ユニトラック複線とファイントラック複線との接続(1)2025年10月01日 05:00

Nゲージ鉄道模型の2大メーカー「KATO(関水金属)」と「TOMIX(トミーテック)」。これらの製品ですが、車両は「混用できる」のですが、線路系は基本的に「混用できない」のが現状です。

「基本的には」といったのは、KATOのユニトラックには「ジョイント線路」といった、他社製道床付き線路を接続できる便利な製品があり、これを使えば線路間の接続は出来るようになっております。

しかしながら、両者の線路システムは根本的に異なっており、線路単体は接続できても線路配置に互換性がありません。例えば複線の間隔ですが、KATOユニトラックは線路間33mm、TOMIXファイントラックは線路間37mmと、これだけでも互換性はないように見えます。

でも異なる規格の線路を接続したい・・・そう思って、過去には異なる複線間隔を接続するS字カーブのミニモジュールを制作したこともありました。この時は線路の接続点が多く脱線が多発し、最終的にミニモジュールは破棄しました。

そんなことが15年前にあって以来悶々としていた時、日本帝國鐵道さん下館レイル倶楽部の運転会に持ち込んでいたレイアウトを見かけます。使っていたのは複線間隔33mmのKATOユニトラックと複線間隔25mmのKATOユニトラム(路面電車用ユニトラック)の接続に用いる「併専境界線路」。
写真はKATOユニトラック「併専境界線路」
これは複線の両方を使って、複線間隔8mm(33mm-25mm)を変えるS字カーブの線路ですが、これを切って片方だけ使えば、複線間隔4mm(33mm-37mm)を変換できます。

肝心の走行性ですが、S字カーブの半径は不明のままですが、レイアウトでの走行を見る限り問題はなさそう。

という訳でレッツトライ。複線間隔を変えるアダプターの再来です。
写真は複線間隔のシフト状況
併専境界線路を片側だけ使い、TOMIXファイントラックとの接続部には先述のジョイント線路を使えば、あら簡単。複線間隔33mm-37mmのシフトが最小の製品構成で実現しました。

あとは生産と試運転です。