祝・芳賀宇都宮ライトレール開業〜早速初乗りしてきました ― 2023年08月26日 20:13
今日は、人間ドックのついで(?)に、本日開業の芳賀宇都宮ライトレールの開業を見届けてきました。
宇都宮東部地区の交通機関整備ということで、マスタープラン制定から30年経過し、反対世論を説得して多大なる歓迎を受けて本日のLRT(ライトレール・トランジット〜軽鉄道)開業に漕ぎ着けました。
朝8時、一般営業開業日は乗車整理券が必要とのことで、人間ドック受診前に整理券だけ受け取ってきました。
徹夜組((・A・)イクナイ!! )含め、自分の前には500人以上の人が並んでいた模様で、割り当てられた整理券は一般営業開始5番目の15時35分発の便(結果的にこれが良かったので、どう世の中転ぶのか分かりません)。
それまでの長い長い待ち時間に人間ドックを受けてきます。
LRTが発着するのは宇都宮駅東側。反対側の駅西側にもLRT延伸計画はありますが、当面の間は従来通りバスが都市内輸送を担います。ちょうど入ってきた「三筋」こと旧塗装の関東バスを1枚パチリ。
人間ドックを無事(???)終えて、昼食と時間潰しを経て午後2時45分過ぎ。
一般営業一番列車になる回送列車が駅東から静々と入ってきました。
待つこと10分強、遠くのビルの谷間から電笛が聞こえ、一般営業一番列車が多くの人に見送られて、駅東口に新たに建てられたビル群の間を縫って出発しました。
整理券乗車は、乗車時刻の30分前に来るように案内されていとことから、より早い時間だとこの一般営業一番列車の写真は撮れなかったので、結果的に15時35分の便でちょうど良かったです。
さて時間が来ましたので自分も乗車。乗って驚いたのが「静かで揺れない」こと。軌道法の制約から最高速度が時速40kmに制限されているのですが、これが効いているみたいです。この乗り味は経験したことがありません。
電車はトラブルなく順調に走り、専用軌道の鬼怒川を渡り稲穂が頭を垂れる田園地帯へ。稲穂の海に映る影がLRTの開業を雄弁に物語っております。
途中、ゆいの杜付近の車窓はロードサイドの商店街。このままだったら無秩序にスプロールし、弛んで非効率な街並みになってしまうところですが、LRT開通により開発の道筋が引かれ、メリハリのある締まった街並みになることが期待されます。
電車は1時間近くかけて終点の芳賀・高根沢工業団地へ。ここはホンダの研究拠点がある工業団地のど真ん中。
ここから乗ってきた電車ですぐ折り返します。
帰りは途中で降り、バスと電車の乗り換え拠点である清原トランジットセンターに立ち寄りました。
写真のようにLRTとバス・タクシー・パーク&ライドとがシームレスに乗り換え可能な構造になっております。交通機関の乗り換えには、計画者が考える以上のかなりの負担感がありますが、このような整備されたトランジットセンターがあれば負担感が軽減され効率的な交通ネットワークが構築できそうです。
ちょうど帰りの宇都宮駅東口行きの電車が入ってきました。前パンカコ(・∀・)イイ!!
まだ開業初日でこなれていない所もある(快速運転とか所要時間の最適化とかバス乗り換え案内とか)芳賀宇都宮LRTですが、今後緻密なチューニングを経て、隙のない交通ネットワークに発展することを願ってやみません。
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