限定品/通常品2008年10月15日 21:34

先週末は限定品の鉄道コレクションの販売が凄かったですね。

ところで、鉄道模型については「いつでも手に入る」というあるべき要素は、もはや販売にとってデメリットにしかならなくなっているように思います。

2000年代前半、商品の安定供給をモットーと公言していた某鉄道模型メーカーの製品が、おりからの新製品ラッシュにあたり「いつでも手に入るから今は買わなくていいや」と悉く後回しにされ、それっきりになってしまい売り上げを落としたという話があります。

(具体的にどのメーカーとかどのシリーズとかは申しませんが)生産が絞られた車両は、その車両には思い入れがあまり無いにも関わらず「いま買わないと二度と手に入らない」といった動機で大量に買われ、市場から尽きた頃に先見性のある人が多めに買い込んだ車両が高値で取引されるというのも当たり前の光景になりつつあります。

それも鉄道模型の楽しみ方であることは否定しませんが、私は「いつでも何の心配もせずに一定価格で手に入る商品」に対しては鉄道模型全般を広く見回した際に、もうすこしリスペクトされても良いような気がします。

ちなみに写真にアップしたのは、「いつでも何の心配もせずに一定価格で手に入る」グリーンマックスの東急7000系キット。既に生産開始から20年以上が経つ古い製品ですが、今でも生産の続く息の長い商品です。