予告&建物の整備2015年11月01日 08:34

先週末の記事で、ちょっと予告めいたことをチラと書いて、唐突に建物類の工作を始めましたが、正式発表が出ました。


一昨年昨年に引き続き、今年も下館駅なか・駅前フェスティバルのお手伝いをします。
同時にミトセン地酒まつりや下館商工まつりが開催されますので、ぜひ茨城の筑西市に足を運んでみてください。

さて、駅前フェスティバルでは、模型展示に使う建物が必要とのことですので、手持ちの建物を再塗装したりシールを貼ったりして整備していました。

まず再塗装組。いずれも30〜40年前から生産が続いているトミー(トミックス)の建物です。元の造りがカッチリしているせいか、陳腐化せず今なお最前線での使用に堪えられそうです。
Nゲージ建物の再塗装
前回記事の通り、外壁にガルグレーとつや消しクリアーを吹いて雰囲気を変えました。

特に、角店の不二家など、色合いといい全体の雰囲気といい、素晴らしい出来です。
庇のカーテンや一部の柱が欠損してしまいましたが、残っていたシールを貼り付けて仕上げました。お菓子の国の入口です。
1/150とは言わないので、入口に置けるぐらいのサイズのペコちゃん人形がほしくなってきます。

それにしても、昔は今よりも店舗の商標権が緩く、ストラクチャーのシールも実在店舗のものが多かったのですが、当時からサントリーは商標的にアウトだったのでしょうか(シールは「ヨントリーウイスキー」になっている)

あと酒屋なのに広告で前に出てくる主力製品がビールでもハイボールでもなくウィスキーなのが、時代を感じさせます。

一方、こちらはトミーテック(ジオラマコレクション)の洋館と商店。目的なく買って箱に入っていたものを組み立てたものです。
10年くらい前の製品で、プラスチックの材質も鉄道模型製品のストラクチャーよりも柔らかく少しヤレている製品も見られますが、古い木造建築の場合、ヤレが逆に実感的に見えてくて、これはこれで味があり、レイアウトやモジュールの材料を物色している時など、つい買ってしまいます。

ジオコレの商店は、お店によっては店内のディティールも作りこまれているものがあり、見ていて「欲しい」と思わせます。
しかし、店内のディティールは、魚屋さん和菓子屋さんの店頭の表現で使ってしまい、ドンガラだけ残っています。
有効な使い方を模索した結果、「自転車預かり所」に業態転換してもらいました。
前住んでいた高崎線の籠原では、駅前の商店街が店を閉め、代わりに民営の自転車預かり所に転換したケースを見かけましたので、これを再現。それらしき文字をプリンターで打ち出して、両面テープで貼り付けします。

完成品にも、いろいろステッカーを貼りました。
中央2店の商店は、角店のステッカーとジオコレクションのステッカーを併用し、喫茶店と中華料理店に、両端のコンビニはジオコレのステッカーで少し入り口周りを盛りました。

11月は鉄道/模型関係でいろいろ出かける機会が多くなりますので、体調に留意してやっていきたいと思います。

大学祭にお邪魔してきました2015年11月02日 07:33

秋といえば大学祭のシーズンです。
自分も就職してからしばらく母校の大学に遊びに行っていましたが、最近は足が遠くなっていましたが、今年は時々ブログに出てくるK氏夫妻が大学祭に遊びに来るとのことで、自分も家族で一緒に大学祭に遊びに行きました。

京王線と南大沢駅
(写真上)新宿駅。京王線の電車は昔からいる7000系電車ですが、自分が現役で使っていた頃には見なかった番号になっています。
いろいろ聞いたり調べたりしたところ、編成の組み換えや機器交換、空き番号番号の整理を何度もやった結果、こんな番号になったみたいです。
(写真下)昨日の南大沢駅。自分が大学生の頃はもっと殺伐としてて、そごうとダイエーが撤退した廃ビルと空き地と台湾コッロケを食べさせてくれる雑居ビルしかないです。それが今ではどうでしょう。ビルに囲まれて、賑わいがあって、まるで南大沢ではないみたいです。

そのまま大学祭会場にイン。
建物はそのままですが、大学組織は大きく変わり別の大学になりました。
大学祭に来る人も以前より多くなり、なんだか賑わいというか雰囲気が少し変わったみたいです。以前は大学祭と言ってもあまり参加しない学生が多く、その一方祭りすぎる学生もおり、二極化しているような状態でした。

大学鉄研の展示。小判形の運転スペースを2個用意し、今年は模型の体験運転に力を入れていました。(会場全体写真はブレがあり撮れていませんでした。すみません)
新しいレイアウトモジュールも見かけましたが、自分が目にしたのは、写真の古いモジュール2個。20年前、自分が大学生の時から使用されていたものです。ところどころ破損があるものの、ベースがしっかりしているのか、「今なお現役」で活用されているのは感動しました。
写真上のモジュールを手がけたK氏も自作モジュールが残っているとは思わず、びっくりしていました。

OBが来場されたお客様よりも大きい顔をして会場に居るのはよくないので、部室に案内していただきました。
当時使っていた連絡帳やアルバムが多くのこっており、これらをてがかりに、昔の思い出話しに花が咲きます(その間お互いの家族は大学内をぐるっと散歩していました)。部室も当時のレイアウトモジュールの材料やいろんなものが出てきますが、感動したのが、これ。
玩具メーカーのトミー(今のトミーテック)が、鉄道模型業界に入り込んできた時のカタログです。1970年代半ばくらいでしょうか。
アメリカの輸入品や香港生の機関車・貨車から成る車両自身は当時の水準で見てもアレなのですが、使えるものをフル活用して、こんなホームレイアウトを提案しています。プランもよく練られたもの(「Nゲージ蒸気機関車」のサイトでも紹介されていました)で、「これなら家に運転盤を作れそうだし、Nゲージも楽しそうだ」と思えるものです。

そんなわけで後輩の相談事も受けたりして、午後4時半に大学を後にし、相模大野の居酒屋で親睦会。
久しぶりの再会(K氏夫妻は青森在住在勤で、なかなか会えないです)で気の置けない話ができるのは大変嬉しいものです。
後輩諸氏・OBOG諸氏のより一層の発展と健康を祈って納杯したのは、家まで帰れる終電の時間。お互い休みを取ったのをいいことに、祭り過ぎてしまいました。

ミニミニ路面レイアウトの整備2015年11月03日 09:52

飛び石連休も今日で終わりです。
昨日年休を取った平日も含め、連休中は毎日のようにあちこち出かけて、その合間時間に色々工作をしていましたが、4日も仕事を休むと仕事の事が頭から抜けてしまうので、今朝は仕事のことをずっと考えていました(会社からの持ち帰りは出来ないので、ひたすら悶々としていただけです)

この4連休で、今年作ったミニミニ路面レイアウトを少し直しました。
ミニミニ路面レイアウトの整備
まずはトレスない走りのために線路は綺麗にしておきたいため、線路磨きからスタートです。
市販のレールクリーナーを長柄付きスポンジ(ホビーセンターカトーで買ったもの)に浸して、線路をゴシゴシ。
線路から電気をとって走るため、ホコリやカーボン状の汚れがくっついてきます。

そのあと試運転。
熊本電鉄のくまモン電車に合うバスですが、熊本電鉄のバスが手元にあったのを思い出して動力化しました。
実際の黒髪町の長〜い踏切沿いにバスが走っているかどうかは不明ですが、狭い路地をニュッと出てくる様子は微笑ましいです。

せっかくなのでレイアウトを走るバスを流し撮りで。
動力化する際、屋根を少し破損してしまいましたので、補修する必要があります。

あと、レイアウトの側面の木目調シールが剥がれてきましたので、貼り直しをします。
100均で買ってきたもので、従来は写真右のインテリアシートを使っていたのですが、もう少し濃い木目の方がなんとなくプレミアムで好ましいため、写真左の木目調補修テープに張り替えます。

山のところはテープを重ね貼りする必要がありますが、テープ自体が結構な強度を持っており、しっかりと張り付きます。

レイアウト側面も、ベースの色がマホガニーのような木目になり、少し豪華になったような・・・気がします。

我が家の205系2015年11月04日 06:05

今月は、週の中旬から下旬にかけて、鉄道模型を運転する機会が続きます。
祝日で時間のあるうちに、各々のテーマに合わせた車両選定を行いました。
鉄道模型車両セットの棚卸し
当日走らせたいものを無思慮に並べたら、写真左のように車両ケース20個×3くらいになってしまいました。そんなに走らせられないですし、まず持っていけません。(写真左)
そこで、各々の運転会で他の仲間が持って来そうな車両やお客様が興味ありそうな車両を想定し、車両を詰め替えたり厳選したりを実施。1回の運転会あたり12ケースに頑張って納めました。(写真右)
特に公開の運転展示では、出せる車両に限りがありますので、もっともっと絞りたいところです。

そんな中、模型仲間でちょっと話題になっている205系も、ストックを漁っていたら出てきました。
見事に模型店で塚を築いてしまった、2003年の珍アイテムである埼京線KATOトレインが10両+サハ204の帯色と台車が変わったゲテモノ1両です。
実は、205系で京浜東北線とか武蔵野線とかやりたいと思い、いろいろ種車を買い集めていましたが、今ひとつやる気にならず多くを手放してしまいました。よってこの11両だけ。
205系KATOトレインは、運転会の最初の方で走らせたっきり、しばらく出す機会がなかったものです。

そんな中、サハ204の比較です。
写真上のスカイブルーのゲテモノは、103系電車に組み込んでキメるべく、山手線のサハ204の帯色と台車を変えたものです。台車は113系の廃車発生品を想定してDT21T、車番もグリーンマックスのステッカーを流用して「サハ104ー1001」なる架空の番号を再現しています。イメージ的には、東海道線の113系でグリーン車1両だけが新車になっている姿の通勤型バージョンを狙ったような気がします。
写真下の埼京線グリーンの車両は、KATOトレインセットについてきた試作車のサハ204ー902です。10年以上前の製品ということもあり、印刷技術の限界か一番目立つ車体ラッピングの印刷がちょっと滲んでいます。しかし、扉脇の締め切り表示も印刷で再現されており、試作車であることをアピール。

仲間内の運転会では、この辺を持っていくことにします。

ドキッ!?ステマだらけの水泳大会(ポロリもあるよ)2015年11月05日 22:45

やはり水泳大会といえばポロリですよね〜(鬼畜)

行きがけ、例によってウトウトしながら電車の中でネットニュースを見ていたら、面白そうな記事を発見して、帰りに詳しい記事を読みたくてビールと一緒に週刊ダイヤモンドを購入しました。
1記事のために鉄道模型の貨車1両分の出費をしましたが、やはり面白いことが書いていありました。
週刊ダイヤモンド11月7日号
巻末の方に第二特集としてひっそりと載っていましたが、ノンクレジット広告の問題でかなり突っ込んだことが書いてあります。
<strong>いわゆる「ステマ」って奴です。</strong>

ネット広告について、業界団体で書いてあるガイドラインでは「金銭の授受があれば有償枠として広告明記しなければならない」とあります。
しかし、広告業界新進のある会社は、クライアントから金銭をいただいた上でライターさんに記事を書かせてポータルサイトに載せ、それがより大手のポータルサイトに転載されることで「広告」を明示することなく広告的な記事を広告らしくないスタイルで載せていた、ということが書かれています。
具体的な手口や当事者は本誌をご覧いただくとして(少なくともこの記事だけでNゲージの貨車1両分お布施する価値は確実にあると思います)、ふと思ったのが。

この手口を知った感想は2個。
「①仕組みを考えた奴まじで頭いいな爪垢煎じて飲むから頂戴」
「②一連の『PR』の作成から最初にネットで公表されるまでの過程は、実はゴーストライターの仕事とあまり変わらないのでは」
記事を最後まで読んで感想を書いています

なかなかクレジットカードを作れない人がクレジットカードを作る方法として、まず信用審査の低いお店提携カードを作って、実績を作ってからより審査の厳しいクレジットカードを作る、といったことがありますが。
ライターさんに書かせた記事をより信憑性ある記事に仕上げていく手口が鮮やかです。

こんなの知ったら、「どうせネットはステマだらけの水泳大会」なんて具合に、包括的にネット媒体の信頼性が落ちる以上の答えは出ないように思え、それで一向に構わないと今朝は思っていました。

しかし、今回のダイヤモンドステマ騒動を知ることになったYahoo!個人のオーサーである某切込隊長の記事を読み直してみると、ステマ対策で日本の消費者行政を適正化しても海外経由で問題は解決されないし日本のネット業界を弱体化させる、というところまで先を見据えていることがわかります。

なるほど、自分の視点は「電気を無駄遣いするJR逝ってよし」なロッケンロールと視点の近さはあまり変わらないようで。
いずれにしろ、より安心してネットが楽しめ、より公平な視点で判断できるよう、適正な情報提供がなされることを願ってやみません。殺伐とした世の中では、生き残ることにエネルギーを浪費し、より良い社会の実現はより難しくなるでしょうから。

あと期待の「ポロリ」ですが、この記事を載せたダイヤモンド社もポロリしちゃった事、でしょうか。