年度末に103系を追う(2)ー興奮の明石支所103系見学ツアー2023年03月12日 16:50

さて、翌朝。今回の旅行の主目的、明石支所103系見学ツアーに行ってきました。

和田岬線103系も今月18日のダイヤ改正での引退が発表され、いよいよ原型のスタイルを残す車両が全車引退することになります。そのような中で、103系の所属する車庫である網干総合車両センター明石支所で、車庫内で実車を細かく観察できるツアーが発売されました。
自分が物心ついた時から側におり、自分を鉄道趣味の世界に引き込んだ103系電車。その詳細が観察できるとあって、声がかかった時二つ返事で参加の希望を出しました。

神戸市内から電車で30分近く走った西明石。ここの車庫に103系がいます。
まずは車庫の片隅で103系を置き換えることになる207系6両編成に見送られながら車庫に入ります。
写真は明石区103系を追い出す207系X1編成

まずは事務所に入り、注意事項を聞き103系の紹介ビデオを見ます。
写真は103系紹介ビデオの上映状況

その後、研修庫内の103系電車とご対面。
写真は明石区R1編成(上り側)
実車は和田岬線電化記念のヘッドマークをつけ、塵一つなく磨き上げられていました。

電車を動かす電力を司どる主制御器。実車はモハ103-389とモハ103-397とで異なる機器が搭載されています。
写真はモハ103の主制御器。2種類ある
モハ103-389は写真右側の制御部が原型のカム軸式になっているのに対し、モハ103-397は制御部が無接点制御になっている(後年換装された?)など、細かい点で異なっています。

こちらは103系電車が発車する時、ドアが閉まるのとほぼ同時に鳴る「バシュッ」という音。この音は応荷重装置といい乗客の量に関わらずブレーキ力を一定にする装置です。
写真はクハ103の応荷重装置
他の通勤型電車は空気バネに付属する部品であるため、103系ならではの個性的な部品です。
その他、ここでは紹介できないくらい多くの部品の写真を撮りました。

車内には「103系が引退します」の広告ポスターが一面に貼られていました。
写真は和田岬線103系の引退告知
最近は引退時の混乱を避けることから事前の告知なく車両を引退させる「サイレント引退」が主流になっていますが、和田岬線の103系については事前に告知がなされ、103系ファンとしてもかの形式へのリスペクトが感じられる好印象な告知であるように思われます。

最後に下り側先頭部で1枚公式記念写真をパチリ。
写真は103系R1編成(下り側)
近頃この手の有料撮影会等のイベントが数多く開催されている状況ですが、初めてそのような有料撮影会に参加しました。しかしながらその感想は当初の想定を上回る感動的なものであり、自分の鉄道マニア人生にとっても大事な1ページとなりました。

興奮の明石支所103系ツアーを終え、昼食を摂って帰京。
写真は帰りの新幹線
帰りに乗ったひかり号はN700S系の第1編成でした。
写真は帰りの新幹線。N700S系のトップナンバーの証
今回イベントを主催したJR西日本明石支所の皆様、日本旅行の皆様、遠路はるばる誘っていただいたK氏、同じく遠路はるばる同行いただいたT氏の皆様、本日は素敵な体験をありがとうございました!

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