東武博物館に行ってきました2023年08月12日 00:28

先日の飲み会の公約通り、一端の東武ファン(模型車両保有数:44両)として逝っておかねばならぬ聖地、東武博物館に参拝してきました。
写真は東武博物館のシンボルであるデラックスロマンスカーのカットモデル

まず博物館の中に入ると、明治期の蒸気機関車と木造電車とが鎮座しております。蒸気機関車はちょうど動輪作動の実演中で人だかりしていましたので、木造電車「デハ5」の方に寄って行きました。1924年(大正13年)製です。
写真は東武鉄道初の木造電車デハ5
大きなパンタグラフもさることながら、木造の車内からは古き良き時代の電車の雰囲気が存分に味わえます。

一方こちらは博物館一推しの展示物、1898年(明治31年)、英国米やーピーコック製の5号蒸気機関車です。
写真は5号蒸気機関車

さらに館内を入っていくと、戦後長くにわたって東武鉄道のエースとして活躍した5700系電車がいます。こちらは残念ながら外観のみの展示となっておりますが、エースの風格が未だ衰えることなく感じられます。
写真は5700系電車

こちらは写真でもお馴染みの、東武鉄道の電気機関車ED5015と並ぶキャブオーバーバス977号です。
写真はキャブオーバーバス
ボンネットバスのボンネット部分にも客室を広げたタイプのこのバス、ボンネットバスの保存は全国各地で行われておりますが、それ以降のキャブオーバーバスの保存は大変珍しい事例です。
こちらは車内に入れますので、狭い車内で昔のバス旅の雰囲気を味わえます。

ここからは自分が惹かれた展示の紹介。
写真は東武8000系の使用機器展示
こちらは私鉄最大712両の大量生産を誇り、今なお支線区で主力として活躍している8000系電車の下回りモデルです。モーターがセットされたミンデン台車が鎮座しており、奇しくも実車登場から60年を経てこうして博物館入りすることに感慨を覚えます。

もう1つ。こちらはバスのシミュレータですが、シミュレータの運転席部分に注目。
写真は富士重工R13型バスボディの残存
現行のオレンジ色で騙されそうになりますが、これは間違いなく富士重工R13型ボディの生き残りではないかと思われます。錆1つない状態で活用されているのはここだけだと思われます。

小一時間の訪問となりましたが、やはり東武博物館は只者ではなかった。これが見れただけでも行って良かったです。