ヨーロッパを夢見て14-ベルリンの鉄道2023(9月28日PM) ― 2023年10月02日 20:56
ベルリン市内は公共交通が充実しており、都市鉄道のSバーンや地下鉄のUバーンさらには旧東ベルリン領域の路面電車とがあります。
写真はベルリンSバーンで、架線が無いのは地下鉄と同じく第三軌条から集電しているためです。
こちらは黄色い車体が特徴のベルリンUバーン、地下鉄ですが郊外は高架を走ります。
コンテナのような旧東ドイツ製の武骨なG型電車も、まとまった数が残っており、U2系統を中心に走っております。直流モーターのシンプルな電車ですが、加減速性能は最新型に劣りません。
こちらは現役を引退した保存車。
まずは1世代前のベルリンSバーンの主役だった485型電車。G型電車にも共通する、旧東ドイツ製の武骨ながらも洗練された外観が共通です。現在はベルリン技術博物館に1両が保存。これが博物館に納まる時代になってしまいました。
こちらはベージュと青の塗り分けが特徴のハンブルグSバーンの電車。ベルリンSバーンよりも後に製造されており、若干規格も大型化されております。
こちらは2世代前のベルリンSバーンの主役だった486型電車。半鋼製の吊掛駆動の電車で、戦前から21世紀に入るまでベルリン市内を縦横無尽に走り回っていました。前回(1997年)にベルリンに来たとき、これに乗って東西線を何度も行き来し、東ベルリンと西ベルリン、そして荒廃した「壁」の跡を何度も往復しました。
最後にベルリン中央駅に立ち寄ります。ちょうどハンガリー、オーストリア、ポーランドに向かう夜行列車ユーロナイトの発車シーンを見かけましたので確認。
編成は3カ国の客車からなる大変カラフルな列車で、しかも食堂車こそ無いものの1等車・2等車・寝台車がいろいろ連結された、日本では40年前に無くなった夜行急行みたいな編成です。
ヨーロッパではオーストリアを中心に夜行列車が見直されつつありますが、それと古い時代から続く客車列車とが混ざったカオスな列車。まさか今回の旅行でこれが見れるとは思いませんでした。
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