで他の方の作例を見てみたりして、この突起は箱状に組み立て、その上にタンク吐出口をかぶせて固定する模様です。タンク上半分は既に接着が終わってますので、下半分はこの段階で丸めても問題ありません。という分けで、下の突起を箱状に組み、広がらないよう輪ゴムで仮止めします。(写真左上)
で、接着等の方法で固定するのですが・・・接着だと接着剤が効くまでに時間がかかり、強度もちょっと疑問が残るため、富山地鉄以来1年ぶりにハンダ付けで組み立てることにしました。フラックスを多めに塗って、ハンダ鏝を充てる。後の事がありますので、はみ出さないように多めにハンダを盛っておきます。
その下に付ける吐出口(ランナー番号でいう「8番」)。説明書は「箱に組む」としか書いておらず、これもどこをどう折って箱組すればいいのか、自分で考えなければなりません。
4両各々違った方法で比べた結果、一番良さそうだったのが・・・
(1)片側の端部(吐出口がある方)は、固定用の突起を折るのではなく切ってしまい、箱組も折り癖をつけるだけで止めておく。もう片側は箱状に組立ておくが固定はしない。(写真右上)
(2)この状態で吐出口にフラックスを塗り、先に組立たタンク体を嵌め込む。(写真左下)
(3)裏返して熱したハンダ鏝を当て、多めに流しておいたハンダを箱の中で溶かしながら位置決めしてそのまま鏝を放す(ハンダが冷えて吐出口・タンク体の両方が固定される)(写真右下)。
(4)最後に、折り癖をつけるだけで止めていた端部をヤットコで曲げて箱に組み立て、周囲に軽くハンダを流す。
という方法です。

こんな試行錯誤が多分組み上がるまでこれからも続くでしょう。
新年会に間に合うか、すごく怪しくなってきました・・・・

(おまけ)
今年は泥酔鉄道パスタ部も低調でした。粉はかってあるけどなかなか家で麺を打てません。今年最後の記念に、年越し蕎麦は手打ちで作ってみました。
普通に蕎麦を打つよりも若干小麦粉を多めに混ぜ、ネットでレシピを見たもののあまり参考にせずに打ってみると・・・
手打ち年越し蕎麦
なんかまっとうなものが出来たような気がします。
気持ちが昂ぶって茹でると・・・・どこで手順がおかしくなったのか、麺というよりマカロニとかクスクスみたいな米粒状になっちゃいました。
年越し蕎麦は「細く長くいきられるように」との願いを込めていただくものですが、これじゃ全然方向違いですね。

ともあれ、今年の工作はこれで終了です。

富山地鉄14760キットを組む(完:3両揃いました)2011年01月23日 13:08


富山地方鉄道14760(あまぎモデリングイデア)
長々ダラダラと進めてきた「富山地鉄14760型電車」ですが、ようやく完成させる事が出来ました。

富山地鉄14760:前面の表示
新年会から帰ってきて、先に作った2両を見てみると、どうも前面窓の嵌め込みが雑過ぎたので作り直しました。もう1回塩ビ板を現物合わせで切り出し(左右・上下で若干寸法が異なります)、嵌め込んだ後は木工ボンドで固定します。その後に車番・行先表示を貼ったプラ板(2mm×7mmに切り出し)を窓の後部に木工ボンドで貼る工法としました。手間はかかりますが、各々の工程に集中できます。

最後に、運転台仕切りを取り付けて、車体と床下を両面テープで貼り付けて完成〜。
富山地鉄14760:前面の表示
やっぱり塗り分けとかガラス接着とかが雑になっています。Nゲージの模型を弄って20年以上経っているのですが、一向に腕は上がりません。
まぁそれでも、小学校の時に親に連れられて行ったアルペンルートのアンカー役をこれでずっと手元に残す事が出来ます。

富山地鉄14760:側面


【まとめ】
今回は、金属キットをはじめてハンダ付けで組み立てたのですが、ハンダ付け自体は熱を扱う危なさ以外は、それほど難しくありませんでした。フラックスを塗ったところでサラッとハンダが流れるところ等、すごく面白かったです。
ただ、やはり金属キットという材料自体、普段馴染みの無いものですので、組み立てる前は強度が無かったりスキマ・凹凸処理で材料と工程を考えないとうまく仕上がらなかったり・・・そういうところで苦労しました。

あと、新年会に向けての締切がある工作で、締切ありきの雑な仕上がりになってしまったのが残念でしたが、締切が無いと「上手くいかね〜」の連続でいつまでも完成させられないおそれもあります。そういう意味では締切って大事だなとも思いました。

【製作記事へのリンク】

最後に、今回の富山地鉄の工作をするきっかけとなった修善寺花月園で撮った写真を紹介して、一連のキット製作記を締めたいと思います。複線の本線の横を走るちょっと簡易な感じの単線軌条が、実物っぽい雰囲気を出してます。
富山地鉄14760:修善寺花月園にて

富山地鉄14760キットを組む(15:2両完成しました)2011年01月07日 23:58

富山地鉄14760キット:2両完成

とりあえず、お局富山地鉄14760系電車ですが、パンタグラフ付きの2両(14765-14766)が完成しました。これで明日の新年会に胸張って参加できます。
まったく初めてのハンダで組む金属キット、締切があるせいでダラダラ工作して結局形にならない、という事は避けられました。しかしながら、やはり締切に間に合わせるべくいろんなところが雑になってしまった感があります。

今晩は二コ動もそこそこに、ゆっくり寝ます・・・・