幻覚を見ていたようです2014年10月18日 19:08

残業あがりの今日の午後。普段仕事をしている某餃子市の、市内きっての目抜き通りである「大通り」が封鎖されていました。

そういえば今日は市内で自転車の国際レースの「ジャパンカップクリテリウム」が開かれていました。
サービスカーに導かれて、自転車競技の世界的エースが通過して行きました。

そんなこんなで駅に行くと、ちょうど時間が良かったのか、日光線ホームに見慣れない電車が入ってきました。
上野を午後1時半に出た583M。東北線沿線に夕刊を配達する小荷物運搬を兼ねた普通列車です。

電車が停車するのを待たずに、新聞の荷物を請ける新聞屋さんが、カートを片手に電車に近づきます。

「ひとーつ、ふたーつ・・・」という掛け声は聞こえませんでしたが、昔ながらに旅客列車で配送された小荷物がホームに卸され回収されていく様子は、まさに昔の国鉄そのもの。
自分の目でよく見ないままその時代が終わった、国鉄時代の幻覚を見ているようでした。

あらかたの荷物を下ろし終わったところで、車内の係員氏が、客室と荷物室を仕切る垂れ幕を移設していました。

「国鉄」が無くなってから25年が経った今日、自分が見たのは何でしょうか。もしかして幻覚なのでしょうか。

なんだか釈然としないうちに、貴重な土曜日の夕陽は、容赦無く去って行くのでした。。。。