紀伊1周旅行(1日目1:ムーンライトながら〜大阪駅)2013年08月16日 07:52


東京駅と夜行列車
8月12日夜から15日まで、妻と休みが 合ったので旅行に行っていました。
お互いの休みの調整が難しく、旧盆1ヶ月前に夏休みを取る事になりました。
この時期は旅行のトップシーズンでツアーも列車も取りにくく思案していたところ、ここ数年で行こうと思いつつ伸ばし伸ばしになっていた「18きっぷで紀伊半島1周」のプランが閃きました。妻に話をしてみたところ快諾、しかも「いっぺん18きっぷとムーンライトながらにも乗ってみたかった」と嬉しい返事。
これで行き先が決まったようなものです。

かくして8月12日深夜、東京駅到着。
ホームには「臨時ムーンライトながら」に 使われる183系特急車両が停まっていました。あずさ、ときで使用されていた車両のうち状態がよいものを選んで団体・臨時用に使っているものです。クリームと赤の伝統的な特急色をまとっています。

数年ほど前まではここをブルートレインが続々と出発していき、さらにその前は暖房蒸気を吐く客車の夜行列車が続々と出発していき・・・・寂しくなったものです。
ムーンライトながら自体も、古き良き急行形車両を使用した「名前の無い普通列車」からせっかく特急用の新車を用意したのに、青春18きっぷシーズン以外の利用者が伸びず臨時便のみになってしまいました。
もっとも無くなったものの歳を数えても仕方が無いことで、むしろこれからを見据えた行動が大事です。
このホームに停まっている「臨時ムーンライトながら」も「踊り子形」185系特急形の車両に置き換えられる構想もある模様で、この183系「ムーンライトながら」も乗れるうちに乗っておこうと思い、今回の行程に組み込みました。
183系「ムーンライトながら」

定刻23時10分、帰省客とコミケ帰り客で満員になるであろうムーンライトながらは東京駅発車。今回の旅行の無事を願い日本酒で乾杯しました。
車内で・・・

小田原あたりで寝入ってしまい、気がついたら朝4時前の豊橋。時間調整で停まっている模様です。30分くらい停車していても動く気配が無く悶々としていると発車。安心してウツラウツラしていると40分くらい走った大府でまた停車。ここでも時間調整してしまいました。
なんだか、列車が走っていないと「どうしたのか?」と寝れなくなってしまう体質のようです。
そんな訳で椅子で4時間未満の「質の良くない」眠りを経て定刻5時51分大垣到着。ここで4両編成の米原行きに乗り換えます。10両分の乗客が4両に引っ越すのですから、車内は混雑していました。30分ほど我慢して米原着。

ここで新快速に乗り換えました。「ながら(前身の「大垣夜行」〜新快速乗り換えで大阪」は何度かやっているのですが、今回が一番寝覚めが悪くずっとウツラウツラしていました。ただそのおかげて、米原〜京都間の比較的退屈な区間を寝ながら通過することになり、ヒマを持て余さずに済みました。

かくして朝8時、大阪駅到着。東京駅から9時間の旅です。
18歳で大学に入り一人旅行を出来るように なってから何遍もやってきた「ながら旅行」ですが、今回はトシを取ったのか、ひときわ体に答えました。
でもしばらくすると、「疲れ」を忘れてまたやってしまいそうです。
大阪駅と新快速

大阪駅は、しばらく来ないうちに改装工事が完了して、大屋根が綺麗な駅になっていました。開放的な大屋根の下を、色とりどりの列車が出入りする風景は、なかなか見応えがあります。

各地のターミナル駅が機能を損なわず「綺麗」に「美しく」なったのは、国鉄時代には確実に見られない「改善」であると言えるでしょう。