厨浜電鉄ものがたり09-試運転の時点で萌え悶えるの記2016年03月29日 07:40

月曜日の記事の続きです。
日曜日の夜、晩酌をしながらレイアウトの配線を確認するため試運転をしました。
最初はC12を単行で運転。音もなくスムーズに走ります。

レイアウトはこんな感じでO+Pの配線。
反時計回りにエンドレスを回し始めてから、リバース部で一回りしてエンドレスに戻って時計回りに数周走らせて1クールです。リバースせずに駅で折り返したり列車交換してもOKです。
エンドレス側の折り返しは、建物の陰で見えない併用軌道部でやることにします。

コツを掴んだところで、棚の肥やしになっている「さよなら北斗星」を出して、ミニカーブも行けるED79に牽かせてみます。
ビギナー向け3両・4両セットのようですがら、海辺の風景(津軽線?)のイメージを想起させ、これはこれでいい雰囲気です。
今ではビギナー向けセットから風景つきレイアウトを作る方向にハマる鉄道模型ファン、というのもあまり聞きませんが、昔は「フル編成派」と「レイアウト派」との2つのルートが今よりもハッキリあり、メーカーもそれを志向していたように思います。

トンネルを出てくる「北斗星」。ヘッドライトが明るいこともあり、大変ドラマチックです。

列車を変え、本命の江ノ電投入。ガタガタとポイントを渡り、ヘロヘロに曲がった支線に入って行きます。

2両編成に戻り終着駅着。ホームの反対には単行の赤い電車が止まっており、交換待ちです。
遊んでいると風景のイメージが脳内にどんどん広がり、一刻も早く風景をつくり込みたくなってきました。

厨浜電鉄物語08-レイアウトベースの工作2016年03月28日 07:40

土曜日、転勤の引継資料と机周りの片付けをして、ようやく少し落ち着いてきたのを実感しました。
そのまま日曜日は昼近くまで寝坊して、家事の合間にレイアウトベースの工作を少し進めました。
レイアウトベースはいつもの合板上に角材を組む構成ですが、今回は線路面下に
少しでいいので海面を作りたいので、合板が下になるように使用。10年前に最初に作ったレイアウトモジュール分岐モジュールでも同じ工法を使用しており、お馴染みの工法になりつつあります。
あと、レイアウトの角を海岸にしたいため、台枠もただの矩形でなく、海岸部分が低くなるように、いろいろ変な形に作り込みました。
経年変化による反りや破損が少し心配ですが、万が一破損しても死ぬ訳ではないので、このまま進めてみます。

台枠は前回の工作同様、ボンドで組立。接着面はネジ止めして位置がずれないようにしてから、ボンド固着後にネジを抜き、1.5センチ程度の小釘を打ち込んで固定します。
釘の頭がちょうどネジ撤去後の凹部に納まり、ベニヤの面がツライチになります。

その後、同じミニカーブを使用したミニミニ路面レイアウトに接続し、一体で運転を楽しめるように、電気配線の確認。
本線側の電気の極性が変わってしまい少し気持ち悪いですが、写真のようにフィーダーを結線すれば、無加工でエンドレス+リバースのレイアウトを楽しむ事が出来ます。

以前記事にした「厨浜電鉄の設定を決めるイメージスケッチ」(本日夜にリンクを貼ります)では、「起点部は最近まで併用軌道だった」という変な設定をしていますが、そこでいう併用軌道とは、実はこれ(江ノ電の腰越風併用軌道)です。
既にあるものから世界観を考えて設定を練り込むのは、本末転倒ではありますが、決められたルールの中で最善を争うゲームのようでもあり、なかなか面白くもあります。

厨浜電鉄物語07-レイアウトベースの工作2016年03月22日 07:06

昨日はカシオペアの最終列車を見送ってから帰宅して二度寝、夕方からは遠くに転職する友人の送別会に行ってきました。

その合間に少しだけ模型弄り。トンカチ作業になり休みの昼間でないとやりにくい、レイアウトベースの製作を始めました。

しかるべき寸法に切り出した角材と合板とを、ボンドとネジとで固定して行きます。
今回はできるだけ騒音が出ない工法を模索してみます。
中学校の技術科で習った「木材同士の組み立ては、釘ではなくボンドの方が強く固着する」を思い出し、合板と角材、また角材同士はボンドで接着する事にしました。釘やネジはずれ止めなど接着の補助に使う程度にとどめます。
角材と合板の固定はネジを使って仮止め(ボンドが固まったら、細い釘をペンチで圧入します)、また角材同士の固定は釘を圧入(あらかじめピンバイスで穴を開けておく)し、騒音のもととなるハンマー作業をせずに組み立てました。

作業時間は1時間程度に留まりましたが、それでも台枠づくりの3分の1程度は進んだでしょうか。

あわせて、以前製作したものの、細かい分割を目指したものの組み立てが面倒になり放置していた。カーブモジュールの台枠を解体しました。
変に分割して色々な使い方をするギミックは、止めた方が良さそうです。

厨浜電鉄ものがたり06-レイアウトのベース2016年03月13日 20:30

金曜日遅くまで残業するつもりで車で出勤したら、退勤前にお酒の席の話があり同行、車は会社に置いて帰宅。
土曜日はその分の仕事をやっているうちに仕事の結果に頭を抱え、車で帰ると事故を起こしそうだったので電車で帰宅。
そんな日曜日の朝、いつも通りの時間に目が覚めました。
レイアウトプランが収納可能か否か確認
構想中のレイアウトプランが、いつもの「青首大根」の箱に入るかどうか、まず確認します。
どうやらギリギリOKそう。

そのまま会社に車を取りに行く足で、ホームセンターに行き、レイアウトの基盤になる角材を買ってきました。
年度が明けたら、プレイボーイ!です。


厨浜電鉄ものがたり05-あのイラストの世界を作りたい2016年03月08日 23:07

海へ向かうレモン色の電車に乗って、都会のターミナルを離れます。
・・・
今日はひとつ、ここで途中下車して、小さなローカル電鉄の旅を楽しむことにしましょう。
 この駅からほんの数キロだけ、海に向かって走り、あまり知る人もいない小さな漁港の町までをのんびり往復しているのが、御紹介する中央電鉄(CDK)なのです。
(鉄道模型趣味1991年8月号「海へ向かってっ走る小型電車 銚子電鉄ムードの12輌」より引用)

学生時代の昔から憧れていた、鉄道模型趣味のペーパー製小型電車の記事です。
どちらかというと自分は国鉄〜JR志向のNゲージャーですが、小林信夫氏の記事を読むたびに「雰囲気最高だし、結構簡単に作れそうだし、いいじゃん。」と様々な工作欲を激しく掻き立てられます。
仕事が忙しくて現実逃避になっていますが、ミニカーブを使用したリバース運転が案外楽しく、お座敷運転に飽き足らずレイアウトモジュールの形に仕立てることにしました。
その暁には、いまあるスキルで、この「CDK」をNゲージで再現することにしました。
どこまで作れるか分からないけど、氏の作品をいろいろ見ていると「手を動かして作ること」そのものがリスペクトになりそうですので、夏の海の季節に向けてやってみましょう。
早速ターミナルの「電鉄百貨店」に転用できそうな建物を仕入れてきてイメトレに勤しみます。。。

海へ向かうセピア色の電車に乗って、都会のターミナルを離れます。
・・・
今日はひとつ、ここで途中下車して、小さなローカル電鉄の旅を楽しむことにしましょう。
 この駅からほんの数キロだけ、海に向かって走り、そこそこ有名な港町「厨浜(クリハマ)」までをのんびり往復しているのが、御紹介する厨浜電鉄(厨電、チューデン、CDK)なのです。
幹線駅の片隅が厨浜電鉄の起点。貨物線を転用した本線が大きく曲がって伸びています。実は昔は階段下のバラック小屋みたいな駅があり、ここから市街地を縫う併用軌道が海に向かって伸びていました。
・・・
厨浜電鉄のイメージ
気がついたら、昼飯を食いながら無意識にイメージスケッチのような空想路線図をノートに書き殴っていました。

作るイメージは、関東地方周辺から太平洋に伸びる私鉄、特に「海」感が強い江ノ電と銚子電鉄と茨城交通湊線と福島臨海鉄道とのいいとこ取りな雰囲気に成ればいいなと思います。

ちなみに、名前の「厨浜電鉄」は、「チューデン」と聞こえる中で一番アレな名前を想像した結果、神奈川の久里浜と岩手の厨川から思いついたものです。

※新カテゴリー「厨浜電鉄リバース」を追加しました。