今年の夏、国内有数の玩具メーカー（であり、同時に国内有数の鉄道模型メーカー）であるトミーから発売された「ミニカーブレール」。机の上に楽に収まる、実物換算で半径21mにしかならない超急カーブ。模型の世界でも走る車両を選ぶのですが、自分の気に入った車両がこれを難なく走るのを見ながら飲む酒は、もう応えられません。「ミニカーブ」の詳細はこちらを参照：http://www.tomytec.co.jp/tomix/products/n/1111-3.htm） R140のミニカーブを走るのは、「マイクロエースの会心の一撃」とも呼ばれる、9600形蒸気機関車。特に写真の39685号機は、さいたま市中央区役所（旧・与野市役所）に今でも展示されている機関車。残業帰りのある日、ただでさえ車軸が多く急カーブに不利な蒸気機関車が、健気に「あり得ない」急カーブを静かに走るのをツマミに、明日も仕事があるのについつい深酒してしまいました。