白電引退から10年2017年03月20日 18:36


先週末で茨城から403系・415系「白電」が撤退してちょうど10年。当時水戸に住んでいたこともあり、運用最終日の2007年3月17日は、梅の香りが漂う偕楽園までカメラを持って遊びに行きました

その中でも、印象的なのが最後まで踏みとどまった403系主体の編成。検査切れ・不調の車両から順次取り替えて廃車にしていったため、古参車も調子の良い車両は最後まで残っていました。このK901編成の403系(クハ401-73+モハ403-12+モハ402-12+クハ401-74)は、1967年2月に水戸線電化名義で製造された編成です。冷房の取り付けや特別保全工事の施工など丁寧に手が入れられ、40年間茨城を走り続けました。
JRになってからは7両編成を組み常磐線を主体に使用していましたが、最終日のこの日は高萩まで行ってから折り返しで水戸線に入り、最後は水戸線の終電で下館駅に入庫して1日を終えるはずの運用についておりました。実際には高萩到着後にE501系に差し替えられ、そのまま高萩の留置線に取り込まれれてしまいましたが、最初から最後まで水戸線に縁の深い編成でした。

明けて3月18日、昨日まで現役で運用されていた白電達は、高萩・勿来・草野の留置線に押し込まれていました。
昨日のTLに載せたクハ401-74の他、403系のトップナンバーで数奇な運命を辿りつつ(踏切事故で4両編成の2両を失い、ユニットを失った1両は401系に改造されたもののJRに引き継がれずに廃車になり、もう1両は方転・冷房電源搭載・AU712冷房化、更新工事施工)長寿を保ったクハ401-51の姿もいました。
思い入ればかりが強くなり勝手にハードルが上がってしまっていますが、いつか彼らを模型で作りたいです。