営団地下鉄300形〜日本の地下鉄02〜2009年01月27日 22:49

営団300形の組立

営団地下鉄丸ノ内線を作る上で、ルーツとなったは300形は欠かせません。まだ戦争が終わって9年の1954年、地下鉄の新線用に鮮やかな赤車体白帯に華やかなステンレス・サインカーブを描いたデザインが東京中に与えた衝撃は、今なお想像するに難くありません。
以来四捨五入して60年、終生デザインが陳腐化することのなかった「衝撃の電車」ですが、東京での生涯を全うした今なお、地球の向こう側アルゼンチンで走り回っています。

そんな「衝撃の電車」を手元に残したいと思い、グリーンマックスのキットからも300形を組むことにしました。1両はトップナンバーで地下鉄博物館に保管されている301号に、もう1両は方南町支線で最後の最後まで粘りアルゼンチンに渡った304号にします。

301号はキットのパーツをそのまま組めばいいため簡単に出来るのですが、問題は304号。中間車改造された車両ですが、ちょっと作るのに手間がかかります。

  • 中間車改造にあたり戸袋窓が埋められたので、プラ板を2.5×5.5に削って戸袋窓に嵌め込みます。また、もとのキットの運転台〜ドア部分を切り落とし、中間車部を切り継ぎます。これで当初から中間車として製造された900形を作ることができます。(写真上)
  • しかし、300形中間車の場合はもう一手間が必要。中間妻面に対して後退角のついた前面を接着するために、車端部をギリギリまで削る必要があります。これに伴いキットにモールドされた接続用の継ぎ手も使えなくなるため、前面−側面の接続方法も考える必要があります。(写真中)
  • で、車体を箱に仮組。前面は方向幕を埋め、ライト・アンチクライマーを削り、貫通扉をくり抜き、0.3mmプラ棒でサッシ窓に改造します。原形の301と比較するとこんな感じです(写真下)

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
ひらがなで以下の8文字を入力してください
でいすいてつどう

コメント:

トラックバック