急行といえばゴハチ(EF58) ― 2008年10月19日 21:08
次の1クラブの運転会は来月15日。自分が幹事を名乗り出て、「何か1個『急行』にまつわる車両持って来てね〜」と空気も顔色も読まずに勝手に課題を設定しました。
何故急行かと言えば、自分の作り掛けの車両の中に「急行」に関するものがいっぱいあり、次回運転会までにそれを完成させて在庫を減らす、という極めて幹事御都合主義の理由があるのですが・・・(先日部分的に完成させた秩父/伊豆箱根もそんな動機で工作していたのはここだけの秘密)
公私ともども忙しくなって工作をする気になれません(時間が無い訳ではないが・・・)orz。
以前から製作記録をブログに載せていたような気がするイロモノの急行列車をこの機会に片付けたかったのですが、編成ものはもう無理と思い、1両で完成できる車両を作ることに方針変更しました。(別に秩父サハを忘れている訳ではないです)
で在庫の山を漁ると・・・EF58(トミー)が出てきました(写真上)。以前、大窓の機関車をネットオークションで格安で購入したものですが、ブログのコンセプトに則り、上野口でよく見られたHゴム小窓に改造することにしました。
トミーの機関車は、特に以前の製品は一部甘いところがあるのですが、寸法が実車通りMカプラー装備のため無加工で連結切り離しが出来るので、私は好きです。
まず、前面窓を小さくします。窓下端に幅1mmに切ったプラ板をはめこみ、ついでに前面ナンバーはインレタ表現にするため、ナンバープレートも瞬間接着剤ともとのナンバーで埋めてしまいます(写真下左)。
急行といえばゴハチ(58)とはよく言ったもので、小さくなった前面窓は、サイズがピッタリなKATOのキハ58の窓を嵌め込むことにしました(写真下右)。
曲線モジュール ― 2008年10月22日 20:53
月・火と仕事の都合で泊まりでした。今日は定時で帰って来たのですが・・・EF58の塗装落とししか出来ませんでした。疲れてます。
で、来年のモジュオフに向けて、モジュールの構想を、実際の材料を使いながら練り始めました。イメージは「リアルな曲線」。鉄道模型の曲線は、実物に比べて大変きつく、多くの人が使用しているR280〜282を実物換算すると、280×150=半径42mもの急カーブになります。
そこで、曲線半径を緩くすればするほどリアルさが増すため、自分の模型仲間も曲線半径を緩くしたプランを検討しています。そこで、このプランを参考にして、直線モジュールと同じ長さ600mm×幅200mmに曲線を納めることにしました。早速紙と線路(R354+R391)を買って来て、鉛筆で軌跡を描いて、600×200に納まることを確認。
しかし、考えてみると、実物の鉄道は直線から一気に一定半径の曲線につながる訳ではありません。緩和曲線といって、徐々に曲線半径を変えながら一定半径の曲線に移行しています。
考えた挙げ句、曲線半径を緩くするよりも緩和曲線を導入する方がリアルと思い、模型でこれを再現してみることにしました。厳密にはフレキシブル線路を用いない限り「徐々に曲線半径を変える」ことは出来ませんが、緩和曲線についてまとめられたサイトを参考に、緩いカーブを挟むことにします。
かくして、直線部と同じ寸法である600×200の中に、緩和曲線を含むリアルな曲線を作る事が出来る目処が立ちました。
鶴見線 ― 2008年10月25日 14:55
用事の時間が中途半端に余ったので、時間潰しに鶴見線を廻っています。
鶴見線は故・宮脇俊三も「都会のローカル線」として薦めた路線です。土曜日の昼間ということで本数も発車を待つ車内光景もローカル線のようにノンビリしています。
発車すると、動きのない工場と運河と僅かばかりの住宅との間を抜けます。それだけなのですが、異質というか非日常な気分は十分に味わえます。特に海芝浦行き列車は、案外鶴見線そのもの目当ての観光客が多く見られました。
<>ちなみに、今日から12月7日まで、「駅2008 鶴見線に降りたアートたち」と題して、いくつかの駅で様々な造形物が展示されています。「芸術の秋」も兼ねて訪れてみるのも、新たな刺激になり面白いのではないかと思います。泥縄からはじまった泥沼 ― 2008年10月26日 16:53
究極の万能機〜西ドイツ国鉄111形電気機関車〜 ― 2008年10月27日 01:05
土曜日秋葉原巡りをしている時、日本型に対してかなり割高なはずの欧州型Nゲージにしては、比較的割安(4800円)な値札がついた中古の機関車を発見しました。パンタグラフ廻りに損耗は損がみられるものの、脊髄反射で身請けしてきました。
その車両は西ドイツ国鉄111形電気機関車(ミニトリックス)。実機は1974年から量産が始まった客貨両用の電気機関車であり、使いやすい堅実な設計が巧を奏して、都市内を運行するSバーンから国際列車のEuroCityまで、「何を牽かせても似合う」大車輪の活躍を今でも続けている機関車です。
全身の血行が良くなった状態で帰宅して袋を空けると、なんか1/160の欧州型にしては大柄な作りに「あれ?」と思いました。従来のドイツ型の車両に比べて角張った造りのせいか、メーカーの模型造りに対する考え方の違いか、手持ちの車両に比べてどうも大柄な気がします。手持ちの欧州型車両(アーノルド DB141形電気機関車)・日本型車両(トミックスED75-1000形電気機関車)と比べても何かしっくり来ません。
しかし、1/150の日本型主体で楽しんでいる日本のNゲージャーに撮っては、この「違和感」は逆に良い方向に働くように思われます。年末発売予定の「オリエント急行(寸法が1/150か1/160か、今なお確たる情報が入って来ていない」に組み合わせて一番似合う機関車の入線を祝してかんぱ〜い!
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