近江鉄道・三岐北勢線に乗ってきました2009年11月23日 03:58

仕事とか私生活で理不尽な事が続き、かなりウンザリしていたので、3連休は気晴らしにドライブに行って来ました。
電車だと、暇に飽かせて考えなくて良い事を考え込んでしまうので。。。。
出発は仕事が終わった金曜日の夜。上信越道ー北陸道経由で移動。実は今回の目的地は「北陸」じゃなかったんですが、何となく北陸道を走ってみたいと思い遠回り(某氏さんスイマセン思わせぶりなエントリーをうpして・・・orz)。
景色の良い(列車の乗客という逆の立場では、林立する北陸道の橋脚がこの上なく鬱陶しい)糸魚川ー富山は深夜通過でした。
北陸道敦賀・オバマ

で、向かったのが滋賀県の彦根。旧型国電に多用されたMT-15形モーターを今なお使う、近江鉄道220形に乗りに行くのが、今回のドライブの目的です。この電車、平成生まれながら台枠から台車・モーターから車体の一部まで、古い電車の部品をとことん多用しているのが特徴です。以前、作っている途中の写真を見て「なんだこりゃ?」と思いました。
多賀大社前から彦根口まで乗ったのですが、古い電車の性能が悪い機器を使っている(ギアノイズや振動もする)割には、1両だけなので古い機械の割には軽快に走ったのが印象に残ります(都電みたいな感じ?)。

で、近江鉄道の主力は、もと西武の401系電車です。この電車も、作られた当初は旧型国電と同じ機器を多用していました。
近江鉄道1821

ちなみに写真のモハ1821は西武鉄道に入った当初はクハ1466、模型で作った事があります(リンク先の右から4両目です)。
で、似ても似つかないのですが、これももと西武の401系電車。「あかね号」に乗り合わせましたが、ブレーキ用の圧縮空気を作るコンプレッサー等に旧型国電ー西武っぽさを感じました。
あかね号

近江鉄道で寄り道含めて2時間以上かけて彦根ー近江八幡をのんびり移動した後、JRの新快速でトンボ帰り(15分かかんなかったです)した後、彦根駅に隣接する近江鉄道ミュージアムに立寄りました。貨物輸送で使われたアメリカ製の電気機関車や自社の旧型車や一時期使用していたレールバス等がいます。
近江鉄道ミュージアム。アメリカ製のED14がいます

近江鉄道を堪能した後、せっかく彦根まで来たので、なにかと話題の彦根城に行って来ました。彦根といえば・・・「本日のひこにゃん」って・・・???
本日のひこにゃん


天守閣に登って彦根市内を見渡したのですが、思っていたよりも琵琶湖が近くにあるんで
すね。

彦根城天守閣


その後は、車で三重県の桑名に移動し、「奴」に会いに行きました。
三岐鉄道北勢線。ネット上では「奴」と呼ばれる事も・・・
線路の幅が新幹線の半分の76cm強しか無い「狭軌」が特徴の、三岐鉄道北勢線です。
まずは桑名名物、線路の幅が3種類ある踏切(近鉄、JR、北勢線)で記念撮影。
桑名の踏切

その後、北勢線の電車に乗車。近江鉄道220形と同じ「吊掛駆動」で、走り出すとギアノイズと振動が車内に響き渡ります。しかし、体感速度ではかなり飛ばしているように見えるのですが、速度計を見ると時速45km。本当にミニチュアの電車に乗っているみたいです。
折返しは、北勢線一の珍車、1個の台車を隣り合う車両同士で共有する「連接車」(小田急ロマンスカーで有名ですね)、200形に乗り合わせる事ができました。
珍しい連接車200形


帰りはいろいろ考えた結果、刈谷バーキングエリアから行けるスーパー銭湯に漬かって、ゆっくり骨を休めてから帰ってきました。
観覧車もある刈谷パーキングエリア

沿線住民の人は「あかね号に乗るといいことがある」と言っていますが、自分の人生にも、これからいい事がありますように。。。