'23旧型客車の工作11-完成しました2023年08月13日 02:05

眠っていた旧型客車のキットやジャンク部品を、ジャンク箱の整理も兼ねて十数年ぶりに組み立てました。

最後の工程、車体の上回りと下回りです。
いつもの通り分解に対応できるよう、木工用ボンドで接着します。
写真は車体の上回り・下回りの接着状況

かくして茶色2両、ブルー2両の旧型客車が完成しました。
写真は旧型客車4両の完成状況
今回の旧型客車はキット素組に近いですが、それでも車体や屋根・床下には客車の程度に合わせて強弱を変えたウェザリングを施すなどバリエーションをつけてみました。
写真はウェザリングを施した客車の完成状況

青い客車2両は電気機関車に牽かせて1970〜80年代の客車鈍行列車の雰囲気に、
写真はEF81電気機関車に牽かれる青い旧型客車の編成
茶色い客車2両は蒸気機関車に牽かせて1960〜70年代の客車鈍行列車の雰囲気で遊べます。
写真は9600型蒸気機関車に牽かれる茶色い旧型客車の編成

【'23旧型客車の工作 まとめ(2023.7-8)】
写真は車体の箱組み状況

鬼怒電ものがたり-捗る妄想、滞る模型2023年08月16日 19:40

月遅れ盆はずっと茨城の実家に日帰りして御先祖様のお迎えをしていました。
来客も疎で暇でしたので、脳内で5年ぶりに「鬼怒電」の設定を「作り込み」していました。

全線直流電化、取手〜水海道と宇都宮〜鬼怒川渡河部は複線といった鬼怒電路線網ですが、辻褄の合う設定作りが難しくよく考える必要があるのは3箇所。

①まずは宇都宮のターミナル。真岡から石井街道沿いに走ってきた本線は宇都宮駅東口隅でJRにタッチ、そのあとスイッチバックして駅南でJRを跨いで宇都宮市役所までの短い支線(建築限界が本線より厳しい)が走る構成とします。

②次は宇都宮から東進した鬼怒川渡河部。ここは地方私鉄が長大橋を渡るのがネックになりますが、長野電鉄村山橋のような国道との併用橋とします。

③南北連絡のネックになる下館は、常総線が発着する5・6番線でスイッチバック、水戸線を駅西でオーバークロスして南北を連結。という設定としました。


そこまで整理したところで「鬼怒電」の模型車両をみると、完成したのはたった5両、しかも全然走らせておらず空きケースに放りっぱなしと、いかにも中途半端なことに気付かされます。
写真は鬼怒電用車両ケースの「惨状」
一方ジャンク箱をひっくり返せば、未加工車体や工作中で投げ出したかのような塗装済車体など「鬼怒電」を目指していたものが出るわ出るわ・・・。
写真はジャンク箱から出てきた「鬼怒電」

次の工作は、この辺のサルベージです。

鬼怒電ものがたり-103系譲受車の再工作(下回り)2023年08月19日 02:53

自由型の鬼怒電シリーズ、2000年代の主力であるJR103系譲受車「2500型」の再工作です。まずはダメダメな下回りの整備から。

大昔に組んだGM103系キットの再生車ですが、手持ちの東武ミンデンを履かせた台車は流石に違和感がある(そもそもミンデン台車のチューニングが地方私鉄で出来るのか?等)ので、台車を元のDT33系に復元します。
とりあえず手持ちの鉄コレ動力が納まるかテスト。
写真は103系旧キットと鉄コレ動力
窓ガラスと動力ユニット側梁がキツキツですが、なんとか大丈夫そうです。
写真は103系旧キットに鉄コレ動力を当てはめた状況

中間車(元モハ103の設定)の床下機器は、車両作り直しで休車にした京葉線クモハ103のジャンク車から床下機器を剥ぎ取り、鉄コレ動力に納まるようにベース部分を薄く削り取ります。
写真はモハ103床下機器の工作状況
以前はイキって「界磁添架励磁制御に改造」なる設定を考えていましたが、そこまでする事もなかろうと考え直しました。

また中間車の台車。廃品・ジャンク品の活用でコスト低減とジャンク品ストックの消費を狙って、鉄コレ動力付属のFS342のブレーキシューを削ってDT33に似せる加工を行いました。
写真はFS342台車枠のDT33風への改造状況
ブレーキシリンダー位置はそのままな事もあり大直径車輪を抱えるDT33とは微妙に似ていませんが、自由型私鉄電車なのでこれでヨシとします。

下回り工作の仕上げは塗装。床下・床下機器を軍艦色(クレオス#32)に塗りました。
写真は下回りの塗装状況
その後クハにダミーカプラー、クモハにGMナックルカプラーを装着し、台車を嵌めて上下車体をドッキングします。
写真は103系譲受車の下回り加工の完成状況
車体をひっくり返して、下回りの最終チェックです。

義両親金婚式記念旅行&ダム巡りツアー2023年08月20日 14:47

義両親が結婚50周年になるというので、何か記念で家族旅行に行こうという話になりました。
最初は、1月の義両親の結婚記念日を合わせて決行しようと準備をしていたのですが、「暖かくなってからの方がいい」との先方の希望により、義兄一家が夏休みをとれる今の時期となりました。
写真は群馬県の太田強戸パーキングエリアとJR中之条駅
行き先は義父の出身地でもある群馬県です。高崎駅で義父母と合流し、四万温泉に向かいました。

天気はあいにくの雷雨ですが、四万温泉の宿に到着(写真は天気の回復した翌朝に撮ったものです)。
写真は今回宿泊した伊東園ホテル四万
まずは自慢の温泉で汗を流してサッパリします。その後、金婚式記念の花束贈呈をつつがなく終えて夕食を摂り、そのまま就寝しました。

翌日は自由行動となり、部屋でゆっくりする人、SAPへ向かう人といろいろいましたが、自分は兼ねてから行ってみたいと思っていた、同じ中之条町内の野反湖へ向かいました。
ここは発電のために作られたダムで堰き止められて出来たダム湖ですが、興味深いのは、関東地方の群馬県にありながら信濃川を経て日本海に流れ出ること。群馬県最北端ではないのですが、関東地方にあって関東地方でないような「地の果て」感があります。
ダム放流注意の看板も、ちゃんと「信濃川」となっており、この湖の特異性を物語っています。

以降の行動は、この流れで近くにあるダム巡りになりました。
次に行ったのは隣接する品木ダム。ダム自体は特徴のあるものではなく、ダム湖の色も人工的な緑色で大きな作業船も浮いており、あまり「映え」ないダムですが、このダムは地域にとって重要な役割を持っております。
湖の色が独特な品木ダム
というのは、このダムは草津温泉の下流にあるのですが、草津方面から出る水は酸性であり、そのまま流してしまうと飲料水や農業用水として使えません。そのためアルカリ性の石灰を混ぜて水を中性にしています。中和した石灰石混じりの水は一旦品木ダムで堰き止めて、混ざり物を沈殿・浚渫して綺麗になった上澄みを下流に流しております。

道の駅六合で小休止し、四万温泉に戻り、最後は宿のすぐ近くにある四万川ダムに向かいました。
四万川ダムと奥四万湖
ここはコバルトブルーのダム湖が有名ですが、ダム湖の水は緑がかっており、それよりもかなり水位が下がっており、今年の渇水を物語っているようでした。

そんな訳でダムツアーは終わり。宿に戻り、引き続き義両親・義兄一家とかけがえのない時間を過ごしました。

ヨーロッパを夢見て03-出発1ヶ月前の行程検討2023年08月23日 19:15

さて、今年一番の大イベントであるドイツ旅行まで1ヶ月を迎えました。
前回のブログ記事でジャーマンレールパスを購入してから更新が開いてしまいましたが、家族とも相談しつつ現地での行程をいろいろ検討していました。
この行程検討は、団体旅行では体験できない、個人手配旅ならではの楽しみです。もしかして旅行本体よりも楽しい作業かもしれません。

基本的に廻る都市は、ドイツが初めてという妻のことを考え、ドイツの歴史を鑑みて「フランクフルト」「ケルン」「ベルリン」の3都市としました。ちょうど今の時期はミュンヘンでオクトーバーフェストと呼ばれるビール祭りをやっているのですが、妻はビールが飲めないためミュンヘンは回避。ハンブルグの「ミニチュアワンダーランド」も気になりましたが、自分の趣味に走り過ぎるのもナンなのでこれも回避。

拠点となる3都市から足を伸ばす場所は、ガイドブック片手に妻とも相談して「ローテンブルグ」「アーヘン」「カッセル」としました。それぞれに歴史文化遺産があるところです。
写真はドイツ旅行の行程

これら国内の移動は鉄道移動となりますが、列車は1〜2時間おきのパターンダイヤであることに期待して、時刻表は購入しておりません(代わりに「DBナビゲータ」と呼ばれる時刻検索アプリをインストールしました)。
あとは列車が時刻表通りに走ってくれることに期待するしかないのですが、いろいろ良からぬ噂を聞くドイツ鉄道のことですので、どうなることやら(早速フランクフルトでトラック事故により鉄道橋が損傷して時刻の大幅変更が生じているというニュースが飛び込んできました・・・)。