羽田空港アクセス線が動き始めました2013年11月09日 23:05

ちょっと前に、オリンピック開催を踏まえて東京の鉄道がどう変わるか、興味本位でブログ記事を書いたことがあるのですが、今日メガトン級のニュースが来ました。
羽田アクセス、貨物線活用=東京五輪にらみ検討-JR東日本

運輸省答申でも実現が期待されていた「東海道貨物線の旅客転用による羽田空港アクセス改善」が、具体的に動き始めました。
ただ、各種報道で言われているように、オリンピックに新線の前面開業に間に合わせるかは、自分も疑問に思っています。
もし一連の事業主体であるJR東日本が、本気でオリンピックに間に合わせるなら、先日のJR東日本ホームページで公表されたグループ経営構想 Ⅴ「今後の重点取組み事項」 について(上記画像も参照)でも、堂々と「2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催を見据えて」で「空港アクセス改善策の検討」をぶち上げているはずです。
にも関わらず、「今後の羽田空港の開催を見据えた」と実施時期をぼかしている、そのことが「オリンピックに間に合わせる」事業ではないと読み取りました。

しかしながら、「羽田空港利用客の増加」の最大イベントたる、オリンピック開催の2020年に「何もやってません」という訳にはいかないでしょう。そのため、羽田空港近傍を通る、東海道貨物線を使った何がしかの暫定的な施策は行われると踏んでいます。
その暫定が何なのか、そして一連の事業で首都圏の鉄道はどうなるのか?今日降って来た「燃料」から、いろいろな可能性が見えてきます。