貨車の車番とコンテナの並べ方 ― 2024年12月18日 04:50
物価高騰のご時世、鉄道模型の世界でも比較的リーズナブルに楽しめるのが貨物列車ですが、個人的に妥協できないのが、特に旧製品に見られる「番号被り」。一手間かけてこれを解消していきます。
KATOの車両は、車番の要らないところをファレホのブラシクリーナーを綿棒に染み込ませて擦ることで車番だけが消えてくれます。
貨車の「日石三菱」が時代を感じさせます。。。
一方、トミックスの貨車はファレホが効かないので、調色した塗料で要らない部分を塗り潰す必要があります。
車体色に合わせて調色した塗料(コキ104の場合仙石線ブルー)を薄め、消したい車番の上に少量垂らした後爪楊枝で擦って車番を消し、さらに薄めた塗料を重ね塗りします。
これらの技法を応用することで、コンテナ車の「JR貨物」「JRFマーク」を消して、現代の姿に変化させることも出来そうです。
ここまで工作して思い出したのが30両近くいるコンテナ車。今までコンテナは適当に積んでいたのですが、毎朝の通勤でコンテナ貨物列車を見るたびに、「もうちょっと実感的にできないか」と思うようになりました。
実車を観察していると、あずき色のコンテナの中にも背が高い20D・20G型コンテナ(コンテナ上部に白線が引いてある)が適度に混ざっています。最近増備されているこれらのコンテナがコンテナ車列に適度に混ざることで、2020年代を走る現在の貨物列車っぽく見えます。
つまり「ある時代を代表するコンテナだけを積んだコンテナ車と、その時代と前の時代、次の時代のコンテナを混載したコンテナ車とで編成を統一すれば、特定時代のコンテナ列車を再現できるんじゃね?」ということ。当たり前のことかもしれませんが、これを意識してコンテナ車に積んであるコンテナを積み替えてみます。
こちらは、とび色のコキ50000系列とコキ5500。その中でも、黒色台車の国鉄時代車には緑色の国鉄コンテナ(C30・C31系列)を、台車枠交換後のグレー台車の車両には水色のJRコンテナ(C35・18系列)だけを積んだコンテナ車を1〜2両ずつ作り、それらを混載したコンテナ車をさらに1〜2両作ります。
余ったグレー台車のコキ50000で、スローガンが書かれていないあずき色のJRコンテナ(19B系列)だけを積んだコンテナ車と、水色とあずき色のコンテナを混載したコンテナ車とを作ります。こちらはJR化後の1990年代〜2000年代のイメージです。
一方で現代的なコキ100系列。こちらはあずき色のJRコンテナ(19系列)だけを積んだコンテナ車と、各種コンテナを混載したコンテナ車、さらにJRFマークが消去されたコンテナ車を中心に背高コンテナ(20系列)を混載したコンテナ車とをを作ります。前者は2000〜2010年代、後者が混じると2020年代のイメージになります。
なお、編成にバラエティを与える海上コンテナですが、これは現在積載区間が限定(東京〜盛岡のみ?)されている模様ですので、闇雲にコンテナ列車に組み込まれないよう、コンテナ車の車列から外して、オプションで必要なときに別途フレームのみのコンテナ車に搭載できるようにしておきます。
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