ニューヨーク地下鉄「RedBird」の増備03-前面と妻面の話2025年10月04日 04:12

阪神電車キットの先頭車前面の窓を埋めて自作のアンチクライマと幕板を接着した前面および妻面。これもかつての工作で途中まで作っていました。
写真は阪神電車パーツを改造して作ったニューヨーク地下鉄の前面

孔を開けてヘッドライトとテールライトを取り付けます。使ったパーツは旧銀河モデルN-026の111系用シールドビーム。
写真はヘッドライト・テールライトの設置状況
前面ライト位置に2mm弱の孔を明け、ライトを入れて位置決めをして瞬間接着剤で固定します。今回作る2両のうち1両は両運転台車(R33WorldFair)に、1両は片運転台車(R36WorldFair)に仕立てるので、ライト類設置を4枚中3枚に行います。
写真はライト類を設置した前面パーツ

接着剤が乾いたら、運転台窓・妻面窓・貫通路窓の下に1mmほどのプラ片を接着して窓を縮小するとともに、工作で発生した各所の隙間を溶きパテで埋めます。
写真は前面および妻面への窓縮小およびパテ盛り状況
パテが乾燥したら、棒ヤスリ→紙ヤスリの順序で前面の研ぎ出しをするとともに、アンチクライマーや幕板の寸法を整えます。
写真は前面および妻面の工作完了状況
これで前面および妻面は工作完了です。
幕板上部は、車体箱組後に屋根に合わせて切断する予定です。

ニューヨーク地下鉄「RedBird」の増備02-台車の話2025年09月27日 06:00

台車ですが、そのものズバリの形状のものがありません。
昔は営団地下鉄丸ノ内線用の台車が分売されていたのですが、現在では入手不可。
部分的に形状が似ているTS316(伊豆急)やパイオニア台車を履かせていたのですが、部分的にしか形状が似ていないためどれもシックリせずずっと悩んできました。
写真は丸ノ内線用台車とパイオニア台車の比較

困った時には実車資料。美術書カテゴリにいたのを古書店でサルベージしてきた、1980年代のニューヨーク地下鉄の落書きをまとめた「SUBWAY ART」の本を出します。
写真はSUBWAY ART
この本で、電車の台車が写っている写真をしげしげと観察します。実車の台車は写真で見る限りイコライザーが車輪内側にあるイコライザー式に見え、日本型で近い形状の台車は思い当たりません。
しかしながら、台車全体のフォルムが何となくDT13に似ているような・・・DT13に集電用の梁を付ければ近いものが出来るんじゃね?と思い始めました。
写真はニューヨーク地下鉄の台車とDT13の比較

そんな訳でDT13を6両分仕入れてきました。グリーンマックスの非集電台車も値上がりしてしまったため、結構なモノイリです。。。
写真は新規に購入したDT13台車
試しに地下鉄電車に DT13台車を履かせてみます。オーバースケールで台車が実車より大きく見えるながらも、リベットのゴツゴツした台車がメカニカルで良い感じです。
写真はニューヨーク地下鉄にDT13台車を履かせた状況

ニューヨーク地下鉄「RedBird」の増備01-棚卸し2025年09月23日 08:00

突然ですが、自分のブログやTwitterのアイコンになってる写真の火災車両。
写真はニューヨーク地下鉄風のNゲージ電車4両

2000年代前半に4両作って遊んでいましたが、ジャンク箱を漁っていたら、途中まで工作して放置していた2両分の車体が発掘されました。次の工作はジャンク箱の整理を兼ねて、この2両を完成させて、地下鉄らしい6両編成を組めるようにしたいと思います。
写真は作りかけのニューヨーク地下鉄電車の車体
車体側面は阪神電車キットの車端部を非対称に切り落とし、窓周りを内側倒し込み窓(このタイプの窓を持つ電車は「WorldFair」と呼ばれていました)に改造しました。
前面も阪神電車の前面窓の片方の窓を埋め、窓上をプラ板細工で加工したものです。
屋根は旧型客車の屋根を切り詰め、床下もGM電車キットの床下を切り詰めて使用します。

ここまで加工しあとは箱にして塗装するだけ、というところまで出来ていたのに、なぜ放置していたのか、今となっては皆目理由が分かりません。

フランス国鉄RIO型客車の工作12-仕上げ・完成しました。2021年06月13日 10:00

ヨーロッパの客車で特徴的なバッファ付ネジ式連結器。
Assyパーツが出た時に買い溜めしておいたKATOオリエント急行用のバッファを使用して再現します。
全体を艶消しブラックの塗料にドブ漬けして乾燥させてから取り付け。バッファ可動部の白いところはタッチアップで黒く塗ります。

車体側板のSNCFロゴと車番を印刷で作りました。実車の表現方法は良く分かりませんが、コルゲートの表面にこれらを書いたステンレス板が貼られている、という設定です。
ExcelでロゴとUIC番号(適当)を描いて、上質紙に印刷し、裏から両面テープを貼って車体に貼り付けます。

かくして完成。
いつもながらの粗い工作で恥ずかしい出来ですが、おそらく世界で見てももあまり作例のないフランスのRIO型客車のNゲージ模型が完成しました。

機関車と一緒にレイアウトに置いてみると、フランスの薫りが漂ってきます。
あと、完成ついでに是非やってみたかった写真をもう1枚。
昔買った「ヨーロッパの鉄道撮影ガイドブック(弘済出版社)」に、地中海沿岸を走るRIO型客車の写真が出てきますが、その写真と模型とを並べて写真を撮ると、地中海を旅しているかのような気分になってきます。

フランス国鉄RIO型客車の工作11-車内仕切りの工作・車体上上下の接着2021年06月07日 01:35

後付け工作になりましたが、制御客車の運転台と客室の間、合造車の1等室と2等室の間に仕切り板を入れました。
前面窓から見ても客室がスケスケにならずいい感じです。

接着剤が固まったところで、車体上回りと下回りを固定します。
いつものように木工ボンドを使用します。