常総・筑波の気動車13(エラー発見orz)2011年10月22日 23:24

筑波鉄道キハ810はトイレ窓が残っていました

お披露目までした常総線・筑波線の気動車ですが、帰ってきてからネットをつらつら見ていると、見過ごせないエラーを発見してしまいました。
筑波鉄道のキハ811ですが、実車はトイレ窓が残っていました。今回改造のベースとなった津軽鉄道の気動車にはトイレ窓は無いため、ここを再現しないといけません。

ちょっと考えた挙げ句、塗装してから前面のエラーに気がついたこともあり、筑波鉄道キハ811はもう一度塗装からやり直すことにしました。まずは、当該箇所の窓を埋めて開け直します。


そろそろ完結と思われた「常総・筑波の気動車」シリーズですが、かくなる理由のため、もう少し続きます。

常総・筑波の気動車12(4両完成)2011年10月15日 23:59


常総・筑波の気動車4両完成
今年春に発売された鉄道コレクションを改造して、関東鉄道(常総線・筑波線)の気動車を作っていましたが、明日の地元でのお披露目を前に、何とか4両完成しました。

筑波線(土浦〜岩瀬)の気動車2両
JR発足の昭和62年(1987年)に廃線となった筑波線(土浦〜岩瀬)では、北海道の雄別鉄道で使用されていた車両が中心となって使用されていました。これらは国鉄型に似ているようで微妙に各部が異なっているのが特徴です。バス窓のキハ762はそのまま雄別鉄道の気動車を塗り替え、1段窓のキハ811(写真手前)は津軽鉄道の気動車の塗り替えその他細かい箇所の工作で仕上げました。

関東鉄道常総線の気動車(小田急コンビ)
こちらは、常総線(取手〜下館)の気動車です。常総線は沿線で宅地開発が進んだこともあり、多くの車両が中古で流れてきており、さらに通勤輸送に対応した改造(ドア数の増・車内のロングシート化)がなされました。
写真手前は小田急コンビ(もと特急気動車のキハ751+キクハ2)です。扉増設箇所が生々しいキハ751は、今回発売の鉄道コレクションそのまま、私鉄定規の幅が狭い車体のため、実際以上に細長く見えます。その後部はエンジンを持たないキクハ2、1両で2台エンジンがあるキハ751〜755と多く組み合わせて使用されていました。これは過去の鉄道コレクション近江鉄道クハ1202の塗り替え。
奥のスマートな2扉車はキハ800。これは小坂鉄道キハを塗り替え、屋上機器を載せ換えたものです。

関東鉄道・真岡鐡道の気動車群
最後は、ブックケースに収納。テールライトのレンズが無かったり細かいところでまだ直すところはありますが、とりあえず完成です。

鉄道コレクション第15弾2011年10月14日 23:58

真岡鐵道折本駅とモオカ63型気動車(1/150)

困ったことに平日は全く模型を弄る気力が残っていません。土日もどちらか片方は仕事場で時間を費やすことが多く、工作が全く捗らなくなっています。明後日の日曜日には関東鉄道を持込むつもりで工作を進めてましたが、ちょっと全部は無理そうです。。。

そんなアンニュイな鉄道記念日ですが、鉄道コレクションの新製品が発表になりました。レールバスですね〜。
以前メタルキットを組んだ真岡鐵道モオカ63がラインナップに入っております。見事に被りました、ハイ。去年キットを組んだ時に使った、鉄道コレクション動力台車の交換パーツに富士重工レールバス用と思われる部品が入っていたため、いずれ鉄道コレクションで出るだろうことは覚悟していました。
まぁ逆に言えば「被る前に組んで走らせて遊べて良かった」といったところでしょうか。

明後日喪って行く予定の折本駅モジュールに載せて写真を1枚撮ってみました。

常総・筑波の気動車11(連結器を取付)2011年10月12日 23:53

関東鉄道・筑波鉄道の気動車も、今週末にお披露目を予定しており、そろそろ完成させないとまずいところです。
仕事の合間を縫って少しずつ進めており、ようやくナンバー貼りが終わりました。
最後の仕上げに連結器を取り付けます。

Nゲージ鉄道模型では、長らくの間巨大なコの字型をした「アーノルドカプラー」が標準的に採用されてきました、しかしこれは巨大なうえに形が実感的ではないことから、ここ十数年各メーカーよりゲンコツ型の自動連結器・雄雌型の密着連結器のカタチを模した、より実感的な連結器が発売されております。
個人的な経験からいえば、実物にくらべて線路の状態が悪い(急カーブ・急勾配があり線路の平坦性も悪い)鉄道模型の場合、多少実感味は損なってもある程度大きい形で、ある程度遊びがある連結器の方がトラブル無く走ってくれる傾向があります。
Nゲージの連結器で悩む
そこで今回は、SHINKYO連結器を試しに使ってみました。連結器の形は若干大きいものの自動連結器の形に近く、しかもアーノルドカプラー同様の台車装備で遊びもあります。
連結器の装備にあたって、グリーンマックス台車の場合はそのままアーノルドカプラーをシンキョーカプラーに換えればOKですが、鉄道コレクションの場合はシンキョーカプラーの根元部にスプリングを通すようにしないと(写真下の右上)、すぐにスプリングが飛んで行ってしまいますので注意が必要。
実際の連結器の安定性はぶっつけ本番で試してみます。

あ。4扉のキハ755の窓が全然進んでない・・・orz

x回目の禁酒宣言
(おまけ)禁酒と禁煙は生涯に何度でも出来ます。早速今年も禁酒のシーズンです。

十和田観光電鉄存続断念、そこから始まる思考実験を逝けるとこまで逝ってみる2011年10月04日 21:43

真岡鐡道と東武バス

写真が全然十和田観光電鉄ではなく、地域が全然異なる真岡鐡道と東武バスなのは一応理由があります。

去年冬、新幹線開業に合わせて訪れた十和田観光電鉄が、地元からの支援を拒否され、鉄道の存続を断念したとの報道がありました。
リンク先の新聞報道でもあるよう、通学の交通機関への不安を示す利用者の声もありますが、その事を含め鉄道路線が損なわれる事に対する影響まで十分に考慮された地元自治体の意思決定は、本ブログでは尊重したいと考えております。

で、私クロポ415なのですが、必ずしも「レール死守」の立場は取っていないです。「天変地異があってもサービスレベルを7〜8割減で提供できる程度の責任を取れる企業体が、相応の法的裏付けがある交通サービスを提供できればいい」(ぶっちゃけると、「既存のバス会社が乗合バス事業を行政補助付き維持する」)との立場ですので、敢えて「鉄路の存続」には拘らないです。
というのは、自分がまさに「鉄道が最適解なの?」を当事者として身をもって知る立場に立ったからです。
具体には「鉄道路線の廃止→第3セクター転換→並行バス路線の廃止→利便性損失→『鉄道』によるランドマーク効果は絶大だけどちょっと微妙」な環境に長い時間置かれていました。 東武バスが残ってれば、実家にいながら「実家から宇都宮大学に通えたし栃木県庁にも越境通勤出来た」という宇都宮は俺の嫁宇都宮は俺の庭状態(だけど実家が便利過ぎて婚活時に「実家依存」を指摘され商品価値が減る諸刃の剣)だったのに。

鉄道が廃線になったとしても、代わりの交通機関(路線バス)が現場維持に留まらず地元住民のニーズを踏まえ現場より便利な形で落ち着けば、その方が幸いと考えています。十和田観光電鉄はほぼ倒産状態だったバス会社を30年以上維持している系列会社がある「ミニバスから軍用バスまで」不都合な事は記憶から無くなる海千山千な大手バス会社のグループに属していますので、地域交通網の存続という点では、私はそれほど大きな心配はしていないです。


もっと妄想話を進めます。

というところまで考えた際、鉄道・バス事業の利用者を奪い続ける自動車ってのはどうなんでしょうねぇ。
天下のトヨタをして「軽しか売れない地域がある」とまで言わせしめた2010年代ニッポン。普通車に比べて税金・維持費が安い軽自動車のコストメリットが注目されている訳ですが、逆に言えば「個人がモビリティに費やせるコスト」が減っている事の証のように思えます。
これがもっと進展しちゃった、「車を持てない」人が増え、自家用車に依存した地域そのものが維持できなくなる、というのも考えられなくないのが怖いです。その結果として「乗合バス事業が戦前〜昭和30年代並の奇跡のリベンジ→バスヲタ(゚Д゚)ウマー」な展開もありそうですが、そんな(゚Д゚)ウマーは要りません。

そこまで至ることまで想定した「ソフトランディング」施策(具体的には「人工減→限界集落化回避のための、『生活の質』を低コストで維持できるような、日々の移動の効率化まで考慮に入れた集落群の集約」を私はイメージしています)を考えることも、この世の中、決して無駄ではないように思えます。