ヨーロッパを夢見て15-ベルリン市内観光(9月27日PM〜9月28日)2023年10月03日 19:07

ブログを更新している今日は1990年10月3日の東西ドイツ再統一から33年の記念日です。この記念日に記事を書くのも、何かの縁かもしれません。

ベルリン市内観光です。今回はベルリンは初めて訪れる妻の希望もあり1日半と多く時間を取りましたが、結果から言うとそれでも時間が足りませんでした。
まずは夕暮れのブランデンブルグ門を訪れます。ここはベルリンのシンボル・ベルリンの正門とも言われる名所です。ただ残念だったのは、表正面(東側)の写真を撮ろうとすると、夕日に照らされて逆光になること。訪れるのならば朝〜昼の時間がおすすめです。
写真はブランデンブルグ門

次に子供のイラストが可愛らしいアンペルマンショップに立ち寄ります。アンペルマンは東ドイツの信号機の「進め・止まれ」に使われている男の子のことで、可愛らしいことや信号機の視認性も良い(子供は大人に比べて背が低くずんぐりしていることから青・赤の光の透過面積も大きい)ことから、東西ドイツが統合されても旧東ドイツのみならず旧西ドイツにも広がりつつあります。ちなみにアンペルフラウ(女の子)バージョンもあるとか。
写真はアンペルマンショップ

そのまま荘厳な建物が並ぶウンター・デン・リンデン(菩提樹通り)を歩き、大きなドームが特徴のベルリン大聖堂を歩きながら見ます。
写真はウンター・デン・リンデンとベルリン大聖堂
また、近くにある市庁舎(赤の市庁舎)まで歩きます。ここは赤い煉瓦造りの市庁舎で、1880年代から第二次世界大戦を通じて現在までベルリンの市政を担っています。6時閉館に間に合うよう5時45分に訪れたのですが、時間が遅く入館は叶いませんでした。
写真は赤の市庁舎
近くにあるDDRミュージアム(ドイツ民主共和国博物館)を訪れます。ここは旧東ドイツの政治・産業・生活の記録を遺した場所で、今回のドイツ旅行で一番訪れてみたかった場所です。
写真はDDRミュージアムの外観
展示ではソビエトのブレジネフ書記長と東ドイツのホーネッカー書記長とのキスの写真、市民の生活ではトラバント601の実車展示とアルコールの消費が爆増して行ったのが印象的でした。
写真はブレジネフとホーネッカーのキスの写真

明けで28日は前回のドイツ旅行では叶わなかたザクセンハウゼン強制収容所を訪れました。
写真はザクセンハウゼン強制収用所の門
収容所の紹介は各種メディアに譲りますが、ここへはSバーンのオラニエンブルグ行き(20分に1本)で行き、さらに20分歩くか1時間弱に1本(804番・821番)のバスに乗ってMemorialで降りるかで行くことができます。
ベルリンから遠い場所にはありますが、憎悪がもたらす結末のメモリアルとして、機会があれば一度訪れてみることをお勧めします。
写真は収容所の建物

28日の午前中一杯かけてザクセンハウゼン強制収容所を見学し、昼になったのでベルリンに戻り、Uバーン高架下のコノプケインビス(軽食堂)でベルリン名物のカレーブルストで軽い昼食。かけられたケチャップの味が深くて美味しかったです。
写真は高架下のコノプケインビスとカリーブルスト

その足でドイツ技術博物館へ。ベルリン封鎖で孤立した西ベルリンへ食糧・資材を運んだC-47(DC-3)飛行機が屋根に鎮座する博物館です。博物館の展示は技術・化学・運輸・機械と多岐に渡り、1日あっても時間を潰せます。
写真はドイツ技術博物館のDC-3

最後はベルリンに残る戦争遺産をいくつか見学しました。
まず西ベルリンのZoo駅前にあるカイザー・ヴィルヘルム記念教会を訪れます。ここはネオロマネスク様式の高い塔を持つ教会でしたが、第二次世界大戦で高い塔が折れ、そのままは再建されず隣に新教会が建てられた戦争遺産です。
写真はカイザー・ヴィルヘルム記念教会の旧教会

次にドイツ帝国鉄道ベルリン・アンハルター駅を見学。ここは前回のベルリン訪問でも訪れた場所で、戦争で破壊された後再建されずに放棄された駅の正面部分の遺構です。駅のホーム部分は公園に再整備されていました。
写真はベルリン・アンハルター駅の跡
最後にベルリンの東西分断時代に建てられたチェックポイント・チャーリーを訪れました。
写真はチェックポイント・チャーリー検問所
ここは旧西ドイツ関係者が、旧西ベルリンと旧東ベルリンとを行き来できる検問所で、東西統一後の今は観光名所として整備されている場所です。

日が暮れたので夕食です。夕食はフリードリヒ通り駅近くの鉄道高架下にあるお店でいただきました。高架橋の雰囲気といい、お店の雰囲気といい、日本の新橋に舞い戻ってきたかのよう(新橋がベルリンを参考にして建設された)です。
写真は高架下の店

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