鉄道模型工作で振り返る弊ブログの2023年2023年12月31日 00:00

恒例の「今年の振り返り」です。
写真は今年作った鉄道模型の集合写真
今年落成した鉄道模型は合計で17両+モジュール+バスと、一昨年・昨年に続いての大量竣工となりました。今年は主に金銭面の理由から、長年積みキット状態で放置していた車両を中心に、組んでいた編成を充実させるような工作が中心となりました。

写真はケルン・メッセ・ドイツ駅モジュール
仲間内でモジュールレイアウトを組んで走らせたい動機で始めたモジュールレイアウト、自宅でもエンドレスを組むためにカーブしたモジュールを作ろうと長年思っていて手をつけたのが、カーブしたホームが立体交差で交わるケルン・メッセ・ドイツ駅のモジュールです。
モジュールを作り始めた時はまだコロナ禍が終わらず、現地に行けるとは思えなかったことからGoogleストリートビューを見て手を動かして、せめてヨーロッパに行った時の気持ちになろうとして工作しておりました。
しかし、後述するようにまさかの渡独が実現し、現地に行っての答え合わせまで出来ました。

写真は青と茶の旧型客車4両
ドイツ旅行の話が具体化し、金銭面での負担を減らすことから、積んであるキットの組立中心に工作をシフトさせていた頃の作品。
グリーンマックスの旧型客車キットをほぼ素組したものですが、手持ちの旧型客車の編成を充実させることになりました。
今見ても破綻のない製品が多いことから、ビギナー向けに安定供給を望みたいキットです。

写真は鬼怒電103系譲受車
こちらはストック品の整備。長年構想だけはあった架空の私鉄・鬼怒電気鉄道の近代化に貢献したという想定の103系譲受車3両編成。
これはかつて組んだ古いグリーンマックスの103系キットを組んで編成化したもので、独自の軽快な塗色も相まって、実車では存在しなかった103系の私鉄譲受車が、あたかも実在していたかのような近代的な電車になりました。

写真は鬼怒電の旧型電車
こちらもストック品の整備。10年以上前に地方私鉄をイメージして、クリームと朱色に塗ったところで手が止まっていた鉄道コレクションの2両の工作を再開したもの。屋根を塗ってナンバーを入れ、動力化したものです。
コトデンのような、雑多な旧型車が手を携えて走るローカル私鉄がイメージされます。

写真はEF80一次型
こちらはストックしたまま放置していたマイクロエースのEF80を再塗装し、前面手すり別体化などの整備をしたものです。塗り分けがないこともあり、今年作った模型のなかでは出色の出来です。
なお、レンタルレイアウト・リカラーでこのEF80を撮った写真を会社の上司に見せたら、実物に間違えられたというエピソードもあります。

写真は115系5両
今年は、X(旧ツイッター)で「#東瓜」と呼ばれるJR東日本の111/113/115系の競作企画があり、中間車のみ組んでいた編成を完成させるための先頭車2両+長年製品を買ったまま放置していたKATOの115系を国鉄時代の姿に組み直して参加したものです。
競作企画は、いろんな人がいろんな車両をベースにいろんな作品に仕立てており、たいへん勉強になりました。
拙作についても、JR時代の115系で15両編成が組めるようになったり、荷電と組み合わせて国鉄時代の長い115系編成が組めるようになったりと、編成のラインナップを充実させることが出来ました。

写真はKATOキハ20系の現代化改装
こちらは長年遊んできたものの現在となってはディティールの不足が目立つようになったKATOのキハ20系。我が家では主流になったトミックスのHGキハ20系に遜色ない車両を目指して、窓をはめ込み式にしたり各所のディティールを盛ったりしました。
元の製品の造形が良いことから、パーツ追加だけでHG完成品と変わらない出来になりました。

写真は今年塗り直したバスコレクション
こちらも、我が家のジャンク箱を長年に渡り占領してきたバスコレクションの分解品。これを組み立て塗装・デカール貼りを行い、7台完成させました。
バスコレクションも値段の高騰とバリエーションの過充実から、ひと頃に比べて手が伸びなくなりましたが、分解・再塗装で楽しむ遊び方を見つけたような気がします。

写真はドイツ旅行思い出の1枚
工作からは逸れますが、今年あった大きなイベントとして、ドイツ旅行を敢行したことが挙げられます。
大学の卒業旅行で行って、模型でも色々車両を集めていた憧れの国ドイツ。円安下でしたので出費はそれなりにかかりましたが、卒業旅行で触れ合った車両にも再会できて、結婚10年のかけがえのない思い出つくりも出来て、改めて行ってよかったと思っております。

今年の工作・ブログ更新はこれで終わりです。
改めまして、今年1年、弊ブログをご覧いただきありがとうございました。 
よいお年をお迎えください。

とりあえず片付けついでの補修工作とか2023年09月18日 17:13

昨日の下館レイル倶楽部運転会で、上から撮った実車の写真を見ていると、宇都宮ライトレールのパンタグラフ集電シューは黒色(カーボン製?)であることが判明いたしました。
写真は宇都宮ライトレールの屋根の実車・模型比較
早速、銅色に塗った集電シューの塗料を、溶剤で落としました。
写真はパンタグラフ集電シューの塗装剥離状況

合わせて、元々スナップがガバガバで外れ癖がついていたタキ15602の台枠とタンク体。
写真はペアーハンズ製キットを組んだタキ15600の破損状況
運転の度に嵌め込むのは面倒なのと強度が出ないので、ゴム系接着剤と瞬間接着剤の併用で固定しました。
写真は台枠とタンク体との接着状況
接着剤が乾いてから弄ってみたところ所定の強度が出ており一安心。これでしばらく遊ぼうと思います。
写真は台枠とタンク体を固定したタキ15600

鉄道模型の車両を収納するブックケースですが、「中身」が逼迫してきたので、収納車両の並べ替えを行い、収容量を増加させました。
あわせて、プリンタで印刷できるタックシール紙で簡単なラベルを印刷して貼り付け、整理整頓に努めました。
写真はブックケースの整頓・ラベルの貼付状況

宇都宮ライトレールの運転席周りをリアルに2023年09月10日 00:49

宇都宮ライトレールの模型、キニシナイ(・з・)だった運転席周りのスカスカ。前面窓が大きいこともあって、やっぱり気になってきます。

ディスプレイモデルの床下にあった室内運転台パーツ(写真の黒い奴。椅子とかも付いていて割とリアル)が、動力ユニットに嵌まらない設計になっているため、こんな事になっております。
写真は運転席回りのスカスカと運転台パーツ

そこで、捨てずに取っておいた(ここ大事)運転台パーツを加工し、動力ユニットの前に嵌め込むことにしました。
室内運転台パーツを床下から外し、運転席の椅子のところで、レザーソーを使って切断します。
写真は運転台パーツの切断状況
で、切断した運転台パーツのうち前側を、LRT車体の裏側に接着します。位置決めの微調整をする必要があるので、今回の接着にはゴム系接着剤を使用しました。
写真は運転台パーツの接着状況

車体を元通り組立。加工前(左)と加工後(右)を比較すると、運転席周りのスカスカが綺麗に解消されており、また動力ユニットを装着しても運転台のコンソールが前面窓から透けて見えるようになり、大変セクシーです。
写真は運転席回りの工作の前後比較

サボっていた車両の整備2023年04月05日 02:36

情報収集やブログの速報・下書きに愛用しているツイッター、いつの間にかアイコンが鳥から犬に変わってしまい違和感で一杯です。

ちょっと駅モジュールの工作はお休みで、サボっていた車両の整備を進めます。2月の真壁での展示運転で破損したC12の汽笛を復元します。
写真は折れたC12の汽笛
汽笛取付部に孔を開けて折れた汽笛の根元を削り、角穴を出してそこにAssyパーツの汽笛を取り付けるだけですが、側面の引き締まった造形が蘇りました。
写真は汽笛が復活したC12

また、小さな車両ケースに詰めていた筑波鉄道・鹿島鉄道の車両も元の箱に戻します。
写真は筑波鉄道・鹿島鉄道を元の箱に戻す様子
展示運転用に台車をアーノルドカプラー付のTR23に振り替えていた夕張改の自由型客車も、台車を元のブリル台車に復元しました。

また、ネジ問題で休車になっていたクハ401も、補充のネジを買ってきたため、これに交換し、復活しました。
写真はクハ401の台車ネジ復旧の様子
今後もネジの外れが懸念されるため、安価な補充用ネジが手に入らないか物色中です・・・

鉄道模型工作で振り返る弊ブログの2022年2022年12月31日 12:00

写真は今年作った鉄道模型車両の集合写真
今年は、ウクライナ戦争や安倍元総理の暗殺事件と大変物騒な1年になりました。自分の身内でも父親が他界し、色々残念な年だったと思っております。

その一方で、今年落成した車両は合計で25両と、昨年に続いての大量竣工となりました。質の方は相変わらず手先が不器用でアレながらも、長年積みキット状態で放置していた車両をいろいろ片付けたり、ヘッドライト・テールライトの点灯化にも積極的に挑戦したりと、工作の方は充実しておりました。

写真は415系+クハ401の常磐線K521編成
長年作りたいと思っていた、415系700番台の中間車を分散クーラーが載ったクハ401更新車でサンドした常磐線415系の編成。完成品では多分製品化されないであろうこの形態の模型を大工作でものにしました。
ポイントは先頭のライト類が点くクハ401更新車。形態的にはグリーンマックスのキットをそのまま組めば簡単(?)に出来るます。しかし今回ライト点灯化の仕組みをどうするか熟慮した結果、KATOのクハ165の車体・床板を使い、側面と屋根をグリーンマックスのキットから持ってくるという大それた方法で作ることにしました。結果的に、キットで課題だった東海型全面のディティールも大きく改善されました。
難産でしたが、ヘッドライトを煌めかせながら走るのを見て、作ってよかったと思っています。

写真は719系あかべぇ色の2両編成
鉄道コレクションでかつて販売された719系あかべぇ色。鉄道コレクションを買った時に普通に動力化して遊んでいましたが、同じ719系のフルーティアを購入した際に、これと併結できるよう整備し、併せてクハの前照灯を点くように改造したものです。
改造方法はKATOの211系の床下をまるごと換装する安易な方法ですが、簡単ながらも効果的な改造となりました。

写真は京浜東北線209系の10両編成
こちらはストック品の整備。以前209系からE501系に改造した車両の復元や、ジャンクで買い集めたトミックスの製品(901系への改造痕あり)を、ステンレス車体の塗り替え等で再現したものです。
頑張って塗装した車体扉枠の塗装が滲んだりと反省点の多い出来になってしまいましたが、手持ち車両の有効活用ということで色々遊びたいと考えています。

写真は大糸線の旧型国電5両+クモユニ81
こちらもストック品の整備。以前キットを大糸線風の色を塗って組んだものの出来が酷く分解してストックしていたものや、ランナーをバルクパーツで色々買い込んで溜めていたものを5両編成に組み、併せてクモユニ81も分解整備したものです。
キットは、一応特定ナンバー車を意識して、各所を切り継ぎ工作や異なるキットのパーツ組み合わせで組んだものです。
今となってはマイクロエースや鉄道コレクションの完成品もありますが、自分の頭でいろいろ考えながら各所加工して組んでゆくキット組み立て品には、完成品では得られない満足感と身についたトリビアが得られます。

写真は仙台電車区701系の4両編成
こちらは鉄道コレクションのストック品を整備したもの。元々の仙台電車区701系の2両と青い森鉄道701系の2両セットでしたが、これを209系同様再塗装して、仙台電車区で運用される4両編成に仕立てたものです。時代は100番台が更新される前の1990〜2000年代を目標にしています。
この車両も、編成先頭に立つクハとクモハのヘッドライト・テールライトを点灯できるようにした事です。ライトは鉄道コレクション用のイズムワークス製品を使用。調整が大変でしたが、ヘッドライトが点くようになり大満足です。

今年の工作・ブログ更新はこれで終わりです。
改めまして、今年1年、弊ブログをご覧いただきありがとうございました。 
よいお年をお迎えください。