マイクロエースのE231系宇都宮線の小加工2012年12月22日 01:17

「プレハブアレルギー」の無い(むしろ「だが、それがいい」の境地に至ってる重度の束厨)な自分にとって、いまの関東地方の鉄道シーンを再現するのに欠かせないE231系小山電車区投入中距離用車(以下E231系宇都宮線)はマストアイテム。
実車が登場してから10年、現在ではグリーン車を組み込んだ最大15両で、宇都宮線・高崎線から湘南新宿ラインを経由して神奈川県逗子までの大車輪の活躍をしています。

実車が登場して間もない2000年頃に早速完成品で出たばかりのマイクロエースの完成品を買ってしまいました。以降Nゲージ大手3社の競作になるとも知らず。。。
当然他2社(KATO、トミーテック)に比べると部の悪い(それもNゲージ参入間もない頃で一層アレだった時代)のマイクロエースの製品です。しかしながら、E231系宇都宮線は「決定版」が無く各社とも気になる欠点があるため、欠点が気になって仕方がない事もなく、後から増備したトミーテック製の基本10両と組み合わせるべく増結用の5両編成に組み直して遊んでいました
※E231系宇都宮線の気になる点
・KATO:塗装の表現が良くない (東海道線に投入された後期形では改善された)
・トミーテック:台車が他の流用。客室扉が「寄り目」な感じで実感的でない。
・マイクロエース:客室扉の段付き表現が無い。ライトが電球で実車のHID灯の雰囲気が無い (東海道線に投入された後期形では改善された)

そんなある日、たまたま立ち寄った中古模型店で、ライトが白色LEDに改良されたマイクロエースのE231系「ベストリニューアル」東海道線仕様車の先頭車がジャンクコーナーに転がっていましたので、買ってきました。
これがあれば、うちのE231系宇都宮線のグレードを上げることが出来ると思いついたものの、先頭車単品での購入が困難なため実際の工作は棚上げになっていました。
E231系宇都宮線(上)と東海道線(下)
上がもとから持っていたE231系宇都宮線、下が今回ジャンクで購入したE231系東海道線(ともにマイクロエース)。各所の基本的な造形は両者でほとんど変わっていませんが、下の東海道線仕様には転落防止柵が付いたりトイレ下のタンク・抜き取り管が再現されたりと小手先レベルではかなりの改良が施されています。

E231系の床下/室内パーツ
今回 の工作では、前照灯がLED化された東海道線仕様車の床下パーツをそのまま宇都宮線仕様車に入れ替えて、少なくとも前面の見た感じをKATO・トミーテックの完成品と同等レベルまで引き上げることにしました。
まず両者を分解、トイレのない15号車(増結編成の宇都宮/高崎寄り先頭車)に用いるため、トイレ関係部品(室内のトイレ仕切り・床下のトイレタンク)を除去します。
その後、破損劣化の少ないパーツを組み合わせて、まず15号車を組み、その後編成中間に入る11号車を組み立てます。

その結果がこんな感じ。
前照灯が白色になり実感味の増した15号車(上)とある部品を組んだ11号車(下)
写真上が床下を組み替えた15号車、下が従来品のままの11号車(編成中部に封じ込め)です。白色LEDの効果はてきめんで、実車のHID灯の雰囲気がしっかり出ており、KATO・トミーテックの製品と並べても遜色ありません。

屋上のアンテナが折れていたりパンタグラフ破損していたりと、各所に傷みがみらえる当線のE231系ですが、とりあえず手持ちの部品で直せるところは直しましたので、このまま明日の運転会に持ち込もうと思います。

<おまけ>
マイクロエース渾身のトイレタンク
マイクロエースE231系東海道線の車端部。転落防止幌の実装など、他社がやらないところをいろいろ頑張っているのですが、気に入ったのがこのトイレタンク・抜き取り管が一緒になった車体取付アーノルドカプラー 。汎用性あるアーノルドカプラー車の車端部を引き締めるパーツとして、是非分売を期待したいところです。

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