ヨーロッパを夢見て11-ICEで行くライン川下りと420型通勤電車(9月26日AM) ― 2023年09月29日 08:24
9月26日(火)、今日は列車の車窓からライン川下りを楽しみます。今回の「川下り」のお供はICE1型。この列車はドイツ高速鉄道の第1弾で1990年代の製造にはなりますが、今なおドイツ全土を駆け巡っています。
列車がマインツを出てライン川の左岸に出たところで、飲み物の栓を開けてProsit!
窓が汚れているものの、妻が窓の大きい席を確保してくれました。いつも妻には感謝しかありません。
列車は高速列車とはいっても在来線を走る区間で、左に右に曲がり、加速と減速を繰り返しつつライン側ぞいを忠実になぞって走ります。天気はあいにくの霧、窓も汚れていることからなかなか対岸の様子が伺えませんが、ローレライの奇岩は霧の中から確認することができました。
霧が晴れてきて対岸の様子も分かるようになてきました。線路とライン川の間に幹線道路が入ってくることで、ライン川を航行する船を発見。
マインツを過ぎて定時なら50分近く、コブレンツを過ぎてモーゼル川を渡ったところで、列車によるライン下りは終了です。
コブレンツを過ぎて車内が若干空いてきたため、席を移動。昔ながらのヨーロッパの列車にあるようなコンパートメントを体験します。昔はヨーロッパの列車といえばこの手の個室が主体でしたが、個人主義がヨーロッパでも進んでおり、このようなコンパートメントは減少傾向にあります。
そんなこんなでケルンに到着。列車が遅れたため、乗り換え予定だったアーヘン行きは接続を待たずに先に出発。でも時間が若干取れたため、こういうトレインシェッドを見ることができました。トレインシェッドにかかる広告はケルンの広告4711です。
ケルンでは、最後の活躍をするSバーンの420型電車と感動の再会!
ドイツ版103系とも呼ばれる通勤輸送に特化した電車で、かつてはドイツの都市部に行けば普通に見られた車両でしたが、今はケルンのS12系統で走っている他はデュッセルドルフとシュツットガルトでラッシュ時専用車として残っているだけです。
自分がドイツ型で一番好きで、かつ前回の渡独の時一番最初に乗って感動した420型、車内はこんな感じです。日本の通勤型と同じ4扉の電車ですが、車内はこんな具合で全ての座席が対面式のクロスシートになっています。ちなみに車両間の通り抜けは不可。
ケルン中央駅から、宿のあるケルンメッセ駅に戻る際も420型が到着。限られた時間でしたが、2列車も乗れて最高です。
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